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最終話

「つまり……何故人工聖女システムなんてものを作ろうと思ったのか、ということかな?」

「ええ。私の聖女としての能力を疑っていたから……以外に何か理由がありますか?」


 悉くの言葉をねじ伏せられ、何なら申し訳なさそうに控えめに赤っ恥かかされた私は、もはやなりふり構わず最後の攻撃にでる。

 このまま会話が終わってしまったら……私、ただ聖女の力を持っているだけの暴走お馬鹿さんで終わっちゃうんだもの!


「動機か……うむ。それに関しては、確かに疑っていたといえばそのとおりになるな」

「やはりそうですよね! そしてそれは私が孤児だからですか!」


 何かもうコンプレックスなのか自慢なのか自分でもわからなくなってるけど、もう私にはこの『孤児出身』以外に手札が残っていない。

 自分ではどうしようもない生まれで差別された――ということなら、私は私を被害者として肯定できるんだから!

 というかもう、この王太子様を悪者にするにはそれくらいしか攻める点がないのよ! もう蔑んで良いから認めて!


「何度も言うが、それは誤解だ。私はそのようなことで人を見誤るようなことはしないよう心がけているつもりだよ」

「もういっそ蔑んでよ!」


 逆に、こうやって立派なことを言われるとこっちが惨めになる。

 そんなご立派な志を持っているのならもっと王宮で優しくしてくれ……ああ、私の方が嫌っているんだから気を遣って距離を置いてたんでしたねはい。


「先ほども言ったとおり、聖女の負担を減らしたいというのが最初の動機だったのは事実だ。しかし……根本的なところとしては、一個人に国の守りの要を依存するなどあり得ないだろうというのが一番だな」

「それは……裏切りとかですか?」

「それもある。事実、歴代の聖女は教会預かりであることがほとんどであり、聖女が力を貸さないと困るだろうと王家は何度も教会から脅迫されてきた歴史があるからな」

「え? そうなんですか?」

「聖女である貴女には言いづらいことだったからね。しかし、聖女が役目を放棄すれば国が滅ぶ以上王家は……というより、国は教会にかなりの搾取を受けることを許容してきたのだ」

「へえ……」

「陛下が強引に貴女と私の婚約を決めたのも、実はそこが大きな理由なのだ。何としてでも今代の聖女は王家預かりにしてやろうと、一番手っ取り早い手段を選んだということだな。他に問題は山積みになったが」


 ……聖女って、教会と結託して国を強請っていたということ?

 いや、厳密には聖女本人じゃなくて聖女を懐に入れた生臭坊主共だけど。


「フィラー嬢が王家の人間となり、王宮に住まうおかげで教会への寄付金は大分抑えられた。おかげで火の車状態だった国庫も少しは回復してきたし、そこだけ見れば正解だったと言えるかもしれないね」

「そんな酷かったんですか?」

「毎年の聖女寄付金だけで小さな領地なら城付きで買えるくらいには酷かったね。その使い道は『聖女様の安寧のため』というお題目……よりも教会上層部の懐を暖めるために使われたようだけど」

「……信仰なんて所詮は金のための道具ですか」

「そうなんだろうな。おかげで、聖女に罪はないとわかっていても見当違いな怒りを向けてしまうくらいに貴族の中に鬱憤が溜まっていたくらいだ。特に王宮勤めの役人ともなると、聖女寄付金のせいで苦労しているものが大半だったくらいだし」


 ……あ、何か理解できてしまった。

 王宮の人達の嫌悪の目……今までは「孤児出身だから」だと思ってたけど、もしかして「聖女だから」の方が上だった?


「私の方からフィラー嬢は身内なのだから決して愚かなことはするなときつく言っておいたし、それとなく護衛も付けていたから不埒なことを実行するものはいなかったと思うが……」

「あ、ええ。何かされたことはないですね、そういえば」


 居心地が最悪だっただけで、実際に何かされたことは……なかった。

 隠しきれない嫌悪の感情がひしひしと伝わってくるばかりで、食事に細工をされたり何かしらの妨害を受けたり……ということは、そういえばなかったかもしれない。

 ただ何となく、住む世界が違う人達が私を拒絶しているような気がしてしかたがなかっただけで……。


「私のプロファイリングでは、フィラー嬢は少々人間不信のきらいがあるようなので、注意するように言ってはいたのだが……」

「ああ、本当にいろいろお見通しなんですね」


 孤児時代の経験から、私にとって他人なんてものはいつ裏切ってもおかしくない存在であり、敵意を持っているのが当たり前の存在だった。

 そんな私だからこそ、王宮の人達の隠している本音に気がついた。隠しつつも僅かに漏れる嫌悪の感情を捉えてしまった。

 おかげで、私と何の関係もないところにある八つ当たりの感情を勝手に見て傷ついていたのかと思うと……本当に落ち込む。


 ついでに、私的には王太子の性格も信条も何もわからないくらいの接触しかなかったのに、何でこの人私の内面正確に分析してんのかって文句言っていい?

