↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cyber hunter  作者: M MAN
オープニング
3/43

[絶望]

「ちっくしょう、こいつら強い!」

「逃げよう!もうしょうがないさ。お前死んじゃうぜ?!」

「...っち」


 圧倒的な敵に二人は苦戦していた。セキュリティーロボットは傷が一つもついてない。ライルは傷だらけ。


「シンニュウシャマッサツセヨ。メイレイ。コウゲキジュンビカンリョウ」


 セキュリティーロボットの全身が赤に染まった。

 ロボットは拳を挙げて振り下ろした。


「コロス」

「うわああ!」


 ドオオオオオン!

 ものすごい音が鳴り響き、二人は吹っ飛ばされた。

 幸い攻撃には当たらなかった。

 エリックはライルの手を掴んだ。


「逃げろぉぉぉぉ!」

「...ちくしょう!」


 二人とも駆け出した。入り口めがけて。

 だが、ライルは涙が出てきた。路地裏でずっと暮らすことになるんだ。

 死ぬんだ。と。


「...またチャンスはあるさきっと。なあライル。ほら、入り口が見えてk」

「二人ともその場にとまれ!」


 BPたちが到着していた。


「覚醒装置を解除し、その場に跪け!」

 部隊は覚醒装置に対抗するため、武装も整いまくってる。

 逆らったら駄目だ。


「やだね!オーバーヒートするまで戦ってやるよ!なあエリック。」

「おうよ!怖いけど。」

「体ボロボロだけど、捕まってたまるか、!」

「ライル。俺が先に行く。」



「先にどっちからいくとするかのぉ」

 リーダーとスピードは絶体絶命の状態だ。ここで逃げるか、死ぬか。二人のすることはわかるだろう勿論逃げるだ。


「これでも...食らいなよ!」


 ボン!

 目くらましだ。リーダーがばら撒き、二人はその間に逃げ出した。

 透明化は使ってる暇がない。とにかく逃げることだけを考える。


「見えん!どこだ?!」

「全員に告ぐ!侵入者あり!見つけ次第抹殺せよ!セキュリティーレベル5を発動しろ!」


 社内にサイレンが鳴り響く。暗い廊下は赤色に染まっている。


「先を急ぐぞスピード!名前通りの速度を出せ!」

「わかってる!といったてどうやって逃げるんだ?」

「車だ!今更無免許とかどうでもいい!一応少しは触ったことあるから。大丈夫。」

「怖えなぁ。」



「そりゃあ!」

 ライルとエリックはどんどんBPを蹴散らしていた。


「セキュリティーロボットぉ!いけえ!」


 BPが叫んだ。

 奥からズシズシと重くセキュリティーロボットは歩いてくる。

 少し歩くと急停止をした。


「リョウカイ。ターゲットホソクカンリョウ。マッサツシマス」


 セキュリティーロボットの腕が変化していく。

 腕の底から長い銃口がでてきた。


「ハッシャ」

「おいライル!あいつ!避けろ!」

 

 ダダダダダダ。

 ものすごい勢いで銃口が光る。ライルとエリックは華麗にかわしていく。

 だが、ライルの体力は限界だ。

 そろそろオーバーヒートしてしまう。ライルの体から白い煙がどんどん出てきた。


「ちくしょう!」

 ライルの動きが鈍くなってくる。

 

 セキュリティーロボットがライルのほうを向き始めて、銃口を向けた。


「ターゲットカクニンカンリョウ。」

「ライル!」


 ボン!

 その瞬間あたりは火にのまれ、とてつもない爆発が起きた。

 ライルは危機一髪のところでエリックが助けてくれた。


「ぐ...エリック?」


 反応はない。何回も呼び掛けたが反応ゼロである。


「おい...エリック?おい?!」

「死んだか?セキュリティーロボット。」

「アト一名イキテイル。メイレイハマッサツ。」

「へ、エリックが死ぬわけねえだろ!まだ生きている...」


 目には輝きがなかった。体も一ミリも動いていない。

 後ろで炎がパチパチと音を立てて燃えている。


「自惚れ野郎をさっさと殺せ。セキュリティー。」

「リョウカイ」




「おらさっさと乗れ!いくぞ!」

「動かせ動かせ早く早く。」

 リーダーは思いっきりカギを差し込んだ。


「おし、エンジンかかった。出るぞ!」


 ドン!

 目の前に何かが落ちてきた。


「うわあ!なんだ?」

「...ヤバいのが来たぞ...スピード...ジーザスだ。」

「あるぇ?!」


 ジーザスはセキュリティーロボットのリーダー。冷酷でターゲットは必ず殺す。

 ジーザスが言い放った。


「逃がすと思ったかこのクソ野郎どもが。」

「車出せ速く!」

「出してるよ!」


 車が走り始めた。

 しかしジーザスもものすごいスピードで追いかけてくる。


「最高速出せ!逃げろ逃げろ!」

「...ターゲット補足完了。オート弾発射。スピードブーツ機能アンロック解除完了。」

「何言ってんだあいつ。声ちいちゃくて聞こえねえ。」

「発射。」


 ボン!

