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夜は朝を知らない  作者: -1twelv2-


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9/30

有名の手前無知-9話

【ゆり様がInstagram開設した】

キャンパス内は地獄耳じゃなくても

この言葉が広がる。


海斗君が教えてくれた

 -福屋-@hikiyoseneetのサブスク

会員になる為。その為だけに

作ったInstagramのアカウント


 私のアカウント名は

名前は。。。

【シャバシャバ系女子】

一言は シャバ増をしごくラッパーです

    フェイクを56します。

ID は @10000k4r4

     


アイコンは… 宇宙の拾い画にした。

…..最初はこんなはずじゃなかった


フォローは3

全部鍵垢


フォロワーは

現在 230


私は 空海大学で

比率だけで言えば

【インフルエンサー】


になっていた。



事の経緯を話そう。

もちろん最初の名前は

ローマ字で Yuriだった。

最初のIDを決める方が難しかった

かなり、被る。

何回も何回もやって

よーやく なんとなくの数字

とyuri を絡めてこの時のIDの方が

実はやっつけ。なんだったか覚えてないし

このIDつける時が….

  幸せでした…♡♡♡ (^O^☆♪


———服福服服服福福福福岡最高〜⭐︎⭐︎⭐︎

 —————-⭐︎OTAKU ファッション movement………

二人だけの空海大学の食堂


「ゆりちゃんインスタやってないの

 本当解釈一致すぎ!笑

 Twitterは好きでしょ?

 今はXか」


「いやーXも見てないよー

 中学からスマホ持ってるけど

 私ようつべとにニコ動しか

 スマホで見ないよ?

 無断転載でアニメ見てるし」


「ゆりちゃんHIPHOPだよね

 SoundCloudに、音源あげてそう」


「ん?なにそれ、音楽、のアプリ?」


「え!ここはマジで意外

 やっぱお兄ちゃんが音楽好きなんやね

 服から絶対音楽好きだと思ってたし

 俺より絶対詳しいだろうなぁ

 って思ってみてた。

 

 SoundCloudって

 無名〜有名になるミュージシャンの

 配信のプラットフォームだよ

 サンクラ ラッパーだとずっと

 思ってた俺。笑」


聞いた事ない単語。

横文字だらけなのに

意味が全部わかる。

 

お兄ちゃんが言ってそうな事で

お兄ちゃんより少しくらいの

早口なのにどういう意味か全部分かった

SoundCloud? サウンドクラウド

サンクラについて聞きたい、

と思った矢先 話題は

海斗君から Instagram開設に

話が戻る。


「あっ、ごめん話し

 すぎたし 話それた

 インスタ インスタ

 ロード遅いね!」


インストールの青い円が

簡潔してダウンロードする前に

海斗君の説明は終わっていた。


話しがうますぎるし

説明がうますぎるし


…声が本当に好きだった。


Instagramを開く

初期設定から


名前とか

 IDを決めるんだけど

何回も何回も

Idを打ち込んでは

ダメだから大変だった。


 誕生日は6.16

yuri616とかうとうとしたら

「特定されやすいの危ないっちゃんねー」

「えー。でも覚えやすいのがいいよね」

「うんーYuriでてきとーな数字にしたら?」


4回くらい Yuriなんとかって数字で

打っても打っても 被る。


痺れ切らして Yuriで

5桁くらいのテケトーな数字にしたら

通った。


数字もう忘れたのは

海斗君との距離が近かったから。

心臓がバクバクだった。


顔を寄せて

「あーむりかー」

「だめやねー」

「いけると思ったね」

 

シャンプーの匂いってわかる

いい匂いがずっとしてて

全然臭くない。香水つけてないんだろうな


海斗君からの数字の提案は

一回もなかった。

わざと、当てはまらない数字にしようかな?

