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2水曜日「変わる日常、消えた親友、変わらない主人公」


【水曜日】


昨日学校をサボったから行くの憂鬱。

あ、いつも憂鬱だった。

でも今日はそれほど気にならなかった。


それよりも、親友のことが心配だった。


・・・・


学校へ行くと、席替えが一部行われていた。

具体的には、俺の隣がクラス委員長に変わっていた。


委員長「おはよう。」

声をかけられた!?

いや転校前は俺にとっても挨拶は当たり前だったけど。

転校してからはクラスメイトとは全然・・何が起きた?


ああでも返事しないと。

俺がうまく声を出せないでいると、向こうから話し出した。


委員長「端的に聞くけど、もしかしてあなた人を殺した?」


何を言ってるんだこの人は。

とりあえず、殺していないと答えた。

あ、挨拶してないままだ。タイミングを逃してしまった。


取り巻き「お前やるねえ。まさか殺すとは思わなかったよ。」

え?


委員長「ちょっと、そういう決めつけはやめなさいよ。」

取り巻き「でもこいつの前の地元で殺されたんだろ?」


何の話・・あ、ふたりとも、お、おはよう。

変なタイミングじゃなかったかな。

でも挨拶しないよりマシだよな?


取り巻き「昨日お前学校サボってどこいたんだ?」

取り巻き「前に住んでたところへ行ってたんじゃないのか?」


そうだけど・・


取り巻き「あーすげえよお前。ちゃんと取材にはいつかやると思ってましたって言ってやるから。」

委員長「違うでしょ!もう・・で、本当に殺してないの?」


誰も殺してないけど・・何があったの?


委員長「時系列順に説明するわ。」

委員長「始まりは一昨日の月曜日。突然こんな動画がネット上のあちこちで見かけるようになったの。」


俺は自分の携帯でその動画を検索してみた。

・・すぐに動画は見つかった。


動画にはローブを着て深くフードをかぶった人が・・顔は見えない。

声も加工されていて男女の判別もできなかった。


・・

・・・・


みなさん初めまして。

私は双星。天使に出会った者です。


今日から5日間、”不幸な人を救う方法”について実況させていただきます。


この動画は日本人向けに作られています。

ですので、みなさんを日本人という前提で話を進めていきます。


みなさんは幸せですか?不幸ですか?

日本には幸せな人もいて、不幸な人もいます。


これに疑問を抱かない方は、洗脳されています。

なにがおかしいかわかりますか?


動画の・・双星と名乗る人は、ひと呼吸おいてから再び話し出した。


学校、楽しいですか?

会社、働く意義はありますか?

幸せですか?


みなさんは日本という国に所属しています。

もし、国がなかったらどうなるでしょうか?


肩パットをつけた人が跋扈ばっこする世界・・とまでは言いません。

が、警察もなく道路や上下水道の補修も行われなくなります。

生活は不便になり悪い人から救ってくれる人もいません。


不幸な人が大勢現れるでしょう。

そして捕まることのない悪人は世に横行し天寿を全うするでしょう。


みなさんは、外国の漁船が不法にやって来たら個人で対抗できますか?

あなたの大事な人が外国へさらわれたら救い出せますか?

国がなければ世のあらゆる不幸を自分で防がなければならないのです。


逆に考えてみましょう。

不幸を防ぐために国はあります。


では、なぜ国があるのに不幸な人がいるのでしょうか?


そうです。不幸な人がいることがおかしいのです。

このことに疑問を抱かない方は、洗脳されています。


誰に洗脳されているか?

政府やメディアをはじめとした・・権力者側の人にです。


みなさんは、今まで多くの選択をしてきたでしょう。

就職先や進学先、スーパーで買うお菓子はなにがいいか。

デートに着ていく服や、夕食に飲むジュースをオレンジにするかグレープにするか・・


みなさんは、不幸になるための選択をしてきましたか?

この選択をすれば不幸になる。これに決めた!・・なんて人はいないでしょう。

誰もが、幸せになる選択や、不幸を避ける選択をした結果、今があるのです。


中学生や高校生の頃、進路はどう考えていましたか?

進学ですか?就職ですか?・・他の選択はありますか?


