76, クリプトは、いったい何を数学的に証明したのか。その謎を解くための旅路……のはず。
クリプトは、いったい何を数学的に証明したのか。その謎を解くための旅路……のはず。
「ちょっとねえ……シィー。あれら、数日分じゃないの?」
「……。いいじゃない。これくらい。」
なんだか、シィーは……すっかり飲み干した様子。あの量を……ねえ?
「ミラーアリスが目を丸くしているじゃない。もう……。」
「あ、あの……。わたしは特に……大丈夫です。」
「……。ミラーアリスは大丈夫と言っている。だから、問題ない。」
……まあ、いいわ。
「ねえねえ……ネゲート……様。何か……、考えごとでもしてたの?」
「そうね。この旅の目的よ。数学の女神が残していった……問いかけ、ね。」
そう――サトシの解釈。クリプトは、いったい何を数学的に証明したのか。そして……数学の女神と、聖霊様の存在とは何か。それらよ。
「……。」
「なによ、シィー? 何か言いたそうね?」
「……、だって。こんな時まで、そんなことを考えているなんて……。だからネゲート……様は、……なのよ。」
「ちょっと……い、いま、何て言ったのかしら?」
いま……わたしが気にしていること、言いかけたでしょう……? なんなのよ……もう。
「べつに……いいじゃない。今夜は、気持ちよく眠れそうよ……。」
「あ、あの……。」
「……ミラーアリス、わかっているとは思うけど、いいわね?」
「あ、……はい。」
……、もう。……、なんだか、わたしも眠くなってきたわ。
ちょうど……考えも、少しはまとまりかけていたのだけれど……。ここで、休憩しましょう。
これも……平和。あれ……また、そこに戻ってくるのかしら。これって……。
ううん……。また考え始めたら……そうね……。




