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俺の幼馴染達が復讐を終えるまで姿を現さない件について  作者: Phantom
第三章 新たな復讐の惨劇新幼馴染達による反撃
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2学期新たな学生生活の始まり その3

会長がとうとう5人を生徒会長へ入るように促し1人ずつ姿が現れなんとも懐かしい面子がその場に揃う。

そこで最初に目が合った姫乃ちゃんがコチラの顔を見てパッと顔を上げながら何やら声をかけようとした瞬間。


「かぐらざ…」


「せ〜んぱーい!」


ガシ!


勢いよく飛び込んでコチラへとダイブする女の子。

俺はその子に何処かしら面影があるのを感じ走馬灯が思い浮かぶ。


「なっ!」

「なに!?」


一星に抱きついた子を見た川兎と林音は突拍子ないほどの驚きでどう言う事なのかと困惑しながら2人のその姿をただただ見ている他なくなる。


「いたた〜たくいきなり抱きついてくるのはどうかと思うぞ…鶴海。」


「え?…ツルミってもしかして以前神楽坂君が話していた仲良くなったお友達?」


「ああ、向こうで新たに幼馴染となった葛籠谷(つづらや)鶴海(つるみ)だな。というかもしやと思っていたが、あの時壇上で何処かしら面影があったが…だいぶ見かけも変わったんだな。」


「そう!ツルミは髪も染めてより女の子になったのだ!えっへん!」


「ちょっと鶴海ちゃん!今私が神楽坂君に話しかけようとしたのに途中で割って入り込まないで!」


「え〜だって姫乃ちゃんずっと我慢我慢って言ってたからずっと我慢してたんだよ。だからもう我慢できなくなっちゃて体が勝手に動いたから仕方がないよね。」


「説明になってないわよ。というより私の我慢してという言葉に従っていたならそこももうちょっと融通効かせるようにしなさいよ。」


「もう〜姫乃ちゃんったら相変わらず固いんだから素直に先輩に抱きつきたいならそう言えばいいのに…」


むぎゅ!


鶴海は自分の胸を一星に押し当てるようにして密着させるのを姫乃や川兎達へと見せつける。


「な!?」

「へ〜」

「ちょっと!?」


「はいはい!そこまでそこまでちょっとおいたがすぎるよ鶴海。」


「え〜コレぐらい普通だよ普通。昔は一緒に遊んでいたんだからコレぐらいのスキンシップは普通だよ。」


「あなたにとっては普通だとしても他の子はそうではないでしょう。」


「ぶ〜〜!ちーちゃんのいけず!」


そういじけながら俺から離れる鶴海


「ちーちゃん……その呼び名から察するとお前…千奈美(ちなみ)か?」


「その通りっす。…いや〜久しぶりですね一星先輩。」


コイツは鶴海と同じ学年の波川(なみかわ)千奈美(ちなみ)もう1人の幼馴染だ。

そして当然わかっていたとはいえ昔のギャップ差というか外見が葛籠谷(つづらや)鶴海(つるみ)と同様完全に昔の面影が薄れていて本当にあの千奈美なのかどうか疑う余地がある。


「千奈美……驚いたもう立派な大人なんだな。」


「そんな事ないっすよ。私はまだまだこどもっすから寧ろ一星先輩にとって後輩のままでいたいのがうちの願望っす。」


「……なぁその体育会系みたいな言葉って前の時使っていたか?妙に違和感ありまくりなんだが…」


「そっすか?でも私いやうちは先輩に対してはこう言った発言で通ってるすよ。」


「そ、そうなのか姫乃?」


「やっと私の番なのね。……まぁそうね。色々とあったのも私達はだからそうやって言葉使いや身だしなみなんかも鶴海ちゃんや千奈美ちゃんは自分達でどうにかしようとして今現在ここまできたのよ。誰かさんの為にね。」


「?誰かって誰なんだ?」


え〜そこは神楽坂君わかってあげないといけない所よ。

え〜そこは一星君わかってあげないとダメな所だよ。


「相変わらずにぶちんなんだから…それよりも私達がここへ来た理由についてまだ聞いてないんじゃないの?」


「それをお前から言うか……まぁそうだな。具体的にまではまだ聞いてはいないから正直な所理由は知りたい。でだまだ後2人…雪羅(せつら)風香(ふうか)2人からの話はまだ聞いていなかったな。」


そして残る幼馴染の2人…俺達より一つ上の学生であってお姉さんとして昔よく遊んでお世話されたりしたりという関係の2人組…雨雲(あまぐも)雪羅(せつら)雨雲(あまぐも)風香(ふうか)この美人双子姉妹は結構なおてんば娘達なのだ。


「まぁここで私達がでしゃばったらね〜」


「うんうん下の子達が可哀想だというものだよ。でもでも…」


ビシ!


風香は俺に指をさしまるで決定打にするかのようにしてポーズを決める。


「私達を放っていた報いに関してはここらちゃんと受け止めてもらうからね。旧幼馴染達に復讐されてしまった神楽坂一星君。」


やっぱり状況判断能力に関してはこの双子が1番話しが早い。既にコチラ側で起こった事を把握している。話がどんでん返しになるかならないという間での話しなりつづけられるのもコイツらがいるおかげで昔の俺達の関係がなりたった。


「報いか……風香達は俺に対して何をどうしたいんだ?わざわざ朝礼で挨拶を省くという理由も想像がつかない。まさか5人が何かしらの天才(・・)というワードに関係しているから自己紹介はしたくなかったという事が関係あったりするのか?」


パチン!