 腕を変化させながらスピードブーツで追ってくる。


 ダダダダ!

 音を立てながら発砲してくる。


「身を下に隠せスピード!」

「うわああああ!」


 ガシャン!

 車の上にジーザスが来た。車の上を壊して入ってくる気だ。

 ボンネットがベリベリと剝がれていく。


「...リーダー俺に任せてくれ。」

「は?どうやるんだよこの状況で!」

「...制御機能全解除...おらあ!」

 ものすごい勢いでスピードが外に飛び出し、思いっきりジーザスを蹴りあげた。


「うおりゃああ!」

「無理すんなスピード!」


 拳を振り上げジーザスめがけて突撃した。


 ガキン!

 音が鳴ったが腕は防がれてた。


「いい度胸してるなぁ。」


 ジーザスがスピードに思いっきり重いパンチを食らわせた。うつ伏せになったスピードを蹴り上げる。


「スピード!」

 リーダーはスピードの名前を思いっきり叫ぶ。


「...うう。逃げろ...リーダーっ!」


 倒れたスピードのほうにジーザースがゆっくり近づいていく。

 リーダーは歯を食いしばりながら車を走らせた。


「...お...お前らの事はリーダーが言うよ。会社は殺人鬼のたまり場だって!ぐ!」

「ほぉ。」

「俺を殺したってかまわない。ライルとエリックがいるからな。まだ...」

「エリックとかいう奴は死んだそうだぞ。」

「は?」


 スピードは顔を青ざめさせた。


「もう一人のお友達が叫んでるらしいぞ。エリックーエリックーって。」

「ぐ...馬鹿にするな!うおりゃあああ!」


 拳を挙げたがジーザスにつかまれた。


「君たちはいないことになるんだ。書籍も全部燃やされる。親も殺す。君も。」


 ジーザスの腕が刀型に変化した。


「死ね。」

 ドス!

 スピードの体を腕が貫通した。ジーザスは腕を戻し、スピードは倒れた。


「これでいいかい。坊ちゃま。」


「上出来だ。ジーザス...いそいで銀行に行きたい。」



「...エリック」

 ライルは絶望していた。目の前で親友が殺されたこと。そして大量のBPに囲まれたことを。


「押さえろ!彼は覚醒装置を使用している。油断するな!」

「くそ。くそ!」


 キーッ。車が来た。降りてきたのは社長だ。


「誰だ...お前は...」


 うつ伏せになっているライルを見下して言い放った。


「私か?私の名前はエドワルド・ハイブリッジ。ハイブリッジ社の社長をやってる」


 ライルはギロリと睨みつけていった。

「へぇ。欲望まみれの爺じゃんか。」


「君はなぜ、銀行を襲ったのかな?」

「...秘密のアプリを盗るためだ。」

「そうか。君はこれからどうなると思う。」

「さあね。ペッ」

 社長に向かって、唾を吐いた。


「悪いやつのお手本だ。こい、息子よ。」


 後ろから現れたのはリーダーだった。


「やあラ(・)イ(・)ル(・)!」



「...え。リー...ダー?」

「秘密のアプリってさ、あると思うの?馬鹿じゃねえの」

 リーダーはライルを嘲笑うかのような顔で見つめる。


「お前が言ったんだろ!スピードはどうした!」

 ライルは必死に抵抗した。


「はぁ?俺が言った?言(・)っ(・)た(・)の(・)は(・)エ(・)リ(・)ッ(・)ク(・)だ(・)ぜ(・)?(・)パパ。こいつ嘘つきだ。」


 想定外の裏切りに言葉が出なかった。ハメられたんだ。

 耳元でリーダーがささやく。


「これでやっと家にいられるんだ。」

「くっ...!」

 ライルの全身はものすごい勢いで震える。


「とにかくさ、もうこいつ殺して良いよパパ。殺して殺して。」

「息子に罪をなすりつけやがってこのクズ野郎が...連行しろ。」

「了解しました。午後8:30分、エドワード・ライルを連行します。」

「くそ。くそ!」


 周りには人も多かった。


「なんだなんだ?」

「強盗か?しかも子供...やな時代になったな...」

「血まみれ...怖いねえ」


 そんな中ある一人の男が言った。

「...いいねぇ。」

 

近くにいた人が怪しんだ。

「なにいってんだあんた?」


「新メンバーだな」

「は?」


「決定だ!新メンバー決定だ!また人が増えた。いいぞぉいいぞぉ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。