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僕の中のもう一人の僕は
その人に対して恨みなど何も無い・・・・・
だって その人は今しがた道で擦れ違っただけの人で
肩がぶつかった訳でも睨まれた訳でもない
只の 只の通りすがりの人なのだから
恨みなど抱く筈もない でも・・・。
なんだか・・・・・
楽しそうな顔をして歩いている
その人の顔をチラッと見た瞬間に僕は 僕の身体は
気がついたらその人のことを後ろから突き飛ばしていて
そして 拳を握りしめて倒れたその人の上に馬乗りになって
血が噴きだしてその人の顔のカタチが変わるまで僕は
何回も何十回も何百回も固く握りしめたその拳で
僕は笑顔でその人を殴り続けていた・・・。
僕の中には・・・・・
間違いなくもう一人の僕がいる・・・
そして そのもう一人の僕は間違いなくこの僕よりも
ずっと ずうっと正直者で凶暴で残虐を好むから
今はまだおとなしくしているけれど・・・。




