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第九十話 〜作戦会議〜

おはようございます!!

フローラの戦闘が打撃系との話からどんな立ち回りがいいのか、どのポジションがいいのか話し合います。

封印を解きに行く計画もあらかた作戦会議終了です!

フローラの戦闘力は後のお楽しみです!!

……え!?打撃系!?

 打撃って、打撃だよね!?フローラのその見た目からは想像もできない言葉だった。確かに前に、群馬支部でも1位2位を争う実力の持ち主と聞いていたけど、物理攻撃とは思わなかった。

 妖精だし、小さいし、完全に魔法的な何かを使うと思っていた。


「基本は打撃だけど、妖精は回復もできますよー?」


 私がびっくりした顔をしているもんだからか、フローラは回復もできると付け加えてくれた。


「回復か!すごいすごい!いいね!私の回復術式はまだまだだから助かる!打撃にはびっくりしちゃったけど!」


 こうなると、どのポジションがいいのか私には判断がつかない。回復薬として後衛?打撃だから前衛?


「術をかけてから回復するまでの時間ってどれくらいなんだ?」


 私が迷っていると、師匠がフローラの回復について質問していた。


「うーん。妖精の特殊能力みたいなものだし、呪文とかも必要ないから、1秒もかからないんじゃないかなー?」


 へえ!!すごい!私の回復術式は回復終了まで30秒はかかる。速攻性で言ったらお母さんより早いかも…。


「…そうか。それは使えるな。」


 師匠はつぶやいて、こう続けた。


「フローラ。あんたは雪と一緒に中衛だ。」


 師匠の言葉に、空亡とお姉ちゃんは頷いていた。私だけ何やら理解していない。教えて欲しい。


「どうして、中衛なんですー?恭弥様と組んでいた時は基本ずっと前線でしたよー?」


 当人が直接聞いてくれた。フローラ、ナイス!!


「フローラが恵慈と組んでいたって言っても、基本恵慈は戦えないでしょ?必然とフローラが出張るしかないのよ。隊長副隊長と一緒の時もそうだけど、フローラが1番前衛向きだったのよ。」


 へぇ、お父さんお母さんとも一緒に戦ってたんだっけ?どんな戦いするんだろう。


「なるほどー。このチームにはワタシ以上の前衛がいるってことなのですねー?それが空亡様と賀茂様ってことですかー?」


 フローラは話を理解して確認をした。


「そうね。うちのチームには超前衛と言えるのがその2人ね。賀茂に関しては好き好んで最前線へ行きたがるバカだけどね。」

「あ!?おい!?」


 師匠はお姉ちゃんの言葉につっかかったけど、お姉ちゃんは無視して話を続けた。


「それでね、チームの回復役ってすごい重要な立ち位置だから、本来なら後衛がいいんだけど、フローラは前衛もできるし、回復の時間が短くて使い勝手がすごくいい。だから、前後衛の中間で双方のフォローをしてもらおうってことね。」


 なるほどー。すごくわかりやすい。さすがお姉ちゃん!


「でもね、私もやっているからわかるけど、中衛ってすごく大変なの。前だけ見てちゃダメだし、後ろを気にしすぎてもダメ。全体を俯瞰(ふかん)して見ないといけない。」


 中衛ってそんなに大変なんだ。お姉ちゃんは結構普通にこなしていたと思うけど、やっぱり大変だったんだ。私も迷惑かけないように立ち回れるようになりたいな。


「そうなんですねー。ポジションについては了解ですー!」


 フローラも大変さは理解して、やる気もあるようだ。


「その粋よ。でも、フローラならできるっていう気持ちもあって推薦したのよ。きっと大丈夫よ。」


 お姉ちゃんは師匠の方をチラッと見て話した。師匠は少し照れくさそうな顔をしてテーブルに肘をついて口を尖らせている。


「そうですかー!ありがとうございますー!精一杯がんばります!!」


 フローラはやる気満々で気合いを入れていた。


「じゃあ、前衛に空亡と師匠、中衛にお姉ちゃんとフローラ、後衛に私とソラって感じでいいかな?」


 私は今の話をまとめに入る。みんなからも意義なしとの意見をもらい、新たなチーム編成については終了した。


「さて、じゃあ最後に何か必要なことはありますかね??」


 基本的には問題ないだろうから、軽く聞いてみよう。師匠はすでに戦うことにうずうずしている様子。空亡は現代の状況を完全に理解していない。よって、フローラとお姉ちゃんが頼りだ。

 2人と話をすると、まずは長老に決行日時を決めて報告する必要があると。それから、警察やら防衛省への通達から周囲一帯の封鎖をお願いする。それは最重要であるとのこと。空亡の演説でも、人払いをしてから実施すると言っていた。周囲の人への配慮がこの計画の条件だ。

 となれば、まずは長老に相談だな。警察や防衛省はいつから動けるのか確認する必要があるだろう。それに合わせて私達の計画を遂行することにしよう。


「ご協力ありがとうございました!あらかた方針は決まりました!とりあえず、長老に話をしてきますね!」


 そう言って、今回の会議は解散とした。長老からの返答後、再度集まるということにして、今日は各々の仕事に戻っていった。師匠はうずく!!っとか言って、妖怪退治に行ってしまった。

 お姉ちゃんとフローラはその場でまだ話している。積もる話もあるだろう。そっとしておこう。

 私と空亡は大臣室へと向かい、今日の内容を報告することとした。

 全然関係ないけど、極姫は空亡の腰に刀の形で収まっている。普段はうるさいけど、このスタイルでいるとすごく落ち着くのか静かになってくれる。

 空亡には少し面倒だが、基本はこのスタイルでいてもらうことにしている。

ここまで読んでいただきありがとうございます!!

もう少し作戦会議とその後の準備が必要そうです。

未来も充実した日々を過ごしているみたいで何よりです!

これから色々な困難が立ちはだかりますが、応援してください!

次回は11/4朝アップします!!

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