勉学に励み優秀な成績を収めた人が、底辺校へ行く。

いつも赤点ギリギリで授業もサボり気味な人が、進学校へ行く。

・・なんてことそうありませんよね。


みなさんは選択しているようで、選択させられているのです。

自由なようで、大事な選択は他人が介入しています。


・・その結果が不幸だなんて、これでは権力者によって不幸にされているのと同じです。


では、権力者たちは何をしているのでしょうか?

不幸になったあなたを救わないのでしょうか?


権力者は・・不幸なあなたを見捨てたのです。

見捨てたからこそ、不幸な・・救われないあなたがいます。

このままだとあなたは不幸なまま一生を終えてしまいます。


不幸なあなたを救う方法。

それは、他人を殺すことです。


不幸な人を救わないまま放置していたら、他人を殺し始めた。

それを防ぐために不幸な人を救わなければならない・・そう国に、国民に思わせるのです。


難しいことはありません。

ひとりでできます。


殺せばいいのです。

例えば・・交差点で信号待ちをしている人。

例えば・・役所の待合室にいる人。


後ろから刃物で刺しまくればちゃんと殺すことができます。

まずは確実にひとり殺しましょう。

もちろんより多くの人を殺すほど、不幸な人を救う機運は高まります。

しかし、大勢を殺すのは誰にでもできることではありません。


もう一度言います。

まずは確実にひとり殺しましょう。


これを、不幸な人みんながやることで、不幸な人を見捨ててはいけないと思わせることができます。


ただ、もし不幸なあなたが他人を殺しても、不幸な人によるものだとわかってもらえなければ意味がありません。

不幸なみなさんが、日本中で、無差別に他人を殺すと思われることが大切なのです。


そのために合言葉を作りましょう。

不幸な人が、不幸な人であることを示すまじないの言葉です。


【不幸な人は他人を殺す】


これが合言葉になります。

殺したら、この合言葉を残すなり、誰かに伝えるなりしましょう。


日本中で人が殺され、この合言葉が残されるのです。

不幸な人が救われるまで、これは続きます。

殺されたくないなら、大切な人を失いたくないなら・・不幸な人を救えばいいんですよ。


逮捕しておしまいにすればいいと思ってはいませんか?

残念ながら、それでは永遠に不幸な人が殺し続けることになります。

なぜなら、不幸な人を生み出すシステムがあるからです。


5日間集中放送の初日なので、軽くではありましたが終わりにしたいと思います。

不幸な人を生み出すシステムについては次回説明します。


権力者やその仲間たちは、私の話を間違っている、信じるなと言うでしょう。

・・みなさんは、何が真実で何が真実でないかを証明できますか?


私はひとつ真実を知る方法を知っています。

自分の胸に手を当てて、自分に聞いてみてください。


”幸せですか?”


その答えは誰も否定できない真実です。

あなたの幸不幸はあなたしか知らないのですから。


不幸な人は、よく考えてください。

誰が真実を語っているのかを。


・・

・・・・


動画が終わった。

なんというか、想像以上にカルトだった。


委員長「動画が一昨日の月曜日(祝日)」

委員長「その次の日、つまり昨日あなたが学校を無断欠席した。」

委員長「そして昨日の昼過ぎに殺人事件のニュースが流れたの。」


それを俺が殺したと?


取り巻き「現場はお前が前に住んでいた辺り。」

取り巻き「被害者はお前が転校する前の学校の生徒。」

取り巻き「そしてお前は昨日学校を休んだ!そいつを殺すためだ!」


俺は昨日のことを思い出していた。

駅の近くで起きたとされる殺人事件。

学生が被害者だって言ってたっけ・・いやいや、俺は殺してない!


