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思い出の中の貴女

カム視点です。


ただ一人で雨が降る外を眺めていた。


講師の授業がない為、財務補佐として仕事を終えてから学園に戻ろうとしたが、リリー様にブロッサム邸まで来て欲しいと呼ばれてここに居る。

でも彼女はまだいない。


折入った話があると言っていたが…恐らくお嬢様の事だろう。


お嬢様が俺と話した後に倒れた。

やはり調子が悪かったのだろう。

なのに、俺は傷ついたロザリア様を追い掛けようとしなかった。


…本当は彼女を支えたい。


そう思ったが、それではいつまでもお嬢様は俺から離れない…いや、俺が離れられないんだ。


こうでもして突き放さないと、彼女に縋りそうになる。

そんな気持ちのままでは駄目なんだ。


やはり伝えない方がよかったかもしれない。

“お嬢様が学園を卒業して二人の婚姻を見届けてから公爵家を継ぐ”とブロッサム公爵様に返事をすればよかった。


あの子はまだ心が不安定だから。


噂に振り回されて、あの場で伝えたのが不味かった。

いや、いずれ分かる話…避けられなかった。


でも噂さえなければ、お嬢様と今まで通りに過ごせたのに…。



※※※



「カム様、わたくしの婚約者になってくれるかしら?」


初めは何を言っているのか分からなかった。


講義が終わって片づけの最中にレティシア様からの申し出。


突然の事に固まってしまう。

周囲にはまだ数名の生徒が残っており、俺達の様子を見て勝手に盛り上がっていた。


でもそんな生徒たちに目もくれず、俺は真意を確かめる為に彼女を見つめる。


返事を待っているレティシア様はただ優雅に微笑んでいた。


周りには好意を寄せている乙女に見えるだろう。


でも俺を見つめる目はとても好意的に思えるものではない。


寧ろ敵を見る目に近い?

いつもこの人が俺を見る目はそんな目だ。


だから今の言葉は冗談と思った。


これ以上騒ぎにならぬよう先に他所の生徒へ教室に戻るよう伝え、この場は俺とレティシア様だけになる。


そして彼女に返答した。


「…申し訳ありませんが、貴女と婚約は無理でしょう。今の俺は訳があって家の許可が貰えません。レティシア様は良いお人柄ですから、いずれ相応しい御方が現れます。ここで適当に選んではいけませんよ?」


「まあ酷い。これでもわたくしは貴方との将来を考えたのに、冷めた言い方をなさるのね?」


レティシア様は傷ついたような言い方だが、表情は微笑んだままだ。

本当か嘘かはそこで分かる。


「…貴女が俺を選ぶ理由がありません。以前の婚約パーティーでも思いましたが、まるで誰かを煽る為に俺に近づいているとしか思えないのですよ?」


そう、まるで何か狙って俺に近づいて来た。

あの場では気づかなかったが、後でよく考えるとただ違和感だけが残る。


ロザリア様にとってレティシア様はライバル。

レティシア様もそれは知っているだろう。


どうしてロザリア様の従者である俺にダンスを申し込んだのか?


直感でこの人を信用するのは危険だと思った。


俺が警戒しているのが分かっていても、レティシア様は笑顔だ。



「そこまで分かっているのに、どうして彼女の傍にいないの?騎士はお姫様を守るのがお仕事でしょう?」


そして痛いところを突いてくる。


「…その役目は俺ではありません。」


…ロザリア様を守るのはもう俺じゃない。

その役目は婚約者であるルーベルト殿下だ。


「フフッ…健気な騎士ですこと。でも、それはそれでいいのでしょうね?愛は一つだけじゃないわ。」


レティシア様はにっこりと微笑んだ。


まるで聖母のような表情をするレティシア嬢に怖気づく。

なぜ怖いと思うのだろう?


「…でも、覚えておいてくださいね?愛の形は一つではない。時には見送る愛も必要よ?与えて報われることだけが愛じゃないわ。」



― 愛は見返りを求めない。 ―


そう言いながら立ち去るレティシア嬢の言葉が俺の胸に刺さった。



※※※


外の雨はまだ降り続いている。


雨にうたれる地面を見ながらある人を思い浮かべた。



『…愛とは一体何だろう?』



あの母に愛があったのだろうか?


母は俺に優しい人だった。


でも…どんなに優しくても、母の目は俺を映していない。

何処かフィルター越しで何かを見ているようだった。


小さい頃は離れの館に母と俺だけで暮らしていた。

だけど父と兄は本館にいる。

家族が半分に分かれていた。


そんな状況を子供の俺はおかしいと感じていた。

きっと母と俺に何かある。


子供ながら理解していた。


でも父と兄は俺たちを見捨てたわけではない。

時折様子を見に来て、癇癪を起した母に追い出されていた。


流石に兄まで追い出すことはなかったが、母は兄を無視していた。

兄は居づらそうだった。


『何故、俺達は別れているの?』と何度、兄に聞いただろう?


