アルファレン
鬼畜想像第6
塩酸一気飲み
あれからというもの、ルーシーは基礎魔法の底上げ、無詠唱の高速化、魔力の抑制、これらをほぼ完全に取得できるほど練習に全力で励んでいた。
『主、ルーシーをもうあの場所に連れて行っても大丈夫じゃないですか?』
フェンリルのフェルがルーシーを見ながら提案してくる。
「そうですね、そろそろ行きますか。」
ダメだ!こんなんじゃ、私は強くならなければ!
「ルーシー。」
「うわ!な、なんだグレイ!」
集中していたせいで気づかなかった訳では無い、もはやグレイの気配は感じられないだけなのだ。
「で、なんだ?」
「ルーシー、魔法をもっと使えるようになりたくはありませんか?」
それは突然の当然の質問だった。
「な、なりたいが…それがどうし」
すると、グレイにすぐ腕を掴まれる。
その顔はニコニコと輝いていた。
「では行きましょう、転移!」
「ちょ、話しを。」
また話を遮られた…。
目を開けるとそこは緑が広がる大地で少し離れたところには大きな木が何本も何本も立っていた。
「こ、ここは?」
「エルフの森、アルファレンです。」
「え、エルフ?」
「はい、ここであなたには魔法の訓練をエルフにつけてもらいます。」
「すごい自然だな。」
そこは見渡す限りの自然だったのでそのような感想が出るのはもはや必然であった。
「エルフは自然が好きですからね。それよりも村に行きましょう。」
森の方を指さしながら言う。
「分かった、グレイ…ありがとう。」
「…はいはい。」
観念したように手を振り先に歩いていってしまう。
「ちょ、いつも置いてくな!」
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「村長、あの男がこの地に来ました。」
一人の男が村長と思われる老人に頭を垂れる
「あやつか…そうか、あれを準備せい。目にもの見せてやる。」
村長と言われる男はニヤリと笑った。
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「グレイ!後どのくらいなんだ?」
「まぁ5分程度でしょう。あっ、入口に着きましたよ。」
グレイは少し混乱をした、入口には見張りがいるはずなのに姿が見えない…。
気配も感じられないですか。
すると不意にパン、パンと音がした、そして振り向くが、誰もいない…。
そして前を向くと多くのエルフが目の前に立っていて何かを拡げていた。
【ようこそグレイ様!(客人も)】
と書かれた紙を拡げていた。
すると森から子供たちが走ってきた。
「グレイ様ー!」
「グレイ様!」
「流石ですね、もう子供たちまで気配を消せるとは…。」
子供たちを抱き抱えながら村長に話しかけた。
「いやもう、それはお前のおかげじゃ。」
するとさっきから黙っていたルーシーを見ると完全に状況がわかっていない顔をしていた。
「ルーシー?大丈夫ですか?」
「え、エルフがグレイ様?へ?」
すると子供たちがルーシーに駆け寄ってくる。
「違うよ!僕達はグレイ様がだいすきなんだ。」
「けいいをこめて!」
一人の少女は何やら覚えたての言葉を使っているようでおぼつかなかった。
「もう、分からない…あぁ頭が。」
ルーシーはもう混乱していた。
その様子を周りの人が見て苦笑いしていた。




