96/244
クリスマスイルミネーションの舗道を歩きながら
もうすぐ・・・・・
クリスマスがやって来るから
だから この街の中にいる誰もがみんな
しあわせそうな笑顔をして歩いている
でも 彼らは知らない・・・。
僕が・・・・・
クリスマスを彩る
街路樹のイルミネーションにも目もくれず
僕の前を歩いている恋人たちの背中を睨みながら
僕が今なにを考えているのかなんて
彼らはなにも知らない・・・。
ちぇ・・・・・
クリスマスが近いからって
浮かれてんじゃねえよ ムカつくんだよ・・・
楽しげに歩く恋人たちのその背中を睨みつけて
僕がどれほど凶暴で邪悪な衝動を胸に秘めながら
さっきからずっと僕が彼らの後ろを歩いているのかを
彼らはまだなにも知らない・・・。