「さすがは水泳を辞めて勉学に励んだ事だけはあるね。いや寧ろその知恵の良さは昔の名残かな?」


雪羅は指をパチンと鳴らし正解と言わんばかりの合図をだす。

だが彼女からの要らない言葉のせいでその辺の話を根掘り葉掘り聞き出そうとする人物がいる。


「ほう〜それは興味深い事を聞いたな雨雲君。君は彼の幼馴染の中で唯一親近感があるようにも見られるが…彼の過去について相当詳しかったりするのかね?」


「まさか会長。自分は単にそう言った事を聞かされただけですよ。もう1人の幼馴染にね。」


もう1人の幼馴染?……!?

そうだよくよく考えたらここに5人だけしかいないというのは些か怪しいんだ。

俺にはまだもう1人男友達の幼馴染がいる。

蒼脊とは同じ類いだったから鮮明に覚えている。

それにもしあいつがここに来ているとなれば……もしかするとこのでたらめ写真もしかしてアイツがやったのか?

でも何の為に…


「おやおや〜一星もしかして気になるのかな〜もう1人の幼馴染の存在に…」


「ああそうだな。それは確かに気になる。気にはなるが…今はその事はおいておこう。本当にそろそろ本題の話しといこうか……ここの生徒会長…生徒会室に呼ばれた俺は単に会長が会いたかったという建前の話しでおびき寄せられ新幼馴染達との5人の再会を目論んでいた。」


「目論むといは酷いな〜本当に俺はお前に会いたかっただけなんだがな。」


「だとすればそれはそれで別にいいでしょう。けど決定打には欠けていますよね。」


「ほう〜というと?」


「俺をここに呼んだのはこの5人との決着…つまりは復讐の手伝いをアンタはしているというわけだ。」


「いやいや何を言っている。俺は単にお前達を引き合わせただけだ。そんな目論みのある事なんて…」


「ないといいますか?そうですか…ならばどうして会長はあの根も葉もないコラ画像を使ってまで話を延ばしていたりしたんですか?単に時間稼ぎをしているようにも見られました。けど実際の所会長は俺を説得するのが目的だった。」


「何がいいたいんだ?」


「俺にコイツらを排除させようと企んでるな。」


排除!?


周りが驚くのも無理はない。

この会長の目的は単に詭弁だけでの話しで自分の脅威となる存在部分を破棄したかったのだ。

だからあの妙な芝居で俺達に謎掛けや仲間への疑惑を根付けさせた。

結果は失敗ではあったが…本人はそうは思っていない顔をしている。

なら目的はまだ別にあるのか…


「………ふぅ〜やれやれ排除とはまた気さくない言い方だな。俺がそんな事をするメリットはどこにある?生徒会でお前達を排除するのならそこにいる副会長はどうなるんだ?」


「単に聞かされなかっただけという話しなら合点がいくんじゃないのか?何せ宇佐木田さんは嘘が下手くそだからな。」


「それ褒めてるの!貶されてない!?」


「ふむ一理あるな。」


「否定してください会長!」


「まぁその辺に関してはさておき俺は別にお前達を排除するという至る話にまで追い詰めてはいない。寧ろ俺が邪魔だと思う対象は別にある。その対象を排除するには今回お前達が要になるかどうか試したまでにすぎない。」


「生徒会の思惑通りに動いてコチラにメリットなんてあるのか?」


「それはそちらの判断で任せる。だがコレだけは言わせてもらうぞ。コレ以上の好き勝手をすればお前にかかる不幸が重なるだけだ。コチラの指示通りに動けば何も問題はないとだけ伝えておこう。」


「………」


情報が足りない。

仮に会長の言う通り俺に何かしらの不幸が訪れるならそれはそれで問題はない。

こっちが解決すべき問題だからな。

だがそれとは違って俺の周りにという意味合いでだと言うのなら…話は変わってくる。

それにまだここの5人の詳細も何も分かってはいない。

仕方がないここは郷に行って剛に従えだな。


「のんのん会長さんそれはさすがに酷すぎるんじゃないのかな?いくら何でも僕がそんな権限を許すと思う?」


「………そうだったな。お前は確か校長の娘だったか……やはりお前をここに招いたのは失敗だったか。」


「目論見が何にしろ汚い手を使って一星君を貶めようとする考えはいくら僕でも看過できないな。僕の大切な幼馴染に勝手な事をされたら誰だって黙っちゃいないよ。それに会長さんには味方なんてさ程いないと思うんだけどね。」


周りの視線はある一点を狙い定め今にも悪者は誰かと言わんばかりの空気が漂う。


「……ふっさすがに事が早まりすぎたか…やはりコチラ側での誘導はまだ無理だったらしい……いいだろうこの話は保留にしてやる。できる限りの目を瞑ってはやるがあまりにも度が過ぎれば…」


「分かってますよ。こっちだって好きで暴動を起こしたくなんてないんですから。単に注目して欲しかっただけのパフォーマンスです。と言う事で話を終わってもいいですかね文也会長さん。」


「……ああいいだろう。いけ今は俺1人が1番いいさっさと帰宅しろ。」


「ムフフ。ではでは僕達はコレで…それじゃあみんないこいこ。」


林音はそう淡々と文也会長の言葉を蹴り上げていき俺達は会長室から出て行き文也会長だけがその場に残される。

……結局文也会長は俺に何をさせたかったんだ?

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