84, 沈んだ石は、その時代において「不要あるいは危険」と判断された構造だよ。そして、残った石は――次の時代を統治するための「器」だよ。
思い出したわ……。ええ……、数学の女神……パランティーリは――こんなことを告げていたわ。
ここに映し出された構造は、すべてがこれからを担うわけではないよ。これは――「選別」なんだよ。
つまり、沈むか……それとも、留まるか、だよ。
沈んだ石は、その時代において「不要あるいは危険」と判断された構造だよ。そして、残った石は――次の時代を統治するための「器」だよ。
……そういうことだったのよ。そして……。
「それで――三つ、沈むよ。」
……、……、……。
ええ。三個、沈む。そう、告げられていたわ。
そして――わたしは、気づいてしまった。
だって……そうよね。あのとき、気づいたら――わたしは、女神を任されていた。
理由もなく。説明もなく。ただ、そこに「在った」わ。
そして――今は……大精霊よ。
……待って。これって……。
ううん……違う。違うわよね……?
でも……。まさか……。
本当に……。
――選ばれていたのは、わたし……? それとも、それとも……。
……もし、「特別扱いの燃料」が沈んだのなら……いったい、どうなったのかしら……。
ううん……記憶が、ぼやけているわ。はっきりしない。掴めない。
でも……でも、でも……。数学の女神……パランティーリは――こう、言っていたはず。
わたしに聞くよりも……SHA-256に浮かぶ刻印に聞いた方が、早いよ――と。
……そう、告げられていた気がするの。