って気持ちがあった。

そばにいてくれるから、

だけど、間違えるたび


私の速過ぎる

筈のタイピングが

遅くなって

心配そうな海斗君に

対して申し訳なくなる。


もう5桁は

やっつけ、

覚えられるか不安だったのが

本当に忘れてしまった。


私の体感は15分

現在 13:46分


「おーいけたねーー!」

ハイタッチはない。

ただ。くしゃりとした

笑顔。 くっきりとした顔立ちで

顔が小さい。 太くて濃ゆい眉毛が

本当に凛々しい。

綺麗に剃った 青髭が

年相応だった。 焼けた肌。


「うん..いけたね..!」

私は下手くそな笑顔。

その頃私は 服のサブスクの話が

頭から抜けていた。


「よしー!お洋服のアカウント教えるね!」

「あっ、そうだった。」

「えー。。ゆりちゃんADHDもある?」

「多分。それはない。当事者が

 兄。」

「じゃあ違うね。絶対」

石田君と違って

石北君は


 ニヤニヤじゃなくて

…ニコニコしてる。


「あーそーこの虫眼鏡から検索かけてー」

って言われて 画面を見たら

なんのことが一瞬で分かった。


「ボタンを押して@hikiyoseneetって

 売ってみて」

私は無言。打つ。見つめて。画面。

「うつのはやっ!オタクやね

 あー!これこれ!」

兄のLINEと同じ


Instagramの初期アイコン

 意味が分かった。

プライベート。切り分けたい。

個人。 「そっとして」

って理由。鍵垢


-福屋-@hikiyoseneet

投稿が見れない。


「そうー、

 オーナーの人が認知したら

 投稿見れるよ! 直接俺

 LINEしとく 支払い受けるよ

 DMで直接 pay pay500円送金

 これだけで、服全部買える

 レンタルやないんよね

 オーナーの完全趣味だけど

 仕事増やしたくない理由で

 本当に限られた 招待制

 ゆりちゃんで12人目かー

 友達がずっと伝説の

 イレブンっていってたのに…」


説明が上手い。分かりやすい。

し、聞いたことない話だけど

やり方が分かりやすかったから

うずうずしてた、が懸念


「服はどうやって受け取るの?

 ネット?メルカリみたいな感じ?」


「それが近くにあります。

 学校からは遠いけど

 一駅離れたとこ

 歩いていこうと思えばいけるけど

 オーナーがいる時しか

 買えない」


「え!やば、あつすぎる..

 早く行きたい…」


「承認されたらね

 まぁでも98%?

 はいける あー

 ちかっぱねみーー

 家近くだから

 帰って寝るね

 次の授業なんていつでも取れる!

 じゃあね」


「あっあっ、まってかい」

AirPodsを彼はもうつけてて

お辞儀をして食べ終えた

二つのカツカレーの

ルーだけ少しついたお皿を

一つずつ お渡し口に返却した。

ご飯粒は一つもなかった。


時計を見ると 13:59分


なんだろうこの焦燥と期待

服屋に行ける事よりも


私の家の近くに海斗君が住んでる

学校サボって二人で毎日そういう事

…なんて考えた 服よりも先に


私は次の授業の時間に

いかずに学内の食堂で

待ちぼうけをした。


本来なら授業の途中

で教室に行かず

30分後くらいに

とぼとぼと歩いた。


頭の中は妄想にふけて

家に着く。


玄関で白いドクターマーチンを

脱ごうと思ったら

一気に現実に戻った。

玄関に 下駄があった。

意味も分かった。


「兄が買った」


….ただいま

兄はお洒落共有部屋で

YouTubeを見ながら大爆笑。


長い髪は野武士のように

結び、髭が汚い。


ポテチとコーラ。

汚してはないけど


「清潔感がまるでなかった」


「おー愛しの妹おかえり

 おにーちゃん大好きだもんな」


兄はスマホを見ながら

大爆笑


私は冷たい目で兄を見てた。

サブスク服屋の事は

兄には「絶対言わない」

私は


「…ただいま。」

死んだ魚のような目で兄を見てた

んだと思う。

兄は


「お前も背中の交差点の

 カルマを背負っちまったか。

 通信の頃さーー

 俺着てたら、ヤンキーの

 先輩に気に入いられてさ

 最初テンション上がったけど

 卍ってさ疲れるんだよね


 ナンパとまでは行かんけど

 絡まれるやろ?

 ちょっと悩んだんだよね

 あげるの。でもまぁ

 社会勉強。

 いいものにはお金をかけなさい」


兄は色々見てきたんだなぁと


そこから、海斗君の話と

ゆり様という話を伏せて


「大学って楽なのに疲れるね」

って一言言うと


兄は

「小泉構文やめて」

 …. 二人は別に笑ってない。


 私は

「死神今日みた、?」


兄は黙った。

「そういう世界線ってあるんやね」

「え、なんか喋ったの?」


「んー!説明むずい!

 そのうち受信する

 分からないけど分かるだろ?

 小泉構文 by兄」


私は黙る

「お兄ちゃんずるい

 ずるむけ」


兄は爆笑した。


ちょっとニヤニヤして

部屋に行く。

インスタを見た——


福屋からは、

 もう承認されてた!