 何か恥ずかしい上に、全て知った上で個人としては好意を持っていませんって結構酷くない?


「あーと、そもそも何故聖女システムを作ろうと思ったのか……だったな?」

「あ、そうでしたね」

「その理由の一つが、国に一人しかいない聖女というカードが交渉の場で強力すぎるからその力を削ぐため、というのは理解して貰えたと思う。失礼な仮定になるが、フィラー嬢は教会に取り込まれる前に王家が確保した形になったとはいえ、それでもフィラー嬢個人が聖女の結界を盾に理不尽な要求をしてくる可能性はゼロではなかったしね」

「……ええ。お立場から考えればごもっともだと思います」


 実際、もしそんなことが可能だって気がついてたらやらなかったと断言はできないし……。


「そしてもう一つ。むしろこっちの方が大切なんだが、聖女に何か問題が発生したときに次善の策が何もないことを危惧したためだ」

「問題? でも、聖女ならばよほどのことがない限りは何かあっても大丈夫ですよ?」

「確かに、常人の万倍の生命エネルギーを保有する聖女ならば大半の怪我は数秒で完治するし、病気にもかかりにくい。それこそ毒を盛られたとしても大半のものならば自力で治癒してしまうだろう」


 王太子の言うとおり、聖女パワーを持つ私ならば大抵のことはスルーできる。

 それこそ、私自身は試したことはないけど、歴代の聖女の中には腕一本落とすような大事故に遭遇しても普通にくっついて完治したなんて逸話もあるくらいだし。

 ついでに、ド素人が山に三ヶ月以上籠もっても死なないくらいにタフだし。


「それでも絶対ではない。いくら聖女だといっても不死でも不死身でもないはずだ。それに先ほどの話の蒸し返しになるが、聖女自身が国を裏切ることを含めた精神的な問題ならば十分にありえるであろう?」

「まあ、心は普通の人間ですからね……」

「心の病は身体の病よりも時に危険で厄介だ。もし唯一の聖女がそんなことになったとき、国は滅ぶしかない……なんて状況に甘んじるのは王家として許されることではないと私は思っている。第一の策が崩壊したならば次善の策を、それもだめなら第三の手……くらいは持っておきたいところだ」

「……えーと、ご立派です?」


 正直そこまで考えて生きたことはないけど、王様っていうのはそういう思考をしているべきなのかもしれない。

 こう……信頼はしても信用はしない? みたいな、失敗すること前提でその場合の対策まで用意しておくみたいな?


「そんな理念の元、私は聖女の結界が消失した場合の次善の策として人工聖女システムを、第三の策として魔獣と直接戦う聖力兵器の開発を行ったということだ」

「聖力兵器?」


 はて、どこかで聞いたような……ああ、私の結界を切り裂いたアレのこと?


「ああ、そういえば話していなかったか。聖力兵器は聖女システムの研究の産物でね。結界構築のエネルギーを武力に応用できないかと、破壊力に転換させてみた。試作品で一部の精鋭にしか渡せていないが、アレがあれば魔獣と直接戦っても優位に立てる。いずれ量産が叶えば、建国以来誰一人想像もできなかった『領土拡大』という野望も現実のものになるかもしれないな」

「……凄いんですね」


 要するに、この王太子様は『私がいなくなればこの国は滅ぶ!』で思考を止めていた私を余所に、ならばどうするかといろいろ手を打っていたということか。

 ……何かもう、帰りたくなってきた。今にして思えば、劣等感を刺激するものが存在しない野性の世界は結構居心地がよかったかも?


「後話さねばならないのは、フィラー嬢をすぐに探し出せなかった……という理由かな?」

「あ、そうでしたね。聖女は不要になったから逃げだした私なんて捨て置いた……ってことじゃないんですよね?」

「当然だ。現状で聖女を手放すなどあらゆる意味であり得ない。では理由はというと……なんと言うべきか、こればかりは完全に想定外だったからだ」

「想定外?」


 この何でもお見通しの王太子様にもそんなものがあるのだろうか?


