[飲み会]
「...ウェイド君。公表する準備はできたかい。」
ホワイトハウスにウェイドは呼ばれ、公表内容を伝達していた。
「もちろんです。この行方不明事件を説明しないで、これからどうなることやら。」
「うむ。把握した。」
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飲み会には知らないハンターもたくさんいた。
「よぉライル!じゃんじゃん飲もうぜぇ~」
「え...あの僕未成年...」
ラッチの隣に座ってる人が言った。
「はぁ~?!お前未成年なの?ラッチから聞いてねえぞ?!」
「うぃ~」
ライルはもう疲れ始めた。他の人たちはみんなもう酔っている。
「ライルぅ。紹介するぜ。こいつオードというんだぁ」
「あ、よろしくお願いします...」
オードはさっと手をあげてすぐさまビールの追加を頼んだ。
「...かわいい女の子って?」
「あとで来るよ。まああっちに座って。」
ラッチが誘導した。クレイドもいたしリーダーもいた。目の前にはとてつもなく豪華な食事が広がっていた。エビに焼き肉に...。
「うぁお、全部美味しそうです!」
リーダーがライルに話しかけた。
「ライル君。何がいいかい。取ってあげるよ」
「え!ありがとうございます。じゃあエビお願いします!」
取っているとき、追加のビールが来たが、あたりを見回しても追加する分は一人もいない。
「あ、そちらの席にー。」
指をさされたのはライルのほうだ。
(...え?!)
「ほい、ライル君。しっかしまぁ大変だったな今回は。初めてであんな奴と...」
「本当です...」
クレイドが言った。
「正直、彼女の仇を僕取れたんですよ。だから仕事辞めてもいいんでしょうか...」
「え~?!続けようぜぇクレイドぉ~!」
ラッチがくたくたな状態でクレイドに話しかけた。
「あの...僕未成年なんですけどビール飲めません...」
ライルが苦笑いをしながら言った。
「いいよ誰も見てないしいいよいいよ!」
「え...?」
今はラッチ以外誰もライルの事を見ていない。
今ライルを見ているのは顔を近くしているラッチだけだ。
「さ...流石に...」
「いーじゃんいーじゃん」
ラッチは完全に酔っている。
このままだとヤバい。
「うわ!」
ライルの腕に冷たい感触が一気に現れた。
腕をとても強く握りしめている感じだ。
男はライルとラッチを睨みつけながら言い放った。
「ラッチ...!何をしてるんだ...!法律で20歳未満の飲酒は禁止されてるんだぞ!政府機関が法律を守らなくてどうするんだ...?!」
ラッチはボケーッとして男の方をじっと見ている。
口を馬鹿みたいに半開きにしながら。
「あーごめんごめん~。完全に酔っちゃってぇ...」
「ったくバカが...ライル...君?」
男の冷たい視線がライルを睨みつけた。
暑い居酒屋が一気に凍るくらい冷たい視線だ。
「は...はい」
ライルは恐る恐る答えた。
「君もきっぱり断ることだ。優柔不断はナンセンスだぞ。断ることを意識しないとこれから社会に出た時に非常に困る。私もそうだ。優柔不断だったぞ。だが今はどうだ!」
冷たい視線はいつか熱い視線へと変わっている。
ライルは戸惑いながら答える。
「あー...非常に判断力がすごいようで...ハハッ...」
「その通り!君のその判断力の鈍さはゴミだと思え!そして法律を守れ!」
「でけえ声うるせえなぁ...あの熱血ガキ」
オードが嫌そうな視線で男を見る。
カートは苦笑いをしながらオードのご機嫌どりをする。
それと同時にライルを睨みつけていた...
