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【完結】江ノ島ものがたり(6608文字)  作者: みかづきみらい


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十話

 寺を後に平坦になった道を進むとまた下りの石段があり、少し降り立った付近から左手側を眺めると島の断崖絶壁と太平洋の広がりを見て取れるが今は月夜の光の中にその輪郭しか見て取れない。


遠くには海面の乱反射の光と波飛沫の色が見え隠れしている。


 石段を下がり切った駱駝の凹部の様な場所に出ると数件のお土産屋がある。


 裏参道への道と岩屋洞窟への標識がある。先には再び上りの石段が行く手を塞いでいる。石段を上り切って数件の飲食店を後にして更に奥に進むと江ノ島神社の奥津宮に辿り着く。


 戻りの途、途中の寺に寄ってみることにした。

 寺の門を入ると新年用に設置された小さな出店が迎えてくれた。人も疎らな寺院の玄関を入ると本堂への上がり口があった。


 やや大きな上がり口の右側には遠慮がちな小さなお土産コーナーがあり上がり口の中央左隅には大きなお賽銭箱が鎮座していた。

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