鈴蘭学園 1
「起きてーお兄ちゃん」
...朝だ、あいりちゃんが僕の上に乗っている。
これはとんでもない事態であった、その位置はいわゆる男のデリケートゾーンでまぁ有り体に言えば股間の上です、騎乗位の状態といえばわかりやすいだろうか。
さすがに小学生に欲情するようなことは僕といえどもないのだけど
「ねぇ、お兄ちゃん。私のお尻の下に何か堅いものが当たってるけどこれってなに?」
男子特有の朝の生理現象によって僕の息子はフルパワーなのであった。
都条例で捕まる前に僕はなんとかしてこの状況を脱しなければならない。
「あいりちゃん、結婚しようか」
勃起しながら小学生に愛の告白。
小学生は相手にしない発言はどこへいったのだろうか。
「お兄ちゃんってちょっと変だよね(笑)」
違うよ、変じゃないよ!周りと少し違うだけ!
こんなことがあって、朝は楽しく過ごせたんだけど
長い長い苦労の1日はむしろそこから始まった。
僕は鈴蘭学園、理事長室にいた。
そこには怪しい雰囲気を漂わせたクリストファー理事長と僕の2人だけだった。
「教えていただけますか、あの『条件』について」
「僕に『解決してほしい問題がある』というのはどういうことです」
そう、あの日言われた裏口入学と引き換えの条件とはこのことだったのだ。
詳細は直接話すと言われこのときを待ったのだが
「まあ掛けなさい、今から話してあげるよ」
「!?」
嘘だろ、クリストファー日本語ペラペラじゃねーか
「あれはキャラ作りさ、何年も住みついてその国の言葉をマスターできないわけがないだろう?」
嘘だろ、クリストファーがめちゃくちゃ賢そうに見える
キャラ崩壊はなはだしいな
「きみは、魔女の存在を信じるかい?」
「そう、魔法の存在を」
あ、だめだ。こいつやっぱ馬鹿だ。
「この学校にはあるんだ、七不思議ってやつが」
「この手の話は昔からあってね。噂だろうと、そいつを信じてたってわけじゃないんだけど、もう最近は認めざるを得ない状況なんだ」
「何言ってるんですか」
「なぜなら、僕は、すでに魔法を使えるからね」
「え???」
「どどんぱああああああああああああ、なーんてね」
え、わかんない!この人こわい!
「まぁ当面は学生生活を楽しみなさい、そのうち分かるから」
そういってクリストファーは笑って僕の肩を叩くのだった。
「条件か、そうだね。強いて言うなら、僕が呼んだら君はすぐ駆けつける。そんなとこか、HAHA」
いえいえ、完全にメダパニ状態なんですが...魔女って何よ
キーンコーンカーンコン
「OH!」
って学校初日いきなり遅刻じゃねーか!




