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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
22/60

朝の鍛練

「ふぁぁぁ~~。」


俺は大きなあくびをして起きた。


外はまだ日が出ていないようだ。


パパさんとママさんもまだ起きてはいないみたいだ。


少し、散歩するがてら鍛練でもするか。


そう思い、寝間着から冒険者学校の服装へと着替えた。


そして音を出来るだけたてずに玄関から家を出た。


「いってらっしゃい…。」


そんな声が聞こえたのは空耳だと思うが。


そして何処に行こうかが悩んだ。


まだ学校は開いてなさそうだし、前にラナ先輩に魔術を教えたところに行くか、と思ったので足を動かした。


歩いて時間が経ったが外は未だに暗い。


誰も歩いてなくて、少し昔の事とかを思い出したりしてしまう。


別に思い出したところで何も思わないが、昔は昔。


今は今。


俺はまだ過去と今をうまく分けられてない気がする。


ここでは昔の常識は通用しない。


だがどれくらい昔か、それが分からない。


俺の転生前の年号などは分かるが、ここに来てからまだ年号を知らない気がする。


今日辺りファルコンに教えてもらおうとすると、ラナ先輩と前に行った場所についた。


思う存分と鍛練しようと思ったら、遠くから大きい音が聞こえた。


「何だ?」


俺はつい言葉に呟いてしまった。


大きな音が聞こえた地点へ行ってみると、


「~~リトルブレス!」

と俺が教えた魔術を唱えていた。


「ラナ先輩。」

と俺が後ろからポンッ、と手を叩くと、


「ヒャッ!?」

ととても高い声が返ってきた。


ラナ先輩は後ろを警戒しながら振り向いて、


「あ、何だウィータ君か~。」

とラナ先輩は安堵の表情をしていた。


手を胸に置くとてもベタなシチュエーションで。


うん可愛い。


「ラナ先輩は何をしてたんですか?」

と聞くと、


「何、て魔術の練習だよ。」

と俺から五歩くらい離れて、


「練習の成果見てくれない?」

と言われたので、


「良いですよ。」

と答えた。


「あ、その前に魔力(マナ)の補給をしてくれない?もう尽きちゃったの…えへへ」

と両手を胸の前に合わせて頭を下げて来た。


「はぁ、分かりましたよ。」

そう言って俺は、ラナ先輩の前に行って、手を触れて補給をした。


「ごめんね~本当に助かったよ。」

とまた頭を下げた。


一つ一つの仕草が可愛い。マジ天使。


「では離れますね。」

と言って俺は間をある程度とった。


「じゃあ今度こそ見ててね。

古より存在する小さき竜よ、今こそ我に力を授けたまえ、リトルブレス!」


まずは小さな竜が召喚された。


今までではここは出来た。


では次の従属はどうだ?


ラナ先輩は目を閉じて集中している。


その額にはうっすらと汗が出ていた。


相当集中しているのだろう。


集中している為、小さな竜は消えない。


そして、


「ギャオ~!」

と叫んで近くの木に向かってブレスを放った。


そのブレスを受けた木は向こうに音をたてて倒れた。


「はあはあはあ、どうだった私の魔術…。」

と、額からものすごい量の汗が出て来たラナ先輩。


一気に緊張の糸がほぐれたんだろう。


ちょこんとその場にへたりこんでいた。


とても凄く頑張ったんだろうな。


「はい、とても素晴らしいかったです。」

ときちんと誉めた。


「やった!ちゃんと出来て良かったよ!」

と腕に装着してた籠手で汗を拭ってたので、


「あ、先輩。今からタオル出しますんで少し待ってください。」


と言って魔力創造(イマジネーション)で物を作り出した。


魔力創造(イマジネーション)は魔術であると言うよりは、魔素を一定量使って簡単な物を作る便利な技術だ。


と言っても、条件が辛すぎて、基本は誰も使わないんだけど。


条件はひとつの物質(鉱石以外)を作り出す。


基本はタオル以外を作るやつはいない。


この技術自身もタオルを作り出すために作った技術の為、寧ろタオル以外は作れない。


じゃあなんでそんな名前にしたかは、よく分からない。


「はいどうぞ。」


そう言ってラナ先輩に渡すと、


「平然と凄いことをしちゃうんだねウィータ君は…。」

と呆れ顔で言って来たラナ先輩。


「あれ、魔法には魔力創造(タオル作り)は無いんですか。」

とラナ先輩に聞いたら、


「あるわけないでしょ!」

と大きな声を上げて来た。






▲▽▲▽▲






昨日あんな失態を犯したファルコンは、


「今日は依頼を受けないで、明日受けるから何してても良いぞ。また放課後になったら集合ということで。」

と言ったので、今日は図書館にいこうと思う。


ついでに、


「私も言って良い?」

とラナ先輩も言ってきたので二人で行くことにした。


図書館で本を俺が探していると、


「どんな本が読みたいの?」

とラナ先輩が言ってきた。


「そうですね、魔法の載っている本とか、後は伝記ですかね。」

とラナ先輩に注文した。


「うん、分かったよ!」

とダッシュで行ってきてしまった。


図書館では走らないように。


ありがたいけど。


そして十分位経ち、


「はい、まずはこれだよ!」

と言って持ってきたのは、全て伝記だった。


二十冊位あったので、


「この中でおすすめはどれなんですか?」

と聞いて、


「う~ん?そうだな、ライノスの伝記とかどうかな!」

と言ってきて、


「え?」


俺はすっとんきょうな声を出してしまった。

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