「実験段階の聖女システム頼り切りというのはまだまだ危険なので、一刻も早く連れ帰りたかったというのは既に話したとおりだ。だが、まさか山の中にいるとは思わなくてな。教会時代の寄付金に比べれば少ないが、それでも聖女として十分給金は払っていたのに、まさかいきなり文明から離れるとは流石に予想できなかった」

「え? 私、何ももらった覚えありませんが?」

「ちゃんと貴女の口座に毎月振り込んでいるよ? 王太子の婚約者用の費用とは別に、国防の要を担う重役としてその辺のエリートには負けない額をね」

「……こーざ?」


 聞いたことがあるような、ないような……。


「……確か、聖女としての職務につくときに一度説明したはずなのだが。国立銀行に口座を作ったから何かあればそこから引き落とすように……と。ちゃんと口座証明の金属板も合わせて渡したはずだが?」

「……忘れてました。王宮、お金使う必要なかったし」

「それは想定外だった。それに、王宮でも義務以外のことを何かしたいというとき個人資産から予算を捻出したりしてもよかったのだよ? まあ衣食住には不自由させなかったつもりだが、例えば世話になっている従僕へ個人的な礼をするときとかね」

「……そんなことしてたんですか?」

「人間とは現金なものだからね。一番簡単に心を掴むのは結局物だ。賄賂ではなくあくまでも日頃のお礼の贈り物という体裁は整えねばならないが、同じ給料なら良くしてくれる主人に尽くしたいと思うものだろう?」


 ……逆に言えば、私は散々仕事をさせても個人の財産からはびた一文出さないドケチだと思われてた?

 いやまあ、実際ドケチなんだけど、染みついた性根的に。


「それで、貴女の捜索だが……私はまず王都を含む主要都市から貴女の口座から金の引き出しがなかったか調べ、発見できなかった後は街という街を徹底的に探すところから始めたからな……いっそ荷物からも口座証明板が外れていれば大分短縮できたのだが」

「荷物はとりあえず目に付いたものを纏めて持ってきちゃったから……」

「それにしたって、いくら聖女の力があると言ってもか弱いレディが躊躇なく人の手が一切入っていない山暮らしを選ぶなんて流石に思わないよ……訓練を積んだ兵士でも厳しいのに」

「……山舐めていたことは認めます」


 結果的に、野生化したし。

 うん、今ならわかる。あの異常行動は野宿のストレスが原因だったのだと。


「フィラー嬢の性格分析の結果、聖女システムの存在を知らないのに国外に出ている可能性は低いと判断した。だから最初に国内の街や村を一通り捜索した後、逆に人目に付かない山奥なんかが怪しいと決め打ちして国中探し回ることになったわけだね。正直、三ヶ月で発見できたのは運がよかった」

「……この国の人里離れた山奥、沢山ありますもんね」

「貴女が立ち去った方角から推測しての決め打ちが当たってよかったよ」

「それは、お疲れ様でした。……ところで、なんでこの国からは出ないと思ったんですか? 魔獣に滅ぼされると思っていた私としては、むしろとっとと逃げると考えるべきでは?」

「まあその可能性も議論に上がったが……」


 ――貴女は、善悪問わず自分のやったことの結末を見届けずに逃げ出したりはしない人だろう?


 そんなことを真顔で言い放った王太子様を前に、私は顔が赤くなっていくのを感じた。

 別にそれだけで頭お花畑になるようなことはないけど……なんか、そういうのは反則だと思う。


「はぁ……もういいです。聖女としてはともかく、もう王太子妃って立場じゃなくてもいいんですよね?」

「そうなるね。今回の件でそれなりに政治的発言力も増したし、聖女の巨大すぎる力にもある程度対抗できるようになった。もう陛下の考え無しな強権は使わせないことを約束しよう」

「だったら、あの居心地の悪い王宮にいなくてもいいんですよね? これからは聖女システムというものに問題が起きたときのヘルプとして待機していればいいだけで、街にでも住んでいれば解決するんですよね?」

「そのとおりだよ。できれば教会に所属して欲しくはないが、後は貴女が望むように生きて良い。望むのならば一般の仕事をしてもいいが、聖女としての給金はしっかり振り込ませてもらうからね。流石に今までのような休みなしで結界を張っていたときほどにはならないが、それでもシステム点検時など要請することもあるだろうし、いざという時の要として普通に生活する分には十分な額を用意しよう」

