[絶望]
「ちっくしょう、こいつら強い!」
「逃げよう!もうしょうがないさ。お前死んじゃうぜ?!」
「...っち」
圧倒的な敵に二人は苦戦していた。セキュリティーロボットは傷が一つもついてない。ライルは傷だらけ。
「シンニュウシャマッサツセヨ。メイレイ。コウゲキジュンビカンリョウ」
セキュリティーロボットの全身が赤に染まった。ロボットは拳を挙げて振り下ろした。
「コロス」
「うわああ!」
ドオオオオオン!とものすごい音が鳴り響き、二人は吹っ飛ばされた。幸い攻撃には当たらなかったらしい。
「逃げろぉぉぉぉ!」
「...ちくしょう!」
二人とも駆け出した。入り口めがけて、だが、ライルは涙が出てきた。路地裏でずっと暮らすことになるんだ。死ぬんだ。と。
「...またチャンスはあるさきっと。なあライル。ほら、入り口が見えてk、」
「二人ともその場にとまれ!」
BPたちが到着していた。部隊は覚醒装置に対抗するため、武装も整いまくってる。逆らったら駄目だ。だが、二人のすることはわかるだろう勿論逆らう。
「やだね!オーバーヒートするまで戦ってやるよ!なあエリック。」
「おうよ!怖いけど。」
「体ボロボロだけど、捕まってたまるか、!」
「ライル。俺が先に行く。」
「先にどっちからいくとするかのぉ」
リーダーとスピードは絶体絶命の状態だ。ここで逃げるか、死ぬか。二人のすることはわかるだろう勿論逃げるだ。
「これでも...食らいなよ!」
ボン!目くらましだ。リーダーがばら撒いた。二人はその間に逃げ出した。透明化は使ってる暇がない。とにかく逃げることだけを考えている。
「見えん!どこだ?!」
「全員に告ぐ!侵入者あり!見つけ次第抹殺せよ!セキュリティーレベル5を発動しろ!」
「先を急ぐぞスピード!名前通りの速度を出せ!」
「わかってる!といったてどうやって逃げるんだ?」
「車だ!今更無免許とかどうでもいい!一応少しは触ったことあるから。大丈夫。」
「怖えなぁ。」
「そりゃあ!」
ライルとエリックはどんどんBPを蹴散らしていた。
「セキュリティーロボットぉ!いけえ!」
BPが叫んだ。
「リョウカイ。ターゲットホソクカンリョウ。マッサツシマス」
セキュリティーロボットの腕が変化していく。腕の底から長い銃口がでてきた。
「ハッシャ」
「おいライル!あいつ!避けろ!」
ダダダダダダ。とものすごい勢いで銃口が光る。ライルとエリックは、華麗にかわしていく。だが、ライルの体力は限界だ。そろそろオーバーヒートしてしまう。ライルの体から白い煙がどんどん出てきた。
「ちくしょう!」
セキュリティーロボットがライルのほうを向き始めて、銃口を向けた。
「ターゲットカクニンカンリョウ。」
「ライル!」
その瞬間あたりは火にのまれ、とてつもない爆発が起きた。ライルは危機一髪のところでエリックが助けてくれた。
「ぐ...エリック?」
反応はない。何回も呼び掛けたが反応ゼロである。
「おい...エリック?おい?!」
「死んだか?セキュリティーロボット。」
「アト一名イキテイル。メイレイハマッサツ。」
「へ、エリックが死ぬわけねえだろ!まだ生きている...」
目には輝きがなかった。体も一ミリも動いていない。
「自惚れ野郎をさっさと殺せ。セキュリティー。」
「リョウカイ」
「おらさっさと乗れ!いくぞ!」
「動かせ動かせ早く早く。」
「おし、エンジンかかった。出るぞ!」
ドン!目の前に何かが落ちてきた。
「うわあ!なんだ?」
「...ヤバいのが来たぞ...スピード...ジーザスだ。」
「あるぇ?!」
ジーザスはセキュリティーロボットのリーダー。冷酷でターゲットは必ず殺す。
ジーザスが言い放った。
「逃がすと思ったかこのクソ野郎どもが。」
「車出せ速く!」
「出してるよ!」