兄は『分からない』としか答えなかった。


そして理由が分からないまま、母は自害した。


その後、俺は本館へと移り父と兄と暮らすようになったが、その頃から余計に自分に何かおかしいと感じることが強くなった。


だから落ち着いた頃に父に訳を聞き出した。


そして自分の出生を聞いて、今までおかしいと思った事がようやく明らかになる。

そう、靄が消えた様に違和感の正体が分かった。



ああ…自分の存在が“おかしい”のだ。



その話を聞いた日から俺は初めて母を憎んだ。

身勝手に他所で子供を作り、父と兄を苦しめる。

そんな母に憎悪を抱いた。

そしてその子供である自分も…。


でも、父は俺を憎まなかった。


『もともと貴族と言うのはそういうものだ』


そう言って俺を“家族”と言う。


憎んでもいいはずなのに…。


母を奪われて一番許せないはずの兄さえ俺に怒りをぶつけなかった。


普通に俺に接してくれる。



何故、憎まない?何故、そんなに優しく出来る?


父と兄の前に立っていると自分が世界で一番醜い存在と思えた。


一番醜い存在。


心の中はいつも母の憎悪と父と兄への懺悔しかない。


こんな俺は存在していけないと思った。


でも、母の様に自害する事が出来ない。

最初はそうしようと思った。だが、父と約束した。


― 約束してほしい。お前まで居なくならないでくれ? ―


哀しそうに言う父のその言葉に、俺は泣いて何度も謝った。


そして父と約束した後、俺は名前を変えたいと願った。


こんな憎んでいる母の恋人の名など聞きたくない。

俺にとってこの世で一番憎んでいる名前だ。


父はその願いを聞き入れてくれて貴族たちに根回した。


クラベル家の大主であるグラジオ・ブロッサム公爵に訳を話し、味方になってくれたお陰で、王家からブロッサム領地全般の貴族に根回しが出来た。


貴族たちへ根回しする前に俺の名前をどうするか?


父と兄で徹夜になるほど悩んだ事が思い出に強く残っている。


完璧に名前を変えた方がいいか?それとも一部だけ変えるべきか?

でも洗礼式は終えていて、貴族名簿に登録された名を変える事が出来ない。

もし指摘したされた場合はどうするのか?