取り巻き「お前はこの男を殺した!こいつのことを知ってるだろ?」


ニュースサイトを見せられた。

そこに被害者の名前と写真が載っていた。


・・俺の・・元同級生・・


取り巻き「元同級生だと!?面識もある!」

取り巻き「すべての状況がお前を犯人だと言ってるんだ!・・ぐえっ。」


取り巻きが頭を殴られた。

殴ったのは・・登校したばかりのガキ大将だ。


ガキ大将「くだらねえこと言ってんじゃねえよ。」

ガキ大将「お前も、クソみたいな話に乗せられんなよ。」


それだけ言って、ガキ大将は自席についた。


取り巻き「で、でも~。」


取り巻きは取り巻き先のガキ大将のところへ行った。

んでまた殴られていた。


委員長「本気であなたがやっただなんて誰も思ってないわ。」

委員長「でも殺人をそそのかす動画が突然ネットに現れ、殺人が起きた。」


委員長「【不幸な人は他人を殺す】なんておぞましいことよ。」

委員長「あなたは、その・・まぁ、このままじゃいけないでしょってことで、委員長である私があなたに声をかけることにしたわけ。」


お手数かけます。ちゃんと話すのは初めてだよね。

取り巻きとも・・


委員長「取り巻きはなんでかあの動画を気に入っててね。」

委員長「あなたのために作られた動画だ!なんていう始末よ。」

委員長「・・というより、学校中で話題になってるのよ。取り巻きみたいな人も結構いるわ。」


委員長「あなたは、そんな人じゃないわよね?」


まぁ、たぶん。

とりあえずカルトみたいだと思ったから大丈夫・・なのかな・・?

それよりも・・


取り巻き「はああ!?お前ならわかってくれると思ったのに!」

ガキ大将「おい」

取り巻き「あ、はいすみません。えへえへ肩をお揉みしましょうか?」


取り巻きがガキ大将のご機嫌取りに入った。

俺は・・親友のことが気になって、それどころじゃないから。

他人を殺すより、親友のことが気がかりだよ。


委員長「ところで一応聞いていい?昨日なんで休んだの?」

委員長「言いたくないなら言わなくて構わないけど。」

委員長「学校・・楽しくなかったでしょうし。」


・・えっと、わかりにくかったらごめん。

転校前のクラスメイトと携帯でよくやり取りしてたんだけど・・様子がおかしくて。

それで昨日様子を見に行ったんだ。


委員長「それだけ?」


本当に様子がおかしかったんだ。

家に行ったら学校へ行ったって親御さんに言われて・・

でも、夜になって・・帰って来ないって、学校へも行ってなかったって、親友の親から連絡が来たんだ。


委員長「・・行方不明?殺された人とは別の人よね?」


うん、別の人。


取り巻き「あれあれあれ?もしかしてさ、それ、お前の親友が殺したんじゃね?」

え?


考えもしなかった。

あいつは・・そんなことできるようなやつじゃない。

他人のことを思いやれる、優しいやつなんだ。


取り巻き「転校してからも連絡を取り合うような仲。」

取り巻き「そいつもお前が転校して友達がいなかったんじゃね?で、不幸な人になって殺人に手を染めた。」


確かに、仲のいい友達と呼べるのは、俺もあいつもお互いだけだった。

でも転校前は他のクラスメイトとまったく話さないなんてことなかったし・・


取り巻き「男子三日会わざれば刮目して見よってね。」

取り巻き「真実を知ってしまったんだ。あの動画で虐げられていると気付き変わってしまったんだよ!」


委員長「男子三日~は、成長した人に対して使う言葉でしょ。悪い意味で使うものじゃないわ。」


取り巻き「三国志の呂蒙だろ?でもあいつ軍人じゃん。人殺しじゃん。」

取り巻き「同じ人殺しになったんだよ。これは成長だ!」


委員長「キチガイすぎてついていけないわ。あなたはこんなの見習っちゃだめよ。」

委員長「昔と今は違うの。同じように見るなんてナンセンスだわ。」


取り巻き「お前も親友の辛い気持ちがわかるはずだ。」

取り巻き「動画は5日間集中放送だぜ。続きを見てお前も理解してやれよ。」


月曜から毎日放送だっけ。

最初の月曜日分を見て、今日は水曜日だから、まだ昨日の火曜日放送のを見ていないのか。


取り巻き「それにしても怖いよなあ。実は僕とガキ大将は月曜にいたんだぜ・・殺人現場にさ。」

え?


取り巻き「交通費でるバイトでさ。行き帰りに通ったんだ。そこ駅の近くだし普通の通りだったぜ。」


委員長「なにか気になることとかあった?」


取り巻き「全然。昼間で人多かったしまったく。でも火曜にそこで殺人だろ?犯人の気分次第では被害者になってたかも・・なんてな。」

取り巻き「お前の話で盛り上がってたし、狙われたらヤバかっただろうなあ。隙だらけで殺しやすかっただろうしい。」

俺の話?


