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最強の騎士、転生しても最強の騎士。  作者: 普通の人間
冒険者学校編
2/60

転生直後

ある辺境の国の辺境の村に若い夫婦がいた。


二人は農業などで生計を立てていた。


そして二人は子供が欲しかった。


毎晩神に、子供ができます様に、と祈っていた。


そしてある日二人の間に子供ができた。


二人はとても喜んだ。


二人は性別を知りたいために村の治療院へと行った。


その時妊娠5ヶ月である。


そして治療魔法師に頼んでお腹の子を見てもらい、はい、その子は男の子ですよ、と治療魔法師は言った。


二人はとても喜んで、どんな名前にしようかな、や村の人にも告げないとな、と和気あいあいとしていた。


治療魔法師は表面上では微笑んでいた。


しかし心の中では疑問が生じていた。


何故、動いている筈なのに、生命活動をしてないかと。


だが治療魔法師は気にも止めなかった。


それは何故かこの最近物凄く妊婦が増えたからだ。


だから治療魔法師は疲れているだけか、と自分のなかで解釈した。


そして出産の日になった。


そして妻は頑張って子供を産んだ。



子の名前は、ウィータと名付けられた。





▲▽▲▽▲





「………うーん、う、こ、ここは何処だ…。」


俺は目覚めたらここにいた。


周りは暗く、何も見えない。


俺はどうなってしまっているのか、全く分からない。


とりあえず魔力(マナ)感知を使おうとしたが、言葉が全く喋れない。一体どうなっているんだ?


他にその他の魔術を試してみたりしたが、全く唱えられない。


頭の中ではイメージが出来ているのだ。


しかし実行となると口が動かない。何故なのか分からない。


更に何かを喋ろうとしても、全く喋れない。声が出ない。


あー、これは何だ、なんというのだろう。


予想だがまだ俺はこの世界に生まれてない、ということは、お腹のなかにいる、ということだ。


正直この予想は合っていると思う。


理由は、俺は呼吸が空気ではなく、水のやり取りだということ。


まだ体が自分のものではないこと。


今俺の体は意識があるだけで、何もできない。


その代わり感覚は共有していると分かる。


つまり転生成功だ。


しかし転生を成功ということは、本来産まれるはずだった命を犠牲にする術だ。


なにか脳に直接パスを切り開かれた。


何かが俺の脳に話かけてくる。


そして何処からともなく声が入ってきた。


ありがとう、死ぬはずだった僕を救ってくれて、

と俺は聞こえた。


悟ったのは、本来死産になる予定の子だったのを、俺が転生の魔術で救った、ということだ。


だから俺は何も犠牲にしてない。


むしろ救ったのだ、新しい命を。


ありがとう、産まれる前に死んでしまった子。


俺はこの世界で精一杯生き抜いてあげるからな。


そう言い残すと、本来の子はどこかに行ってしまったような感覚だった。



少し寂しいような、感じがした。


しかし本来の子は俺にこの世界の知識を残してくれた、と言っても言語や周りの世界を摘み摘み程度だけどな。


その事から何日かたったら奥から光が見えてきた。


光を見るのは久しぶりだ。


ということは今、出産をしているということだ。


ああ、ここともお別れということか。


本当の子ともいろんな事を話したりした。


この世界の事や本当の親はこんな人たち等いろんな事。


お腹の中にいるときはいろんな事を知っているというが、本当にいろんな事を知っているんだな、と思った。


ぶっちゃけ迷信だと思ってた。


けれどいろんな事を教えてくれたお陰で、俺はここから出ていった時、字が分かるし、会話もできる。


本当に助かった。


では行くよ。さよなら。


そう言うと、脳の中に、僕も本当に楽しかったよ、ライノス。


多分生まれたら別の名前になると思うけど、その名前を受け入れてね。


その名前でたまには僕の事を思い出してね。


彼はそう言って完全に脳の中のパスが切れたような感じだった。


たまには、というよりは毎日思い出すさ。


それが君の本当の名前だから。


そして外の光が近づいてきた。


眩しい。久しぶりにそんなこと言ったな。


徐々に外のようすも見えてきた。


二人、三人くらいいるのか。


さあ、頑張れ母親。


もっと応援に力込めろ父親。


そしてこう思ってる内に、頭が出た。


よかった、逆子じゃなくて。


そして普通にあとはスルッといった。


乳母の人が俺を最初に抱っこした。


この時普通はオギャー、みたいなことを言わないといけないけど、俺は大人ですから。


泣きません。


そうすると抱っこしながら乳母の人が怪訝な顔をした。


そして、


「この子、泣かないわ!」

と慌てふためいた。


きっと物凄く動揺しているんだな、と考えている。


いやしかし、子供がどう泣くかなんて俺にはどうしようもない。


子供はどうゆう心理状態で泣いているか分からないからだ。


すると母親が、


「いいんですよ、生きて産まれただけで、私は十分満足ですよ。」

と俺を優しく抱っこしながら言った。


この心地よさは何か安心させてくれる心地よさだ。


乳母の人は、


「いやしかし、………まぁ、あなたがこう言うのなら私はそれでいいでしょう。」

と素直に引き下がった。


母親はニコニコしていた。


すると父親が、


「なあ、俺にも抱っこしていいか?」

と聞いてきた。


「ええ、いいわよ。だって私と、あなたの子ですもの。」

と優しく返して、父親に俺を持たせてあげた。


うわ、なんかガッチリしているな、と第一印象で思った。


まだ抱っこに慣れていない、未熟な父がいずれいい父親になってくと思うと、とても面白いと感じた。


出産が終わった後、1日治療院というところにいて、そして二人の家に帰った。


そして帰ると、何故か天から変な声が聞こえてきた。


〝転生者特典は何にしましょうか?〟


は?何だこの、転生者特典?


〝説明しますと、転生者はこの時代にあまり適していません。なので例えば、言語を分かるようにする、や何でも勉強が出来るようになる等、何でもではないですけれど、最低限の願いを叶えられます。ではこの点を踏まえた上で、どんな願いをしますか?〟


と説明された。


ご丁寧にどうも。


まあ正直こんな話は聞いたことない。


うーん、どんな願いにするか、まだ全然決めかねる。

だって今いるだけでとても嬉しいのに、その上願いまで叶えるれちゃうんだよ?嫌なわけないじゃん。


でもなあ、と考えていると、


「でも無事に産まれて良かったな!」


パパさんが言うと、


「ええ!この子には早く成長してもらいたいわね!」

とママさんも言った。

ならば!


オレの願いは、早く成長させてくれ。年齢は…。


「早く成人になって一緒にお酒を飲もうな!」


「もうあなた、まだまだ先でしょ!」

と微笑ましい会話が聞こえてきた。


年齢はこの世界の成人くらいで。


〝分かりました。では、この世界での祝福を授けます。どうか神のご加護が有らんことを。〟


いや実は俺この神と戦ってたんだが…と突っ込みたくなったがグッと我慢した。


そしてぐんぐん成長していった。


そしてパパさんと同じ、いやママさんと同じくらいの身長になった。


そうすると、パパさんが、ママさんが、


大きな叫び声を出した。


成人は12歳くらいです(涙目)

パパさんは相当身長が低い…んです。その息子の身長も低いんです。察してください(涙目)

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