「それはありがたいですね。しばらくは何もせずにのんびりしたいと思っていたところです」

「後は住居だが、連絡さえいつでも取れるようにしてくれれば、故郷に帰っても良い。王宮は肌に合わなかったようだが、良ければ王都に屋敷を用意しても良いが?」

「……考えさせてください。ところで、私が去った後王太子殿下はどうするのですか? また新しい婚約者を迎えるので?」

「ん? そうなるだろうな。まあ、誰になるかは政治的な駆け引きの話になるだろうが……」

「……恋愛感情とか、ないんですか?」

「私は王族だからね。生憎、そういった思考の妨げになる感情は切り捨てられるよう訓練しているさ」


 それはきっと、王族としての模範解答なのだろう。

 恐ろしいのは、その模範解答が心の底からのものであることだ。この王太子は人の幸せに配慮するが、自分のことは国のための機構の一部としか見ていない。

 ……やっぱり、この人相手じゃ私はどう足掻いても気分良く終わらせることはできそうにない。


「……最後に、一つだけいいですか?」

「なんだろうか?」

「何と言いますか……婚約者って、案外無能のほうが幸せなのかもしれません」

「……ん? そうなのかい?」


 不思議そうな王太子様だけど、将来を誓い合う関係になれないんなら絶対無能の方がいい。

 結果的に、この国の民の命は救われたしこの国の力はこの王太子のおかげで飛躍的に高まっていくんだろうけど、それでも――


「今度婚約するときは、別れ際に簡単にコテンパンにできるくらいの阿呆を選びます!」

「……できれば別れることなく将来を共に生きる相手を探した方がいいと思うぞ? 私が言うのもなんだが」


 そういうド正論ばっかりで反論できないからこんなこと言ってるのよ!

 婚約破棄……じゃなくて白紙に戻すにしても、もっと勝者気分で終わりたいんだもん……。


 本当に――一方的に言いくるめられて全部向こうの思い通りに進むとか、どんだけこっちにも利があると言ってもムカつくから!

 もしこの騒動が私を主役にした物語なら――少しくらい良いところがないと気分的な意味でよくないって話なのよ!!








 ……などと叫んだところで何も変ることはなく、結局両者合意の円満婚約撤回は成立。

 私は王太子妃の重責から解放され、聖女の勤めも十分休養が取れるくらい安定したものになり、平民にしては十分な教養とお給金もばっちりたっぷり貰える悠々自適な生活を得た。

 その一つくらい自分の力で得たものなら誇らしく人生を楽しめるんだけど……やっぱ別れる婚約者は無能であった方が私的には気持ちよかったわね。

 本当に、もう空気を読みすぎる男はこりごりよ。いっそ空気読めなさすぎて一周回ってやられ役として空気バッチリ読めてるような男でも探してみようかしらね……。

 それとも、いっそ逃亡先で野生化する前に隣国の王子様とかにであってそのまま幸せに暮らしましたエンドにでもなっていれば気分良く終われ――


『そんな都合良く逃亡した聖女の先に他国の要人が現われる可能性は限りなく低いよ。もしそれが起きたとすれば、それは必然であると想定すべきだろうね。確実に狙いは聖女の力だから』


 ……なんて、都合の良い妄想をする度にどこかの誰かの冷たいツッコミが脳内に響く後遺症を抱えたけど……。

聖女を蔑ろにして国が滅びる系王族の疑問③

事実上王族を含めた全国民を常に人質にできる聖女って存在、交渉の席で強すぎない?

そんな相手を本人の意向無視して婚約させた挙句邪険にするとか、一体どんなメリットがあるというのだろうか……?

婚約でもさせないと聖女を奪っていく第三勢力とかあるのかな?


追放された後に幸せになる聖女の疑問①

追放されて即出会うイケメン王族にちょっとくらいは作為的なものを感じたりしない?




最後まで読んでいただきありがとうございました。

元々は『いつもいろんな意味でボコボコにされている王子様も偶には勝ってみない?』って思いつきから始めたのですが、単独で国を脅せる聖女という壁が高すぎて気がついたら一人で何でもできるLv.99王太子になっていました。

夢、希望、愛……そんなものは才能と理論で打ち壊す恋愛ジャンルに絶対登場できない王太子様は如何だったでしょうか?


ということで、この話はここで完結となります。またどこかでお会いしましょう!



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同作者が現在連載中の長編ファンタジー


『魔王道―千年前の魔王が復活したら最弱魔物のコボルトだったが、知識経験に衰え無し。神と正義の名の下にやりたい放題している人間共を躾けてやるとしよう』


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