取り巻き「誰とも話さないから何考えてるかわかんないやつ・・ってな。」

取り巻き「でも今なら・・お前のこと理解できるかもな。」

ん?


委員長「話してみたら普通の人よね。もっと早く話せばよかったわ。」

クラスメイト「そうそう。なんか今までごめんな。これからよろしく。」


こっちこそ、なんかお互い話しにくかったよね。これからよろしく。


・・・・


休み時間に、俺は動画の続き(昨日の分)を見ることにした。


・・

・・・・


私は双星。天使に出会った者です。


”不幸な人を救う方法”


5日間連続放送の2回目です。

まずは1回目のおさらいから。


1回目おさらい―――――

国がなければ弱肉強食の世の中になり、不幸な人が続出する。

今は国があっても不幸な人がいる。

不幸な人は見捨てられた人。


不幸な人を救うには、不幸な人みんなが他人を殺す必要がある。

不幸な人を救う合言葉【不幸な人は他人を殺す】

他人を殺したら、必ずこのメッセージを残しましょう。

―――――ここまで


みなさんは、不幸な人を全員救うなんて無理だと思っていませんか?


その通りです。

歴史を紐解いても不幸な人がまったくいない時代なんてありません。

未知の世界だと言っても過言ではありません。


ではなぜ私がこんな話をしているのか?

1回目の放送ではあえて言わなかったことがあります。


【国は、誰を救い誰を救わないかを選別している】


おめでとうございます。不幸なあなたは救わない対象に選ばれたのです。

つまり、不幸なあなたは見捨てられた人。


今日は、日本の政治システムについてです。


政治家は国民全員が幸せになるような神の一手を持っていません。

では誰を幸せにすると思いますか?


もちろん自分自身を優遇してくれる人ですよね。

南極のペンギンを幸せにする政治家はいません。見返りがないから。


政治家を優遇してくれる人・・それは、献金してくれる人や、票の取りまとめをしてくれる人です。

政治家は、こういう人を幸せにするためにがんばるのです。


2020年7月22日。

相模原市の市長は暴力団員と密接交際があったとされる人から個人献金を受けたと報じられたことを受け、

この献金の全額返還を発表しました。


献金が政治に影響しないのであれば、返還する必要はないですよね。

献金で政治が左右されるから、暴力団を優遇しないよう返還したのです。


日本では、外国人や外国法人からの献金は禁止されています。

献金した人を優遇するから禁止なのです。

献金した人を優遇するということは、献金しない人はその分ないがしろにされます。


ここで気付いた人もいるかもしれません。


じゃあ不幸な人は政治家に献金すれば救われる・・と。

実はここに落とし穴があります。


いじめをしている悪い子はいませんか?

いじめを見てみぬふりしている悪い子はいませんか?

いじめられている子はいませんか?


いじめられている子は、学校生活に悩み、勉学に集中しづらくなります。

場合によっては教室へ通えず、保健室登校や不登校になる子もいるでしょう。

学校へ行かず授業を受けなければ勉強は遅れていきます。


一流高校や一流大学に、不登校児専用枠はありますか?

