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戦死した俺は異世界で犬の生活  作者: ウエンズディー・S・水田
野犬編

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狼

 俺の群れは山の中で勢力を拡大し続けていた。

 だが、良いことばかりではない。俺達は狼に目を付けられたようだ。

 群れもそれを察知して落ち着きがない。

 今は繁殖期だ。身ごもった雌犬や生まれた子犬たちを守りながら戦うのは容易ではない。

 そこを狙っているのならば、狼のリーダーはなかなか知恵が回るようだ。


 狼とは俺達と同じく集団で狩りをする生き物だ。

 姿は俺達と似ているが狼の方が体が大きく力も強い。そして好戦的だ。

 一対一では勝ち目が無い。


 狼の遠吠えが空に響き群れに緊張が走った。狼の襲撃を察知した犬達がパニックを起こしかける。

 俺は群れの中を走り回り仲間を落ち着かせた。

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