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デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: パランティーリ
第十二章:SHA-256に浮かぶ刻印 ―― デジタルゴールドの役割
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76, クリプトは、いったい何を数学的に証明したのか。その謎を解くための旅路……のはず。

 クリプトは、いったい何を数学的に証明したのか。その謎を解くための旅路……のはず。


「ちょっとねえ……シィー。あれら、数日分じゃないの?」

「……。いいじゃない。これくらい。」


 なんだか、シィーは……すっかり飲み干した様子。あの量を……ねえ?


「ミラーアリスが目を丸くしているじゃない。もう……。」

「あ、あの……。わたしは特に……大丈夫です。」

「……。ミラーアリスは大丈夫と言っている。だから、問題ない。」


 ……まあ、いいわ。


「ねえねえ……ネゲート……様。何か……、考えごとでもしてたの?」

「そうね。この旅の目的よ。数学の女神が残していった……問いかけ、ね。」


 そう――サトシの解釈。クリプトは、いったい何を数学的に証明したのか。そして……数学の女神と、聖霊様の存在とは何か。それらよ。


「……。」

「なによ、シィー? 何か言いたそうね?」

「……、だって。こんな時まで、そんなことを考えているなんて……。だからネゲート……様は、……なのよ。」

「ちょっと……い、いま、何て言ったのかしら?」


 いま……わたしが気にしていること、言いかけたでしょう……? なんなのよ……もう。


「べつに……いいじゃない。今夜は、気持ちよく眠れそうよ……。」

「あ、あの……。」

「……ミラーアリス、わかっているとは思うけど、いいわね?」

「あ、……はい。」


 ……、もう。……、なんだか、わたしも眠くなってきたわ。


 ちょうど……考えも、少しはまとまりかけていたのだけれど……。ここで、休憩しましょう。


 これも……平和。あれ……また、そこに戻ってくるのかしら。これって……。


 ううん……。また考え始めたら……そうね……。

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