ありませんよね。

勉強できない子はお呼びではないのです。


一流企業に入る近道は、一流大学に入ることです。


いじめられっ子は、学校へ通えなくなり勉強がおろそかになります。

いい高校や大学へ行けず、就職もそれなりになります。

当然それは収入にも結び付きます。献金する余裕は少ないでしょう。

人生の敗北者コースです。


一方いじめっ子や見てみぬふりをしていた子は、変わらず学校で授業を受け続けます。

成績を上げ一流高校や一流大学へ進学する子もいるでしょう。

そのまま人生の成功者コースです。


中にはいじめられっ子も成功者になる場合もあるでしょう。

しかし、学校へ行けなくなり不利な環境のまま受験や就職という競争にさらされるのです。

成功者は・・少なくなります。


人生に成功した元いじめっ子や見てみぬふりをした子はこう思っています。


【いじめられる側に問題がある】


頭のいい人たちは言わないだけです。

いじめを本気で無くそうなどとは思わないのです。


いじめを無くすには、いじめを悪いものだと判断しなければなりません。

しかし、それは・・いじめをしたり見てみぬふりをしてきた自分たちを悪人にする行為。


日本の社会システムは、いじめっ子やいじめを見てみぬふりをしてきた人の方が成功しやすくなっているのですから。

これではいじめは無くなりませんね。


これにより、いじめられっ子の中から多くの不幸な人が生まれるシステムができあがっています。


いじめ問題に本気で取り組めるのは、いじめられた子たちです。

しかし、社会的に敗北者となった者たちに大きな権限を与えようとはしないでしょう。

権限を与えれば、今、権限を持っている人たちが悪人だと判断されてしまいますから。


その結果が、戦前から続くいじめ問題なのです。


政治家は、どれだけ時間がかかろうと消費税を増税しますが、いじめ問題は本気で解決しません。

政治家も、政治家に献金する人たちの多くも、いじめる側だったり見てみぬふりをする側なのですから。


さて、社会的弱者になると、自分の立ち位置を変えづらくなります。

そもそも自分で問題を解決できるなら、国なんていらないのです。


不幸な人を国が救わなければいけない・・のでしょうか?


もし日本が独裁をしていたのなら、日本は独裁者のものでしょう。

独裁者のために物事は進められ、嫌なら革命するしかありません。


しかし現代日本は民主主義です。日本は国民みんなのものです。

責任は、国民みんなで取りましょう。


いじめ問題だけではありません。不幸な人を生み出すシステムは数多にあります。

氷河期世代やリーマン世代の人ならわかる人も多いでしょう。


みなさんが洗脳されていて気付かない話をひとつ。

外国から珍しい植物や動物を勝手に日本へ持ち込んだらどうなるかわかりますか?

当然のように没収されます。


なぜかわかりますか?


大抵の人はわかりますよね。

日本元来の植物や動物が被害を受け、生態系が壊れてしまうからです。


植物も動物も、生存競争を行っています。

外来種を日本に持ち込めば、生存競争で在来種の生活を脅かす恐れがあるのです。

捕食されたり、病気が持ち込まれたり。

また、外来種が在来種と交配して雑種を作るようになれば、それは新たな生き物になります。

在来種の生存がさらに困難になります。


さて、人間は生存競争をしてなくて、みんな幸せに仲良く暮らし、みんな平等な世界でしょうか?

そんなことないですよね。住むところも競争、学校も仕事も競争です。


日本も当然のように競争社会ですが、では・・外国人を日本に入れたら日本人と競争にならないと思いますか?

同じところに住めば、当然競争になります。

日本にはない病気が持ち込まれることもあります。新型コロナウィルスとか。

外国人と日本人が子供を作れば、それは外国人とも日本人とも違うハーフになります。

これは他種の植物や動物と同じです。

同じ環境条件で争えば、日本人という在来種が被害を受けてしまうのです。

日本人がどんどん少なくなっていきます。


スポーツで大会に出たいと思っても、外国人が出場枠を勝ち取り日本人が出られなくなる。

働きたくても外国人が入社すればその分、日本人は採用されなくなる。

外国人に税金を投入すれば、日本人に使える税金は減る。


外国人という外来種を日本に持ち込めば、日本人という在来種に被害が及ぶのは当たり前なのです。

しかし権力者はそれを報道しません。

いえ、むしろ逆に外国人を弱者として扱います。


日本の生活が大変だ。文化が違って馴染めない。知り合いも少ない。

本来であれば、日本人という在来種を優遇してやっとバランスがとれるところを、逆に外国人という外来種を優遇させようとしているのです。

政治家も、マスコミも、企業も、権力者たちは不幸な人を救う気がないのです。


弱者とは、誰からも救われないから弱者なのです。


みなさん騙されてはいけません。

日本人は不幸だと思いやすいとか、外国より日本はマシだと洗脳してくる人がいます。

しかしそれは、数多の問題の解決を放棄して、不幸なあなたに我慢しろと言ってるのと同じです。

もう手遅れだと言う人にも騙されてはいけません。


不幸な人を不幸の檻に閉じ込めようとしているのです。

不幸なあなたはいつも後回しにされてきました。


不況だから後回し、リーマンショックが起きたから後回し、震災が起きたから後回し。

今は・・コロナだから後回しにされるのでしょうね。


国のGOTOトラベルキャンペーン事業をどの企業が受託したか知っていますか?

