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デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: パランティーリ
第十二章:SHA-256に浮かぶ刻印 ―― デジタルゴールドの役割
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72, 封鎖された燃料経路の開放は難しい――数学の女神が話した通りになったわ。

 久々の明るい話題――封鎖された燃料経路が開放されたという件。ええ……そんなものは、見事に「話だけ」だったわ。


 表向きの下位の者と交渉しても、まったく意味がない。地下に潜っている上位の階級の者が首を縦に振らない限り、開放されることは――絶対にない。


 これも……数学の女神が話していた通りになった。そして……そこには、もうクリプトの話はなかった。それだけは……少し、安心していたのよ。


「ねえ、ネゲート。もう、この燃料経路は前のようには戻らないね。つまり……本当に、クリプトの支払いになるかもね。」

「……。また、そこにクリプトなのかしら?」

「そうだよ。しかも……全部がミックスで消えそうな勢いだよ。」

「ぜ、全部って……。」

「でもね、それでいいんだよ。そう……それでこそ、だよ。」

「えっ……?」

「そうだよ。あのようなやり方でも、クリプトのミックスだけは『換金できる』からね。それが……すごい誘引剤になっているんだよ。」

「……。」

「それには、誰も抗えない。本当に今しかない……それこそ千年に一度の、千載一遇の好機だからね。気づいたときには……膨らむように集まってくる。見ていればわかるよ。」

「……。」

「実際にだよ、クリプトのミックス以外では、すぐに凍結される。換金なんて、満足にできないからね。」


 そう……。こんなふうに、時々おかしなことを言い放つのが……数学の女神だった。


 これでは……クリプトが、通行料の換金の機会を与えているようなものじゃない。でも……それでいいと、数学の女神は確信していた。


 でも……これって……。このあと、間違いなくSegWitが次の手を打ってくる。そう考えると……。


 そうよ……。秩序の再構築へ移行する、少し前だったかしら。


 SegWitの周辺で、クリプトのミックスを一時的に容認するような動きがあったのよ。そのときは……ただ、違和感しかなかった。なぜ……そんなことを?


 でも――。


 そういうこと、だったのよ。

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