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王様視点




 今日息子が……琉斗が余の元を離れる。余がふがいないせいで、琉斗の祖父で、余の叔父が謀叛むほんを起こそうとした。


 それを、琉斗の母である琉花るかが出産亡くなる前に手紙を侍女に託し、余に知らせてくれたのだ。思えば琉斗を授かる前から

……いや、出逢った頃から琉花は思いつめた様な表情をしていたな……


 あの時にはもうあの恐ろしい計画を知っておったのか……余がもっと早く気づいてやれたなら、琉斗を追い出す様な形で王宮ココから出さなくて良かったのだ……


 だが、こんな自分にもできることがある。いや、これくらいしかしてやれることがない。と、言ったほうが正しいかもしれぬな。


 琉斗を梨華に預け……いや、渡し。もう二度と関わらないことだ。


 王である余が少しでも動けばすぐに琉斗の居場所が知られてしまい、琉斗の身に危険が及ぶ。


 もちろんそのために育て親として梨華を選んだのだが、やはり少しでもそんな可能性を減らしたい。


 それに、余には父親の資格などないからな。おっと、考えているうちに梨華がやってきたようだ。覚悟を決めなくてはな……



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