この企業は、自民党に献金しています。


不幸なあなたは、また後回しです。


ですが、まだ間に合います。

不幸な人は他人を殺しましょう。

不幸な人がみんなで他人を殺せば、不幸な人を救う優先順位が上がります。


【不幸な人は他人を殺す】


この合言葉を日本中に広めましょう。

それが不幸な人を救う手段です。


今日の話はこれくらいにして、続きは明日の放送をお待ちください。

不幸な人がちょっとやそっとのことでは救われない現状が、少しは理解してもらえれば幸いです。

国は、権力者たちは、誰を救い誰を救わないかを選別しているのです。


いじめ問題も、8050問題も、竹島問題も、拉致問題も、何も解決しないのが日本です。

日本の大きな問題は、問題が解決しないことにあります。

日本人は不幸だと思い込んでいるわけではありません。不幸なのです。


不幸な人はどんどん他人を殺して救われるための土壌づくりをしましょう。

不幸を生み出すシステムを変えなければ、これからの未来も不幸な人が生まれ続けます。

おかしいのは不幸な人ではありません。不幸を生み出すシステムです。


さて、明日は他人を殺して大丈夫なの?という話をします。


それでは最後に、みなさん自分の胸に手を当てて聞いてみましょう。


”幸せですか?”


・・

・・・・


いじめ問題がいつまでも解決しない理由・・

そういえば、俺も転校してから勉強に身が入らなくなったっけ・・


最初の放送はカルトだと思ったけど、この放送は・・少し心が揺らいだ。

でも、他に解決方法はないのだろうか?