「はいはい自己紹介やってこー!自己紹介!」
ガタイの良い人が拍手をしながら言った。
「今回は新人もいる!それにお互い顔を見るのが初めての奴もいるだろ!」
周囲のみんなは楽しそうにガヤガヤと隣の人の顔を見る。
居酒屋の熱い空気が、より場を盛り上げさせている。
「それじゃやっぱり大トリの新人君から!」
ライルは思わず「え?」と口に出してしまった。
まぁ女につられて何も考えていなかったからだ。
眉をひそめ、体全身が緊張で震える。
「新人君立って立って!」
「あ...はい」
ガタイのいい人が手をさしだしてくれた。
きっといい奴だろう。
ライルが立つと皆の目線がライルに集中していた。
期待・心配の2セットの眼差しで皆が見てくる。
ライルは思わず唾を飲み込んでしまった。
(え...まず挨拶だよな...)
ゆっくりと口を開けた。
「こ...こんにちは?...いやせせ先輩方...」
皆笑う人も心配そうにしている人も分かれている。
「新しく入隊したエドワード・ライル...です...」
(次は?なんだ?好きな物?食べ物?どうしよう!)
「す...好きな食べ物は...炒飯です...よろしくお願いします...」
ライルは顔をしかめながら座った。
すると不思議と拍手が起きた。
ライルは急に拍手が起きたのでびっくりして辺りを見回す。
すると温かい目で見てくれる人たちでいっぱいだった。
なんだか嬉しくなってきていた。
次はガタイの良い人だ。
「えールード・ホワイトと言います!ソード系のコスチュームを着ています!よろしくお願いします!」
次はクレイドだ。
「クレイドです。ルードと同じくソード系。趣味はタバコを吸うこととオンライン麻雀です。よろしくお願いします」
次にオード。
「オード・ブラウンです!皆と一緒にバグを倒していきたいです!」
次に立ったのは身長がとてもでかくて、頭に傷がある人だ。
ラッチによると50歳を超えているらしい。
「フェイド・オーガニックです。頭の傷は幼いころ日本に行ってた時に地震で転んでできた傷です。よろしく」
次に立ったのはさっきの冷たい視線の男だ。立ったのを見ると身長は小さく小柄だった。
「アドナス・ヘルナンデスだ。年齢は22。法律は大事。政府に敬礼を。そして愚かな者たちに裁きを!」
次はラッチ...だが酔いに酔って今トイレにいる。
次はヤンキーのような髪型をした女っぽい男だ。
「ガイアン・ロペスです。映画が好きです。あとタバコと中華料理と...薬物」
アドナスがギロリと睨みつける。
「薬物?!法律違反だ!」
ガイアンは呆れた顔で言った。
「薬物といっても僕は薬を摂取しないと死ぬ体質なんだ。その時のラムネみたいな薬物が好きなんだ」
アドナスは悔しそうに拳を握り潰して座った。
次はリーダー。
「あーリーダーのウィリアムズです。リーダーとして...ハンターの代表として!頑張っていきたいです!」
その時ラッチが踊りながら戻ってきた。
そうして場の空気を壊すように自己紹介を始めた...
「ラッチの自己紹介酷かったナ...もう寝てるし...」
オードが呆れた様子でライルの肩に寄りかかっているラッチを見る。
居酒屋の外。真っ暗で月の光も、このネオシティーでは見れない。
「二次会行く人ー!!」
リーダーが大きな声で全員に言った。
...返事はない。
「あれ?」
「とにかくラッチを帰らせて...ライル君ラッチの家分かる?」
ルードが質問してくる。
勿論分からない。
「俺知ってます」
クレイドが後ろから手をあげてルードの前に出てきた。
ライルは思わずビクッとしてしまった。
「ラッチを貸せ」
半ば無理やりにライルからラッチを引きはがす。
ライルはその場で苦笑いをしながら立っていることしかできない。
「それじゃぁこれで解散だな。それじゃあまた」
アドナスが腕を組みながら言う。
そして皆別々に居酒屋から離れて行った...
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「それじゃあセットは完了だ。ウェイド」
「こちらも準備OKだ」
「それじゃあカウントダウン始めるぞ」
「5」
「4」
「3」
「2」
「1」
「GO!」
カメラの光が、ウェイドを照らしていた...




