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俺はお嬢様が恋をしたことに気付いていない  作者: 海原羅絃
第5章 バレンタインと元彼とお嬢様
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第十話 バレンタインフェアでの覚醒?

マジで私的な事なんですけれど大学行かずにほーろーの旅に出ようかななんて(笑)とりあえず無線ランルーターがある自室にマイパソが欲しい件。

 ちなみに可愛い彼女もね。 

というわけで本日二回目の更新。なんでこんな時間帯にかって?そりゃ頭痛で学校休んだからだよ!!

まあ、まだ高校一年生ですからいいですけどねww

つーことで更新したら寝てくるww


本当にどーでもいい私的ww

 


 土日が明けての放課後、俺はバイト先であるコンビニへ向かう為学校近くの駅通りを歩いていた。

 駅通りはいつもと変わらぬ風景であったけれどその中で一際目立つアドバルーンの広告やビルのソロにかけられたポスターなどの文字がずいずいと視界に入ってくる。

 そっか、世間でもバレンタインなのか。

 一部の人間にとっては至福の時。

 そして一部の人間にとっては最悪の時。

 俺はどちらかと言えば後者だ。

 俊哉に彼女ができた以上、これ以上去年みたいに悲しくこたつの中でチロルチョコを食う日々がないと思うとさびしくなってくる。確かにどこもかしこもバレンタインバレンタインバレンタイン。

 皆チョコの食べすぎで鼻血でも出してろとつくづく思ってしまう。

 きっとコンビニの方でもバレンタインフェアとかで忙しいんだろうな。

 いくら土日シフトがなくて来なかったとはいえ今日はかなり忙しくなるはずだ。

 そう考えていたらコンビニへとついた。

 案の定・・・・というほどでもなかったな。

 普通にバレンタインフェアをやっていた。

 しかもお客さんがものすごい。

 一体どうやったらこんな駅前のデパートみたいにわんさかお客が来るのだろうか疑問しか思い浮かばない。

 お客の数に呆気にとられていた俺は急いで裏口から入る。

 すると事務室にはいつもの如く店長が居座っていた。

 「お、瀬原君。こんちゃ」

 こんちゃじゃねえよ。

 あんた一体何やってんだよ。

 そんな視線を送るが店長は気づこうとしない。

 「店長何しているんですか?」

 「見てて分からないの?ソリティアだよ」

 ソリティア?仕事場に来てソリティアやる店長が一体どこに居るんだよ!!

