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幼馴染の三つ上のお兄ちゃんと十五年後の合コンで再会した話  作者: くろくまくん


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1/7

プロローグ〜彼氏が欲しい!!〜

初めはこれは、チヨが幼かった時のこと。


近所に住む三つ上のコウ兄ちゃん。


優しくて、カッコよくて、


チヨは、そんなお兄ちゃんが、大好きだった。



◯登場人物


チヨ

7歳


コウ兄ちゃん 

10歳

「コウ兄ちゃん! チヨも……チヨも一緒にいく! 離れたら淋しいやろ??」


「あんなチヨ……できたら一緒に行けたらいいんやけどな。チヨの父ちゃんと母ちゃんが許してくれんやろ」


 なんで? なんでなん? 好きやのに一緒に行ったらあかんの?


「もしかしたら、大きくなったらまた会えるかもやからな……」


 もしかしたら、って何? 絶対会おうなって言うてよ。なんでそんなテキトーなん!?



◇ ◇ ◇



「コウ兄ちゃん……あっ」


 またこの夢だ。もういつのことよ〜……てか、絶対私のことなんか忘れてるよね。という私も、アイツの顔覚えてないよ〜、だって何年前?? 私が今22歳だから……15年前ね!! そりゃあんな小さかった私が、こんな大人にもなるわけだ。


 コウ兄ちゃんが三つ上だから……今頃25歳か〜。まぁどうせ私のことなんか忘れて合コン三昧で遊びまくってるんじゃないのかな〜。


「チヨ〜!! 朝ごはん出来とるよ〜! 仕事間に合わんくなるよ〜」


 私が寝てる、私の部屋は二階で、一階のリビングから母親の呼ぶ声が聞こえた。ちなみにこの家には私と、母親と、お婆ちゃんの三人が住んでいる。女三人暮らしという感じ。


「はぁ〜い!」


 母親に返事をして、私はベッドからもぞもぞと出て、下に降りていく。お婆ちゃんは私が仕事に行く時間はいつも寝ている。お年寄りが皆んな早寝早起きなわけじゃないのよ。


 朝ごはんは目玉焼きと、ご飯と味噌汁、漬物を少し。ホントは焼き魚とか欲しいところだけども、作ってもらえてるだけで感謝だ。休みの日は私が作ったりもするんだけどね。朝ごはんをパパっと食べる。


「ごちそうさま〜」


 歯みがきをして、顔を洗って、洗面台で髪をとかし、ついでにそこで化粧をする。私の職場は制服なので、通勤は私服なのだ。


 そうそう、私の仕事は……エステティシャンなの。奈良県の橿原かしはら市というところに今は住んでるんだけど、同じ市内のエステサロンに勤めている。


 通っていた美容専門学校の斡旋あっせんで就職してからちょうど二年、一応大手なので安定はしてると思うし。先輩達は厳しいし、決して楽な仕事ではないけども、やりがいはある。


 あと、専門学校の同期の友達も二人、同じ職場にいるので、一人きりじゃないのも良かったのかも。


「いってくるね〜」


「はい、いってらっしゃい。気をつけてね」


 母親は元々はフルタイムの仕事をして、私を育ててくれたんだけど、一度体調を崩して入院してからは、あまり無理しないようにとパートタイムでスーパーのレジの仕事に行くくらいにしてる。二〜三時間くらいかな。


 私が中学生の時に離婚をして、それから女手ひとつで私を高校と、専門学校にも通わせてくれた。


 だから、これからは私が目一杯、親孝行をするの。親孝行と、お婆ちゃん孝行、かな? なんだけども……それもあるけれども!!



◇ ◇ ◇



 仕事が終わったあと、同期のユカリとヒナと、駅近くのカフェで休憩をしにいく。


「あぁ〜、今日も疲れたね〜! 私マッサージ行きたい〜」


 と、言ってるのはユカリ。専門学校の同期で卒業後、一緒に就職した。とても美人で賢いし、三人の中では一番モテる!! 羨ましい!


「結構、肩こるよね〜。私、月イチくらいでマッサージ行ってるよ」


 こちらはヒナ。美人……という感じではないけども、おっとりしていて凄く優しい子。それに胸が大きいのだ! これも羨ましい!


 という私は美人でもなく、胸も大きくなく、んー、スタイルは悪くはないのかなぁとは思うんだけど。でも……でもでもでもでも!


「彼氏欲しいよね〜!! ユカリ、次の飲み会いつなの〜?」


 飲み会というのは……まぁ、合コンのことである。ユカリは凄くモテるんだけど、固定であまり彼氏はいないらしく、交友関係も広い分、頻繁に飲み会をセッティングしてくれるのだ。


「チヨってば、飲み会飲み会ばっかり言ってたら飢えてると思われちゃうよ〜。あ、でも前に四対四で誘われてたのがあったような……ちょっと確認してみようか?」


「おっ! 四対四ですと! それはちょうどいいんじゃないですかぁ〜! 多くもなく、少なくもなく。頃合いの人数ではないのですかぁ〜」


 飢えてると思われようと構わないのだ。だって彼氏いないよりはいたほうがいいんだもん。


「あっ、ちょうど専門学校の時の同期のチカだよ。大阪に引っ越した。チカからのお誘いで四対四です〜、人数ぴったり! さぁどうだ!」


「「いく〜〜っ!!」」


 こういう時の私達はとても気が合う。まぁやっぱ同じ職場で苦楽を共にしているからもあるのかな。


「おしっ、じゃあチカに返事しとくね〜。まだ日程は調整って書いてるけど、たぶん来週の週末くらいじゃないかな?」


 というわけで、ユカリ経由で、専門学校の同期のチカちゃんに合コンをセッティングしてもらうことになった。


 さぁさぁ、どんな四人が来るのかな〜??

エステサロンで仕事をしているチヨ。


同期のユカリ、ヒナと共に、


専門学校の同期だったチカが主催の合コンに参加することになった。


ん? ん? 三つ上のお兄ちゃんはどこいった?

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― 新着の感想 ―
第一話読みました。 今回は女子がヒロインなんですね。 それも4人のかしまし娘たち(笑) 22歳の同コンなんて、とってもいい時代ですよね。 恋して泣いて笑って怒って、この4人含めヒロインのチヨちゃんはど…
応援に参りましたー。 新連載頑張って下さいませー。 ゜+(人・∀・*)+。♪ 次は恋愛だぁ。 多分、コウ兄が出てくる予感。 (≡゜∀゜≡)出るー?
 さっそく拝見に参りました。可愛い三人娘が出て来てワクワクしております。合コンには一度も行ったことがないので、どのような感じなのか次回も楽しみにしています。
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