とても悩んだ。


結局、試行錯誤した結果…


『よし、“カム”にしよう。』


『父様、それペットの名前に聞こえます。』


『俺は名前をつけるセンスがない、愛称に聞こえるし、これで行こう!』


兄の突っ込みを無視する父に笑いが込み上げる。


『あ、お前の笑うところを初めてみた。』


兄が俺を見ながら嬉しそうに笑う。

そんな俺たちに父も楽しそうに笑った。


初めて楽しいと思った。

初めて嬉しいと思った。


そして俺はカルフェン・クラベルを“カム・クラベル”と決めた。


そしてカムとして本邸に暮らすが、親子三人で楽しく暮らせるわけではなかった。


俺はクラベル家の息子だけど、男爵の娘と平民の子供。

父の血を引いていない。


当然、使用人たちの目が痛く刺さる。

父と兄がいないところで陰口があった。


父と兄は必死に守ってくれたけど、流石に男としてずっと守られているばかりではいられない。

馬鹿にされない様、必死にクラベル家子息として勉学に励んだ。

でも、使用人の陰口が酷くなり親戚にまで及ぶことになった。


そしてある日、親戚の集まりで一人の子息と揉み合った。


『お前など阿婆擦れ女と下賤な平民の子だ。由緒正しいクラベル家に相応しくない!』



由緒正しきクラベル家に下賤な血の子供はいらない。


その言葉が酷く胸を抉った。


その後、俺は一人部屋に籠った。

この件で父と兄は心配してくれて、『気にしないで良い。あいつは二度とここには来ない。』と言ったが、子息の言い分は間違っていない。


俺はクラベル家に居てはいけない存在だ。


だから俺は自立しようと、その日から猛勉強を始めた。


自害は父と約束したから出来ない。

でも貴族として俺は相応しくない。


ならば、貴族の籍だけ置いて貰って文官なり職を手に入れれば独立が出来る。

一人なら誰も迷惑を掛けない。


そう思って一人誰と接することなく部屋に籠って勉強した。

時には王立図書館へ行き黙々と勉学に励んだ。


そして学園入学前、父に学園を卒業後にこの家を出たいと願った。


話を聞いた父と兄は凄く慌てた。


何度、『お前の居場所はここだ』と言われても、揺るがない。

そんな俺に父は困り一度席を外した。

すぐさまブロッサム公爵の元へ行ったらしい。


翌日ブロッサム公爵が俺に会いに来てくれた。


『君は過去の上位文官の試験問題を殆ど解けるそうだな?それだけ優秀なら文官は勿体ない。どうだ、私の仕事を手伝ってくれないか?』


財務大臣であるブロッサム公爵の補佐など、誰もが欲しがる仕事だ。

こんな自分に相応しくない。

当然、断ろうとしたが、ブロッサム公爵はなお言葉を続ける。


『…今、中々家に帰れなくて娘に会えない状態なんだ。このままでは娘に嫌われる。人助けと思って来てくれないか?いや、本当に今からでも来て家に住んでほしい。このままだとあの子まで口を聞いてくれなくなる。ちゃんと給金は出すからどうだ?私を助けてくれ。』


必死に願うブロッサム公爵は嘘に聞こえなかった。

そして、子供に会えないと言う言葉に俺は母を思い出す。


父は仕事で帰ってこられなかったから母は間違いを起こした。


確かブロッサム公爵には娘が二人いる。


その娘達も大人になったら母の様になってしまうのか?


あんな愚かな女になるのか?


そんな可哀相な事をさせたくない。


俺の様な存在を他でも作って欲しくない。


無意識に了承した。


すると、ブロッサム公爵は凄い笑顔になる。


思い詰める俺にブロッサム公爵は気を遣ってくれたと思ったけど、彼は本気だった。

そう本気…まさか、その日にブロッサム家に行かされるとは思わなかった。


普通はお互いに行く準備が整ってからではないのか?


ブロッサム家に連れて行かれる時、「週末は絶対に帰って来いよ?」と父は寂しそうに言うのをみて、追い出されたわけでさそう。


心情は複雑だ。


そして俺は王都のブロッサム家に行った。


屋敷の中に入ると主の帰宅に使用人たちが出迎える中、奇声?らしき声が玄関ホールに響かせる。


その声に目を丸くした。そして…


『お父様!今日は早く帰ってくると言っていたくせに遅いわ!どれだけわたくしを待たせればいいのよ!?』


怒りながら少女が階段を下りてくる。


肩下まで波打った綺麗な金髪を大きく揺らし、吊り上がった目の中に明るい琥珀色が輝いて見えた。


そしてブロッサム公爵の元に来て更に怒鳴る。


『今日はわたくしの為に従者達を連れてくる約束でしょう?なのに、一人しかいないじゃない!少なすぎるわ?』


父親に怒る娘の頭から湯気が噴き出す様なものが見えた。

…目がおかしいのだろうか?


『すまない。今日は別件で連れてきてないんだ。また今度な?でも、ロザリアも従者を大切にしないといけないぞ?勝手に辞めさせたのは、これで何人目だい?』


…この娘…問題児っぽいな…?


『知らないわよ!勝手に辞めてく方が悪いわ?もう、お父様の嘘つき!知らない!!』


『そんな事言わないでくれぇ?それよりロザリア、今日からここで一緒に住む子だ。挨拶しなさい。』


こんな雰囲気の中で俺と挨拶するのか?…この子、挨拶が出来るのか?出来るよな?公爵令嬢だし…


ロザリアと呼ばれた少女はやっと俺の方に向いた。

そして何故か驚いたように目を張る。どうしたのだろう?


『ちょっと、そこの顔だけの男、わたくしの従者になりなさい!!』


小さな指を俺に向けて言い放つ少女に絶句した。



…冗談だろう…?


貴族令嬢の礼儀が出来ていない。

普通は立場が下である俺の挨拶を聞いてから話すだろう?


でも、何故か面白く感じた。

だから少し意地悪な顔を見せたかもしれない。


『随分な口を利くお嬢様ですね?教育し甲斐がありそうです。』


俺の顔を見て唖然とするお嬢様がとても可愛らしかった。


その様子をみてブロッサム公爵は俺を補佐の勉強兼、ロザリア様の従者にした。


『本当は従者にするつもりは無かったが、カムならロザリアと上手くやって行けそうだから、そうしたんだ。』


その事を後日聞かされた。

俺の余計な一言に火が付いたそうだ。


でもそれが凄絶な日々への誘いだった。


当初のお嬢様は、もう我儘・傲慢と言う名の相応しい令嬢だった。

上級貴族なら普通かもしれないが、従う身になれば身が持たない。

執事長のハーンさんと協力して徹底的にお嬢様を矯正させた。


うん。これに関して俺は凄く頑張った。

自分を褒めたくなるぐらい大変だった。


でも、一緒に過ごしていくうちに気づいたことがある。


ロザリア様は我儘だけど公爵令嬢として常に意識をして役目を全うしようとしている。

勉強・マナーは怒られることもあるが真面目に受けコツコツこなしている。

そして幼いながら社交性のある性格で、親戚の集まりの相手を難なくこなしていた。

(普段の言動は令嬢以下だが…。ゲフンッ)


これは驚いた。

お嬢様はまるで目的がある様に必死になって勉強している。

不思議に思って聞いてみるとお嬢様は『当然』と言った。


『公爵令嬢だもの、将来は何処かの王家に嫁ぐわ。それがわたくしの使命なの。』


彼女は他所に嫁ぐと決めている。


その様子に執念らしいものを感じた。


時折ロザリア様は心あらずな目をしている事がある。

その執念に関係があるのだろうか?


