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終戦_2

相手は降伏も交渉も効かない化け物。

しかし、武器を取るには勇気が足りなかった。

そこに一人の少女が立ち上がった。

「あなたを殺すわ!」

「姫様!」

彼女を囲む使用人たちが少女を引き止める。

それでも姫と呼ばれた彼女は進み続けた。

「姫? (これ)の娘か。強いのか?」

「強いわ」

姫は隠し持っていた短剣を抜いた。

しかし、剣は少しも刺さらず弾かれる。

痺れた手をかばい、魔術を使おうとすると

白目を剥く王の顔が突き出される。

「気をつけろ? 俺は誰に対しても

容赦しない。父親と同じ末路を辿るか?」

見慣れた人間が痛みで崩れた顔を見て

姫は息を飲んだ。

「情けない男だ。一発やり返したらこうなった。

位は高くても、中身は赤子同然だ。

なるほど。王がこれなら国も弱いはずだ」

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