気づいたのは5分後だった。


ストーリーがどうたらとか

よく学生の頃から聞いてたから

どういうものかは大体わかってて


検索をかけて、

アーティストをなんとなくながめてた

@hikiyoseneetと検索

をかけて画面が真っ白。


その後はcrossfaithと

検索をかけた


その後、おすすめのアカウントを見たら

画面が赤く縁取られてて


タップした瞬間動画に変わって

ライブの告知と

LIVE映像。 あーこりゃ

便利だと声に出してた。


なんとなーく

見てたら


なぁるほどねー

って一般の人と

芸能の方の

やりたい事がすぐにわかって


三角が横についてたマークが

赤くなってて 1って書いてあって


初期設定のメールかな

って思ってたら


-福屋-@hikiyoseneet

からダイレクトメッセージが

着てた


「え!はやっ」

内容は

「海斗氏よりご連絡頂きました」

その後に

住所のリンク

「一言ご連絡頂いた時に

 私が店頭で対応します」



それだけだった。

すぐに返すべきではないと

判断して。 投稿を見たら

画面は真っ白だけど

白い画面を横にスワイプすると

全部の投稿 2枚ずつ


6投稿

白い写真を→スワイプすると


また別の白い写真→スワイプすると


全部。海斗君が着てそうだけど

海斗君が着てる服は一着もなくて


結構見入っちゃってた。

鍵垢の相互フォロー

10人は名前もなく初期アイコン


一人だけは

「メンエス嬢 GUN魔」

の鍵垢でフォロワーが

覚えてないけど

まぁあまぁ

いて 一言

「お安くします。 初回7億」

投稿数

はなんかめちゃめちゃしてある


アイコンはたけのこだった。


【こいつだけは関わってはいけない】

そして肝心の海斗君

のInstagramは聞けてない


LINE開いて

こはるに


「Instagram始めた

 教えてくれメンズエステ」

と送ったら

 こはるは

「え!ゆりが…」

こはるは

 

「イイズェ」 って

吹き出しの

有名な俳優さんの

スタンプを送った


その後にリンクを送って


「ゆりと繋がれたの楽しみ!」

 こはるのLINEアイコンと

 Instagramのアイコンは同じだった。


ピンク髪の後ろ姿で

一緒に買った

白いふわふわのパーカーを着てた


フードはウサギの耳みたい

になってる。


結構フォロワーいた。

けど、圧倒的にフォロー数が多かった

こはる。全てが納得。


こはるはキャンパスの風景に

キラキラに加工にしてたり

スタバのコーヒーの写真


…意外じゃないけど地雷系

じゃない女の子との写真

をストーリーにあげてた。

 

けど共通してたのは

顔は誰一人として

あげてなかった。


私はGoogleで

「花」って検索かけた。

百合の花だといかにもだから

検索かけて


花壇に植えられた花にした。

 

こはるは結構投稿してて

こはるの投稿は

風景が多かった。

 

山とかいつも遊ぶ場所とか

何が起きたかーみたいなのは

分かりづらいけどこはるとは認識する。


私がマックで

ハンバーガーを食べてる写真を

何着てるかはわかるけど

顔が分からないように

あげていた。


投稿にぽんと

「最高」とだけ

それが最新の投稿だった

結構嬉しかった。


私二枚投稿した。

最初の投稿は

こはるを私はこっそりとっていた。

ウサギのパーカーを後ろから

写真を撮っていたので

こはるの

後ろ姿それを一枚。


説明は「可愛い」と一言,


投稿した後

一回で服数枚

投稿できるのを知って

2個目の投稿は


玄関に行った。

Dr.Martinとadidasの

スニーカー

兄の下駄を並べて

写真を撮った。パシャリ


二枚目の投稿は母が作った

オムライス ケチャマヨの


投稿の説明は

「親に感謝」


一言。


投稿し終えた

タイミングで

お父さんから


「二人とも〜ご飯できたよー

 ちんじゃおろーすー」


兄は

「チンチンじゃおじゃお

 ろーすーすー」っと

 まぁあまぁあおっきい声


 私も

「チンチンじゃおじゃお

 ろーすーすー2号」と

 まぁあまぁあおっきい声


父と母は黙ってる。

 兄が先。

 妹が後。


黙る両親。


並ぶ青椒肉絲は

4つ 私は1番最初に

写真を撮る。


いただきまーす

 

兄が スマホで 平成ヒットメドレーを

かけて 食事の時は

みんな、あんまり喋らないけど


お兄ちゃんはずっと

「うめぇうめぇ」

 言ってて


お母さん

「お前はヤギか」

 ずっとニコニコのお父さんと

 ずっとニヤニヤの私


兄は

「お前も色ボケるのね」


お母さん

「やめなさいしょーた」


「うぇええん、ご飯が

 美味しくて泣けてきたよー」

 と真顔


「このチンチンがすすむわぁ!」

 とご飯を食べる。兄


父も母もこれには

爆笑。これは止めない


私は死んだ魚のような目で兄を見てた。


ご飯を食べて、スマホを切って

夜の10時に寝た。

シャワーも浴びたし

メイクも落とした。


別に明日は早くないけど

たくさん寝たかった。

携帯の確認は明日でいいやーと


起きたのは朝5時

起き上がったのは5時15分

2分後にスマホの電源をつけて


LINEを確認

こはるを既読無視。

内容確認


Instagramを確認すると

私のフォロワーが


20人以上は増えていた。


えっ…


私はこはるだけしか

見てないだろうと思って


青椒肉絲の写真に


ちんちんじゃおじゃお

ろーすーすー


 とストーリーをあげてて

こはるのアイコンから

  ハートマーク?


 いや、こはるだけじゃない

アイコンからハートマーク….


女の子のアイコンから

 大量にいいねを押されてた。


 




 


 





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