[入隊]
「なあお巡りさんよぉ。スピードはどうしたんだよ。エリックは?」
「お前とあの人以外死んだと報告されてる。」
パトカーの中。裏切りがなくて失敗すれば仲間が隣にいた。今はいない。ライルは孤独を感じていた。 そして仲間2人が死んだ事実を受け止めれなかった。
ビルのネオンがライルの顔に鏡のように映っていく。
「まあ、あの方たちに反発したのが悪かったんだ。お疲れだな。」
BPが嘲笑するように言った。
後ろの席からライルは思いっきり顔を近づけた。
「リーダーが提案した!俺らが提案したんじゃない!」
「そんな嘘誰が信じると思う?着いたぞ。」
BPのネオシティー本部。
ここの地下室に囚人たちは収監されている。
「判決が出るまでここから脱走しようとか思うなよ。」
「...ッチ」
牢屋の扉が閉まった。
周りは見たことがある囚人だらけだ。何かを激しく言い争ってたり、挑発したりしてまるで地獄のようだ。そんななかライルはただ一人座っている。
「おいガキ!てめえ何で捕まったあ?」
「...ハメられた。」
「はぁ?聞こえねえよおぉい。」
「ハメられたんだ!ハイブリッジの野郎どもに!」
大声でライルは怒鳴った。だがその瞬間牢獄の中は笑いに包まれた。
「あーはっは!こいつ頭悪ー!」
「ハメられたぁ?ぎゃーははは。他人のせいにしてらぁぎゃっはっはっは!」
ハイブリッジ社は絶大な階級の高さと信頼を得ている。無論全市民に。犯罪者たちも同じ。なのにそんなでたらめみたいなこと言っても誰も信じない。
「...くそ!」
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「あーやっぱタバコは最高だな。」
「特に一人締め上げた後はですね!アニキ!」
路地裏で暴走族たちがタバコを吸いながら話している。
後ろには血まみれになったホームレスがいる。
「このあとどうする?ウェイクでも行くか?」
「新しくできたヤリ場か。いいねいいねぇ」
「もう一回派手に暴れでもするか?」
「おれぁ、いいアイデアがあるんだぜぇ?」
一人が涎を垂らしながら言った。
「若い美女ママンのガキを攫って脅迫するんだ。体で頼む。ってなぁ!」
「ギャーハッハッハッ!そりゃいい!やるか?」
「いいなぁ、いいなぁ!ん?足音か?」
そういった男は振り向いた。真っ暗な細い道だ。微かにコツ、コツと足音が聞こえる。それはだんだんこちらに近づいてくる。
「なんだぁ、こっちくんなよぉ?おとなしくママンのところに帰りなぁ!」
「ひっ...」
しかしどんどん音は大きくなる。
「こっちくんなって言ってんだろおがぁ!帰れぇ!」
「おい!逃げようぜただもんじゃねえ気がする...」
「お前は黙ってろぉ!」
音は大きくなる。族どもは冷や汗をかき始めた。
「聞こえねえのかぁ?!そんじゃあ要らねえ耳をきってや...」
そういった瞬間暗闇からバケモノが出てきた。大きな目でこちらを見ている。
「な...なんだおm」
ぐしゃ!
そういう暇もなく族は食われた。どんどん体が口の中に入っていく。
族は足をじたばたさせて抵抗しているが無意味に終わり、食われてしまった。
「う...うわああああああ!」
手を伸ばし始めた。みるみる叫んだ族に腕が近づく。
「やめろ...くるなぁ!くるなあああ!」
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「おい貴様、とっとと出ろ!」
BPがライルを嫌そうな目で睨めながら言った。
「...え?」
「釈放だ。」
ライルは目覚めると警察官を前に信じられない言葉を聞いた。「釈放」だ。
「え...?なんで?」
「いいからとっとと出ろ!」
出た先には黒服の男がたっていた。ライルを待っていたかのように。
「詳しい話は車の中でしよう。」
「はぁ」
「まず初めに君は選んでほしい。」
「選ぶって何をですか?」
「僕たちの隊に入るか、もう一回刑務所に入るか。」
唐突の質問にライルは戸惑いを見せ、問いかけた。
「隊って??」
「ああ、そこから説明すればよかった。ごめんな。最近ネオシティーでは行方不明者が続出してるだろう?」
「まあニュースとかで見かけますけど。」
「それはとある化け物たちのせいなんだ。」
「...はい?」
化け物なんて実在しないと思って生きてきたライルは、困惑した。
「僕たちはその化け物たちを駆除している。
駆除というのはまあ分かると思うけど、殺すんだ。
その化け物たちを僕らはバグと呼ぶ。
バグは神出鬼没で前触れもなく現れる、
ここ最近から出始めたばかりだ。
そいつらを政府の頼みで駆除しているのが我々...
cyber hunter だ。
僕らは君の銀行襲撃事件の際の動きを見させてもらった。覚醒装置を使ってもあんな華麗な動きはできない。よっぽどの運動神経じゃないとね。だから君のフィジカルさを見据えて釈放して入隊させようとしているわけだ。しかし普通は政府の団体でも犯罪者の釈放はあまり良いことではない。だから、ここで一緒に駆除活動を頑張るかムショ暮らしに戻るか。君が決めていいよ。」
ライルは悩んでいた。
(バグって、確か前俺遭遇したよな...あんなやつと戦いたくねぇ...でもムショ暮らしもやだなぁ...)
「君前バグと遭遇したよね。」
「!!!!!」
「その反応は図星のようだね。できれば入ってほしい。まだ政府がバグの存在を公表するか迷ってるんだ。この時代は簡単に情報が手に入る世の中だから、君が拡散しないというのは悪いが信じれない。だからお願いだ、入ってくれ。」
「...わかりました」
半強制的にライルはOKを出した。心の中はムショ暮らしよりかはマシといっていたので、ライルにとっても悪い選択ではなかっただろう。
「じゃあ、決定だね。早速本部に向かおう。」
車はネオシティーの端にある本部へと走り出した。
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「はぁ...はぁ...だ...だれ...か...」
血まみれになっている男が路地裏で腕を抑えながら、何かから逃げている。
「あ?行き止まり...はぁ...はぁ...」
足音が近づいてくる。男は行き止まりの壁にすがりついた。
「やめてくれぇ、!許して!」
巨大な影が男の全身を隠した。
「やだ...死にたくない...やめてくれぇ...!」
口の影が動いた。
「やだ!やめて!いやだぁ!やだぁ!やd」
ぐしゃ!
あたりは血で染まった。
影は動き、その場を離れた。
そして路地裏にいる若いカップルを目にし、また歩き出した...




