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あとがき
「穴だらけの殺人」連載終了にあたって
長い間、おつきあい下さいまして、ありがとうございました。お楽しみいただけましたでしょうか? 1回分の長さが長かったので、読みにくいと感じられた方も多いのでは、と反省しきりです。
今回の作品は、叙述トリックっぽくなってしまいました。矛盾点はないように努めたつもりなのですが……。
全編を通じて、一番大変でもあり楽しかったことは、「再読した時にも矛盾しない言い回し」を考えることでした。例えば、「心に残った」「複雑な思い」という言葉。「多恵」と「俊介」、どちらの立場で読み取るかによって、意味は全然違うものになります。言葉とは面白いものです。
私にはOL経験がないもので、リアリティを出すために四苦八苦。嫌な顔ひとつせず取材に応じて下さった皆々様に、この場をお借りして御礼申し上げます。
ご愛読下さったすべての方々に感謝しつつ。
2001年7月13日 深月咲楽