取り巻き「見た?見た?今まで僕たちは洗脳されていたんだ。」

取り巻き「だけど!もう騙されない。僕たちは真実を知った!ぐえっ」


手をあげ高らかに叫んだ取り巻きを、ガキ大将が殴った。


ガキ大将「弱者を救ってたらみんな弱者になろうとすんだろ。」

ガキ大将「みんな弱者になったら誰も救ってくんねえぞ・・弱者は悪だ!強くあれ!」


委員長「あなたたちはどうしてそう極端なの?」

委員長「強者は優遇される、弱者は救う。それでいいじゃない。」


取り巻き「違うんだって委員長。」

取り巻き「強者は優遇される、弱者は救わない。それが今の日本なんだ。」

取り巻き「弱者が強者と戦うには命を懸けないといけないんだ。他人を殺すのだって当然だ。命懸けてるんだから。」


ガキ大将「強者になれば優遇されるんだろ、みんな強者になればいいんだよ!」

ガキ大将「体も頭も鍛えてみんなを見返してやれ!」


取り巻き「違うんだって。」

取り巻き「それじゃ国が無くても同じだろ?弱肉強食の世界じゃん。」

取り巻き「みんなが幸せに暮らせるために国があぐえっ」


ガキ大将「うっせえ黙ってろ!弱者は強者の足を引っ張るな!」

ガキ大将「弱者は黙って強者の後ろを歩いていればいいんだよ!」


そういえば、なんで強者は弱者を救わないんだろうな。

あと、俺は会話に参加してる?してない?なんか割り込めないや。


・・

・・・・


取り巻き「昼休みキタ!」


今日の取り巻きはいつもより元気がいい。

いつもはガキ大将の太鼓持ち専門って感じだったのに。


委員長「昨日からあんな感じ。例の動画はお昼休みに放送されるのよ。」

なるほど。


委員長「今日は【他人を殺して大丈夫なのか?】だったわね。だめに決まってるでしょ。」


取り巻き「いいに決まってる!不幸な人は他人を殺す。それが当たり前の世界になるんだ。」


委員長「で、逮捕されるわけね。役人さんは自分の仕事を忠実にこなすわ。」

委員長「逮捕されて刑罰をくらい民事で賠償。罪の代償はとても大きいのよ。」


取り巻き「上級国民を逮捕しない役人が忠実な仕事?あいつらも権力者側だ!殺せぐえっ」


今日の取り巻きは殴られてるなぁ。


ガキ大将「くだらねえこと言ってないでメシ食うぞ。」

取り巻き「あ、うん。机くっつけるね。」


ガキ大将「強い心があれば、他人の言うことに惑わされたりしない。」

ガキ大将「弱者を救いたければ、まずは強者になれ。話はそれからだ。」


委員長「それができないから弱者なんだけどね。」

委員長「あなたも、気にしないでお昼食べましょう。」

はい。


取り巻き「動画は12:20からだから。見終わったら感想聞かせてくれよな!」

あ、はい。


・・

・・・・


私は双星。天使に出会った者です。


”不幸な人を救う方法”


5日間連続放送の3回目です。

まずはいつもの合言葉から。


【不幸な人は他人を殺す】


他人を殺したら捕まって牢屋行き・・そう尻込みしていませんか?

はい、その通りです。


むしろ他人を殺しても逮捕されない方が危ない国だと思いませんか?

交通事故を起こし、死傷者まで出したのに逮捕されない人がいることに疑問を感じませんでしたか?

逮捕される方が健全です。


大切なのは、不幸な人がどれだけ多くの人を殺せるか。

日本の殺人による死亡者数は、毎年数百件。

年々減って来ています。

戦後のみの統計ですが、多い年でも2000人を超えたくらいですね。


今はその半分以下―――この殺人による死亡者数が10倍以上になったら、異常だと思いませんか?

不幸な人たちが他人を殺すことで、異常なことが起きていると世間に認知させるのです。


そして殺人事件が起きると、動機が何か調べられる。

不幸な人は一様にこう言えばいい。


【不幸な人は他人を殺す】・・と。


恨みでもなく、金品目当てでもなく、不幸だから他人を殺す。

それを当たり前の行為にするのです。


不幸な人はどれくらいいるでしょうね。


自殺者は毎年約2万人。

行方不明者は毎年約8万人。

引きこもりは約100万人いると言われています。


学校に通っていても、不幸な人はいるでしょう。

働いていても、不幸な人はいるでしょう。

結婚していても、不幸な人はいるでしょう。


生きているだけで不幸な人もいる。

不幸な人は、どこにでもいる。


恨みでもないのなら、金品目的でもないなら、誰が狙われるかわからない。

誰もが、不幸な人に殺される可能性がある。

それが当たり前になってこそ、不幸な人を本気で救わなければならなくなる。


では、いつまで殺し続けますか?

幸せになるまで殺し続ける・・そう考える方もいるでしょう。


―――――

権力者「あなたを救いに来ました!」

不幸な人「死ねー!」

権力者「ぐわー。」

―――――


これではいつまでも不幸なままです。

権力者が本気で不幸な人を救う気になったら、信じてあげてもよいのではありませんか?

では、いつ信じればいいのか?


ここで視点を権力者側に変えてみましょう。

権力者は考えます。どうすれば不幸な人の殺人を止められるか。


―――――

権力者「殺人者を救えば、救われようと殺人が増える。」

権力者「ゆえに殺人者は絶対に救わない。」


権力者「殺人を犯さない人を救ってアピールすれば、殺人を思い止まるだろう。」

―――――


はい、視点を戻します。

どうですか?権力者の気持ちがわかりましたか?