車が走り始めた。しかしジーザスもものすごいスピードで追いかけてくる。
「最高速出せ!逃げろ逃げろ!」
「...ターゲット補足完了。オート弾発射。スピードブーツ機能アンロック解除完了。」
「何言ってんだあいつ。声ちいちゃくて聞こえねえ。」
「発射。」
ボン!腕を変化させながらスピードブーツで追ってくる。ダダダダ!と音を立てながら発砲してくる。
「身を下に隠せスピード!」
「うわああああ!」
ガシャン!車の上にジーザスが来た。車の上を壊して入ってくる気だ。
ベリベリと剝がれていく。
「...リーダー俺に任せてくれ。」
「は?どうやるんだよこの状況で!」
「...制御機能全解除...おらあ!」
ものすごい勢いでスピードが外に飛び出し、思いっきり蹴った。
「うおりゃああ!」
「無理すんなスピード!」
拳を振り上げジーザスめがけて突撃した。ガキン!と音が鳴ったが腕は防がれてた。
「いい度胸してるなぁ。」
ジーザスがスピードに思いっきり重いパンチを食らわせた。うつ伏せになったスピードを蹴り上げる。
「スピード!」
「...うう。逃げろ...リーダーっ!」
倒れたスピードのほうにジーザースがゆっくり近づいていく。
「...お...お前らの事はリーダーが言うよ。会社は殺人鬼のたまり場だって!ぐ!」
「ほぉ。」
「俺を殺したってかまわない。ライルとエリックがいるからな。まだ...」
「エリックとかいう奴は死んだそうだぞ。」
「は?」
スピードは顔を青ざめさせた。
「もう一人のお友達が叫んでるらしいぞ。エリックーエリックーって。」
「ぐ...馬鹿にするな!うおりゃあああ!」
拳を挙げたがジーザスにつかまれた。
「君たちはいないことになるんだ。書籍も全部燃やされる。親も殺す。君も。」
ジーザスの腕が刀型に変化した。
「死ね。」
ドス!スピードの体を腕が貫通した。ジーザスは腕を戻し、スピードは倒れた。
「これでいいかい。坊ちゃま。」
「上出来だ。ジーザス...いそいで銀行に行きたい。」
「...エリック」
ライルは絶望していた。目の前で親友が殺されたこと。そして大量のBPに囲まれたことを。
「押さえろ!彼は覚醒装置を使用している。油断するな!」
「くそ。くそ!」
キーッ。車が来た。降りてきたのは社長だ。
「誰だ...お前は...」
「私か?私の名前はエドワルド・ハイブリッジ。ハイブリッジ社の社長をやってる」
「へぇ。欲望まみれの爺じゃんか。」
「君はなぜ、銀行を襲ったのかな?」
「...秘密のアプリを盗るためだ。」
「そうか。君はこれからどうなると思う。」
「さあね。ペッ」
社長に向かって、唾を吐いた。
「悪いやつのお手本だ。こい、息子よ。」
後ろから現れたのはリーダーだった。
「やあライル!」
「...え。リー...ダー?」
「秘密のアプリってさ、あると思うの?馬鹿じゃねえの」
「お前が言ったんだろ!スピードはどうした!」
「はぁ?俺が言った?言ったのはエリックだぜ?パパ。こいつ嘘つきだ。」
想定外の裏切りに言葉が出なかった。ハメられたんだ。
耳元でリーダーがささやく。
「これでやっと家にいられるんだ。」
「くっ...!」
「とにかくさ、もうこいつ殺して良いよパパ。殺して殺して。」
「息子に罪をなすりつけやがってこのクズ野郎が...連行しろ。」
「了解しました。午後8:30分、エドワード・ライルを連行します。」
「くそ。くそ!」
周りには人も多かった。
「なんだなんだ?」
「強盗か?しかも子供、、やな時代になったな、、」
「血まみれ、怖いねえ、」
ある一人の男が言った。
「...いいねぇ。」
近くにいた人が怪しんだ。
「なにいってんだあんた?」
「新メンバーだな」
「は?」
「決定だ!新メンバー決定だ!また人が増えた。いいぞぉいいぞぉ!」




