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4月18日という日
奇跡は、夢で見るものだ。
塾講師の有間真は、ある新入生に心を奪われていく。それは彼のみぞ知る。閉ざされた過去によるものだった。恐竜が鳥に生まれ変わるように。きっと彼女も… 奇跡の意味を知るお話です。
今日は、特別な日である。そして、できることなら仕事になど行きたくない日でもある。時計を見ると、時間よりも日にちに目が行ってしまうのはこの憂鬱さを加速させる。… 4月18日。今日は晴れらしいと、時計が僕に示した。僕の心はというと、今すぐにでも雨が降りそうな天気だった。身支度をして、いつもより数倍か重く感じるドアを力任せに開いた。僕はアパートに住んでいるのだが、どうにも掃除がされていないらしく、雨風に晒された外壁の色は薄く黄ばんでいる。階段を降りると、一段、一段メシメシ鳴らすので、怖くてしょうがない。だけど、今日という日だけは、そんなものに怖がっているのは馬鹿らしいと思う。
僕は塾の講師をしている。今日はそこに新入生が来るのだ。別に新しい生徒が来るということは、何も悪くない。問題なのは、今日が4月18日であることだ。
―今から17年前 その当時僕には「平井夏」という恋人がいた。
これからは、平井夏に迫ります!有間にとって彼女はどのような人物だったのでしょうか!?急展開が待ち受ける次回にお楽しみください。




