突然の(自称)嫁!
鬼畜想像第7
目に醤油…。
その後は歓迎されながら周回場所のような所へ連れていかれた。
「ところで村長、帝国の方とはどうなんですか?」
グレイが聞くと同時にルーシーはビクッと震えた。
「それはもうあの野郎共は一度ここを落とそうと仕掛けてきたんじゃが、返り討ちよ、ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。」
少しだけルーシーは安心した様子を見せたが少し申し訳ないのか、顔を伏せている。
「そうですか、ならいいですが…。」
「まぁちょっと厄介なのもいたがな、なんか獄炎魔法とか極寒魔法などバカみたいな魔法を連発してくるんじゃが、何せこっちにはグレイ、お主の加護があるんじゃ、そんなもの通用せんかったわ。」
「すまないが、そいつはどうなったんですか!」
ルーシーは身を乗り出して聞いた。
「撃つだけ撃って、とっとと逃げていったわい。」
「そ、そうか…。」
「ルーシー、あなたは、えーと、メイをどうしたいんですか。」
村長頭にはてなを浮かべている。
「私は…メイを、メイに気付かせてあげたい!」
「そうですか、ですがそれがもし、叶わなかったら?」
「私が殺す。」
「そうですか。少し安心しました。では行き」
ましょうという声が聞こえるはずだったがグレイが何かに吹き飛ばされる。
「…な、なんだ、今のスピードは…。」
その正体はルーシーと同い年くらいのエルフだった。
「旦那様!お久しぶりです!」
そう言ってグレイにしがみついている。
「旦那様?!」
「いや、ルナ、旦那様じゃないですって、ルナ骨が…。」
「グ、グレイ!大丈夫か!」
と、よく見るとそこにグレイはいない、どういう訳かルナは木に抱きついているだけだ。
あれ?グレイは?
「ここですよ、なんであなたが、対ルナ用の幻覚魔法にかかっているんですか。」
呆れたようにルーシーを見る。
「そ、それは…。ってそれよりあいつは誰なのだ!」
「あぁ、それはですね、自称嫁です…。」
「はぁ?!」
「何故か一度前に助けたら嫁になると聞かないんです…。」
「旦那様ー!酷いですなんで木に変わってるんです!」
またもや飛んでくるるなという少女を片手で受け止めるグレイ。
「大丈夫ですよ、変わってません、元からですから。」
「い、痛いです、頭割れちゃいます!旦那様!頭が!」
先程までの余裕はなくなってきたようだ、段々と体の力が抜けていく。
「ほら、集会所に行きますよ。」
「グ、グレイ様、立てません…。」
まさにその顔は戦略を練った顔だった。
「しょうがないですね、ほら持ってあげますよ。」
そう言ってグレイはルナをお姫様抱っこする。
「…お、お姫様抱っこだと…何故だあのルナというやつに凄く負けた気がするぞ。」
何故かドヤ顔でるなはこっちを見てくる。
そして
「グ、グレイ、足が、済まないおぶってもらえないか。」
どうだ!
「しょうがないですね、マナさん、この子をおぶってあげてください。」
何故か違うエルフの女性におぶられるルーシー、それを見て大爆笑しているルナは案外仲良くなれるのかもしれない…。




