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work002 お留守番

テュノンたちが大掛かりな錬金術の実験に挑んでいた頃。

外周封鎖に王国軍の全軍が割かれ、王都の防衛は時計塔にいるの2人に託されていた。


「ねえ、ガレスちゃん。」


「...ん?」


「私達ってお留守番?」


「...防衛だ。」


ファブは周囲を見回す。


「誰も来ないと思うけどなー。」


「...」


ファブの目が細くなる。

27kmの円環が生き物のようにうごめきだした。


「始まったみたーい!」


「...」



「ガレスちゃん。」


「...なんだ?」


「これ、“お仕事感”ある?」


「ある。」


「私はなーい!」


ファブは塔の縁に腰掛け、足をぶらつかせる。


「だって、敵来ないもん。」


軽く頬杖をつく。


「...」


「"抑止"って、実感ないのよねー。」


「...」


「...ねえ。」


「...」


「今、王都ってスッカスカでしょ?」


「...あぁ。」


「そこに私達2人だけ。」


ファブはチラッとガレスを見る。


「責任重大だね!」


「...問題ない。」


「なんで?」


ガレスは短く答える。


「ファブがいる。」


ファブの口角が上がる。


「むふーーーっ!!!」


と言いながら俊敏に立ち上がり、仁王立ちからの軽く肩を鳴らす。


「じゃあ、侵入者の相手は全部私がするわねー!」


「...任せる。」


ファブは満足そうにVサインしながら飛んで行った。


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