ブロッサム公爵家で過ごすと、色々とこの家の内情を知ることになる。

ロザリア様も複雑な環境の中で過ごしていた。


領地に母親と妹がいるのに一人で王都に暮らしている。

ロザリア様と一緒に領地の家へ行っているが、ロザリア様は母たちと少し話してすぐ王都に戻ってしまう。


まるで母親の元に居たくないようだ。


奥様は病弱だが結構気性が激しい。妹のリリー様はいつも暗く俯いて話した事はほとんどない。


…だからだろうか?


ブロッサム公爵も夫人を避けているし、ここの家も複雑だった。


そう言う理由からお嬢様も自分の心を守る為に我儘に振舞っているのかもしれない。


彼女と過ごす度にそう思う様になった。


自分と違う悩みを小さい彼女は耐えながら必死に己を保とうとしている。


この子は我儘でも傲慢でもない。


まわりに自分の弱さを気づかれない様に必死に振舞う。


こんな俺よりも7つ年の下の子が必死になって貴族として使命を果たそうとする。


健気で純粋な子…そして俺と同じ孤独な存在。


…この子を守りたい。


気が付いたら初めて自分ではない誰かを守りたいと思った。

この気持ちがどんな意味を持つか、初めは気付かなかったけど…。



月日は経ち俺は前世の記憶…“嘉月”として思い出す。


この世界は妹、紗月がはまっていたゲームの世界。

そして俺が仕える主人は悪役の父親で、その娘は悪役令嬢『ロザリア・ブロッサム』


それに気づいた時、俺は色々と確かめた。

そして確信して一目散にお嬢様の元に行った。


お嬢様を悪役にさせない為に。


そしてシナリオ通りにロザリア様はルーベルト殿下の婚約者となる。

フラグを折れなかった俺に対してお嬢様は言った。


『カムの話を信じてあげても良くってよ。付き合ってあげるわ』


普通ならおかしい人と見られても仕方ない話をお嬢様は信じてくれた。

そしてお嬢様と一緒に作戦を練ってシナリオを壊していく。


そんな事をしながらお嬢様と一緒に過ごす日々はとても楽しかった。


思考錯誤して話し合う度に彼女の心が近く感じた。


俺に甘えるお嬢様を何度可愛いと思ったか。


俺を頼るお嬢様に少しでも応えたくて必死になった。


お嬢様の隣で一緒に目標へと歩んでいく。


こんな些細な事が幸せだと思った。


温かく満たされた毎日。


俺を必要としてくれるお嬢様に、何度心を救われたか分からない。


でもそれはもう終わり。


シナリオは殆ど折れて、お嬢様が悪役令嬢になることはない。


ヒロインと仲良くしているみたいだし、他の攻略対象者達と悪役令嬢達の仲も良好だ。


そしてルーベルト殿下はお嬢様を心から想ってくれている。


これがお嬢様のハッピーエンドではないか?


だから俺の役目は終わったんだ。



「…。」



気付かなければ良かった。


こんな気持ち…俺が持ってはいけないものだ。


何度も思った事がある…もし、お嬢様がルーベルト殿下の婚約者でなければ、お嬢様の隣に自分が居たのか?


…答えは既に出ている。


俺は貴族の血を持っていない。


どんなに彼女を想っても、公爵家のお嬢様の相手にはなれない。


いくら旦那様とリリー様が良いといっても…どんなにお嬢様が俺を慕ってくれても…駄目なんだ。


もし一緒になれば、ロザリア様は俺と同じように責め立てられる。


下賤な血は公爵家に相応しくない。

俺が味わったことをお嬢様にも遭わせたくない。


だから突き放す必要があった。

それに俺が居なくてもロザリア様にはルーベルト殿下がいる。


ルーベルト殿下がお嬢様に好意を寄せたくれた事に安心した。


たとえ今、心を痛めてもいつかは癒される。

お嬢様の隣にルーベルト殿下がいるから大丈夫。



自分の胸の痛みは取れない…でも自分では彼女を幸せに出来ない。



これでいい。


彼女にとっても、自分にとっても。



「…だから、どうか幸せになってください。…貴女は俺が愛した人ですから…。」



見送る愛もあるのだから…。



お読み頂きありがとうございます。



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