では冒頭の話と合わせてみます。

他人を殺したら逮捕されて犯罪者になった上に救われないまま・・

バッドエンドです。


ですが、よく考えてください。

今まで権力者たちは、誰を救い誰を救わないかを選別してきました。

その結果あなたは救われない不幸な人になっていたのです。


権力者は考えを変えましたか?変えてませんね。

相変わらず誰を救うかを選別しています。

権力者の望むやり方をしていては、結局同じことの繰り返しです。


権力者の考えを変えてこそ意味があるのです。


では、権力者をいつ信じればいいのか。いつ他人を殺し続けるのをやめればいいか。

それは・・権力者が他人を殺した人を救ったらです。


権力者が救おうとしない人。

そういう人が救われてこそ、すべての不幸な人を救うことができるのです。


他人を殺した不幸な人が救われるまで殺し続けることになります。

この条件で冒頭の話と合わせてみます。

他人を殺したら逮捕されたけど、救ってもらえた

・・と、なります。

人生はまだ続きます。幸せな人生を送ってからエンディングを迎えてください。


この計画が失敗することはありません。

なぜなら、不幸な人を生み出すシステムがある以上、永遠に他人を殺し続けられるからです。

弾圧などできません。日本は、表向き人権国家なのですから。


救われるまで不幸な人が殺し続ければ、権力者側が折れるしかないのです。


以上が、不幸な人を救う基本構成となります。


権力者たちは、あらゆる方法で不幸な人が幸福になるのを妨害してきます。

弾圧ができなければ、圧力をかけたり姑息な洗脳や誘導をしてくるでしょう。

しかしそれで諦めたら、不幸を生み出すシステムは無くなりません。


他人を殺さない人は、優しい人ではありません。

将来の不幸な人を生み出さないために他人を殺す人こそ、真に優しい人です。

今からでも間に合います。他人を殺しましょう。


不幸な人なら誰でもOK。

あなたが右でも左でも中でも構いません。

前へ進みましょう。


ただし、外国にいる日本人の方は、外国に迷惑をかけないようにしましょう。

外国にいる日本人は、外国の人からすれば外来種です。


もし外国で不幸になってしまったら、日本に帰って幸せになりましょう。

日本は、日本人の国です。


自分が不幸な人かわかりますか?

そんな時は、自分の胸に手を当て、自分に聞いてみましょう。


”幸せですか?”


その答えはまぎれもない真実です。

あなたの幸不幸は、あなた自身が知っているのです。


いつものをやったところで今日の放送は終了します。

続きは明日の放送をお待ちください。


・・

・・・・


この計画は・・うまくいくのか?

顔をあげると、みんなスマホの画面を見ながら色んな顔をしていた。

なんか・・クラス中がスマホ見てるってちょっと異様。


委員長「こんな雑なの計画ですらないわ。ただのテロリストよ。」


取り巻き「不幸な人はたくさんいる!権力者どもを殺しまくれば考えも変わるさ!」


ガキ大将「ふーん、こいつアホだな。」

ガキ大将「2回目の時は前回のをまとめたけど今日はそれやってねえじゃん。」

ガキ大将「大勢を動かしたいなら毎日わかりやすくまとめないと取り巻きみたいな勘違い野郎が出てくんのにな。」


取り巻き「ぼ、僕のどこが勘違い野郎なんだよ!」


ガキ大将「今日の動画で”恨みでもなく、金品目当てでもなく、不幸だから他人を殺す”ってあっただろ。」

ガキ大将「権力者狙ったら恨みによる犯行だろ?でもこれ、無差別殺人を狙ってるぜ。」

ガキ大将「言ってることはわかるんだがな。殺人一本に絞ってて、窃盗とかの他の犯罪はやって欲しくない感じだし。」


ガキ大将「でもそれをわかりやすく伝えてない。」

ガキ大将「プリント1枚にまとめるくらいできないと直接大衆は動かせないぜ。」

ガキ大将「コマンダーを用意するなら別だがな。隊長って言った方がわかりやすいか。」


委員長「言われてみれば・・教科書みたいな内容よね。」

委員長「勉強だって予習して授業うけて復習するのに、この動画を一度見ても全部覚えたりはできないわ。」


ガキ大将「大事なところはアンダーライン引いたりするだろ?」

ガキ大将「この動画は教科書みたいに重要なことがあちこちに散らばってて理解しづらいんだよ。」

ガキ大将「はっきり書いてない部分もある。こいつやる気あんのか?」


取り巻き「じゃあ僕がまとめぐえっ」


ガキ大将「そんなことしたら、お前のせいで知らないやつが殺人者になるんだぞ!」


委員長「そうよ。場合によってはあなたが殺人教唆の罪になるわ。」


取り巻き「(ぼそっ)お前たちは・・不幸な人の気持ちがわからないんだ・・」


・・

・・・・


今日は濃い一日だった。

取り巻きには悪いけど、親友のことが気になって動画はあんまり・・って気分かな。


・・俺は、親友に電話をかけてみた。


・・・・つながらない。


お前は、今どこにいるんだよ・・


・・

・・・・


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