 ありえねえぞ・・・・・・・

 「他の人たちはどうしたんですか?」

 「矢幡君と早見君がレジに四十川君はいつものように陳列棚にいるよ」

 という事は臨時のシフトは入っていないわけなのか。

 それでももう少し人手があれば足りる気がするんだけれど・・・・・

 俺は店長に視線を移す。

 もしこの人の給与明細をみて俺よりも給料が倍以上もあったら店長を殺そうかな。

 なんて残酷な事を考えながら俺は制服の袖を通す。

 「じゃあ俺は四十川君所へ行ってきます」

 「うん、僕ももう少ししたらいくよ」

 出た、店長のもう少ししたらいく宣言。

 おそらく来るとしたら店長のシフトが終わる事だろう。

 やっぱり最初から頭数に入れないべきだな。

 俺は事務室を出て四十川さんのいる商品を並ぶ作業へと行った。

 レジを出るとそれなりにお客はいた。

 いつものように雑誌を立ち読みしている人やパンを買う学生もいたけれど今日は特に女性が多い。

 やっぱりこれの効果かなぁ。

 入口のすぐそばにあるバレンタインフェアのチョコ。

 しかも相当うまそうに見える。

 このまま食うのでもおいしそうだけれど何かとトッピングをしてでもうまそうだよな。

 帰るとき余っていたら俺も買ってこうかな。

 そうと考えればよだれが出てきそうだった。

 だが今はバイト中だ。はしたない事はダメだ。

 顔をパンパンとたたき俺は四十川さんの元へと行く。

 「あら、瀬原君じゃん」

 「こんにちわ」

 俺はバイトの先輩の四十川さんに挨拶をする。

 聞くところによると四十川さんは高校二年生らしく、駅から二つ離れた高校に通っているそうだ。

 一見、普通の高校生に見えると思うけれど実態は正真正銘の中二病患者である。

 本人は自覚しているけれど自重はしないつもりらしい。

 とりあえず何とか俺はこの人との会話についてこられるようによく一緒に仕事をする。

 正直言って矢幡さんと仕事をした方が何かと楽しいんだけれど。

 「いや、冬だね、バレンタインだねリア充爆発だね」

 いきなり訳の分からない事を発現する四十川さん。

 つまりはリア充どもに嫉妬しているらしい。

 「瀬原君は今年は誰かからチョコを貰うの?」

 「いえ、俺の場合そんなキャラじゃないんで多分今年もないと思いますよ」

 「今年もってことは去年もなかったの?」

 「去年どころかここ数年貰っていないですよ。16年生きていた中でも一個しかもらったことないですし」

 「へー、そーなんだー」

 なんで棒読みになるんだよ。 

 でもバレンタインとかってほとんど告白の様なものなんだよな。

 意中の人にチョコを渡した瞬間告白したようなもの同然だし。

 最近では逆チョコとかはやりだしているようだしすでに欧米とかの文化覆しすぎだろ。

 あ、でも義理チョコくらいはあるか。

 「でもさ、バレンタインなんて所詮キリストだよね。昔の中国なんかじゃ人を殺す前に贈り物をして心を緩ませるっていうし」

 「四十川さん、外国の文化と中国四千年の歴史をごちゃまぜにしないでください。歴史が変わります」

 「だいじょだって、死なないんだから」

 いや、そういう問題ではないでしょ。

 「でもそうだと思いますよ。単なるチョコを渡すっていう行事にもなりつつですし」

 小学校の時、上の学年の人が放課後こっそり会議室とかでチョコ食ってたら先生にばれてそのお菓子全部食われたって話を聞いたことがある。 

 そういやあの先生怖かったなー。今思えば相当だったよ。

 俺も俺で中学の時以来一個も貰ってねえし。

 なんて思いでじみててもしょうがねえか。

 「俺も手伝いますから半分箱寄越してください」 

 「ならばこの俺を倒してからにしろ」

 ・・・・・・

 ここは健全な高校生な振る舞いとして無視した方がいいのか。

 はたまた乗った方がいいのか。

 いや、乗れば載るほど悪態なことになる。

 いつしかコンビニエンスストアが劇場と化しそうで怖い。

 とりあえずいつも通り・・・・・・・

 「とりあえず箱をください」

 「俺の邪神腕に刃向おうと言っているのか!?」

 ああ、やっぱりこの人はめんどくさい。

 誰かこの人が静まる攻略法知らないか。

 店内に響き渡る声で言っているからこっちもこっちで恥ずかしい。

 何とも言えないな・・・・・・

 「すいません、仕事に集中したいです」

 「なんだ、働くのか瀬原君。人間、働いたら負けだよ」

 「どこぞのセリフから持って来た!?しかも今お前働いているよな!!」

 だめだ、この人影響力もそこが知れぬほどひどすぎる。 

 前から思っていたんだけれど俺のシフトでは一番真面目な人と言ったら矢幡さんだけなきがする。

 設定では大学を二浪中と聞いているけれど。

 それでもあの人は真面目だ。

 おそらく矢幡さんも矢幡さんなりに頑張っているんだろう。

 そう思えてくれば俺は尊敬しちゃう。

 一番ダメなのは四十川さんと店長。

 とりあえず働け。特に店長。

 「瀬原君の言いたいことも分かった事だし、俺もまじめに働くかな」

 今更そう言っているけれどわかってくれたならなおさらだ。

 これで少しは続けばいいんだけれど。

 ・・・・・・って。

 「何しているんですか?」

 「トイレに行こうと思っている」

 トイレならすぐ後ろにアルファベット表記で書かれているところがある。

 なのにこの人は何をしたいのだろうか。

 まさか自分の家のトイレじゃなきゃすっきりしないとかそこまで潔癖症な人なのか。

 なわけあるか。

 でもトイレに行きたい様子でありそうだしとりあえず・・・・・

 「トイレならすぐ後ろにあるんですけれど・・・・・・」

 俺が指差す方向を四十川さんは視ると再び俺の方を向いた。

 「運命よ、そこをどけ。俺が通る」

 「それが言いたかったんかよ!!」

 ってかなんだよ運命って。

 俺四十川さんの前にいる運命かって?んなあほなことがあるはずがない。

 「俺という名の壁を超えられるのか」

 「立場が逆転しますよ!!」 

 だめだ、反省の意図が全く見られない。

 というか・・・・・・もう帰ってもいいだろうか。

 知らぬ間にコンビニのあるスペースが劇場と化していた。












 バイトの帰り道、俺はマフラーに顔をうずくめながら帰路をたどっていた。

 時刻は八時。この時間帯となると流石に寒くなってくる。

 今日は靴下を二重にしてきているので足先もいつものように寒くない。

 バレンタインまであとすこしか。

 そういえば加賀の情報も集めないといけないんだよな。

 今日も結局何もできずにバイトに着ちまったんだから何とかしないとな。

 本命の日まですでに一週間を切っている。

 でもここから情報を探すって言ったってここからどうしろという。

 好きな食べ物とか聞くのかよ。

 ・・・・・・マンガじゃあるまいし。

 それでも勝負は勝負だ。俺もそれなりの事をやらないと。

 するとポケットに入れていた携帯が突然震えた。

 ディスプレイを見ると俊哉からのメール。

 そういえば最近鈴川より俊哉とのメールが多くなっている。

 ちなみに鈴川と連絡がつかなくなってからはや3週間。

 いや、正確に計算すれば一か月行っているかもしれない。

 やっぱりあれなのかな・・・・・・・

 



 【件名:明日】

 【明日どうせ暇でバイトもないだろ?だったら買い物に付き合ってくれ】

 



 確かにバイトも明日は休みだ。けれどなぜおれの予定をお前が埋め合わせるのか意味が分からない。

 でも買い物ってなんだよ。何買いに行くんだよ。

 返信はすぐに来た。



 【件名:RE RE 明日】

 【ん?チョコレート】

 


 おいおい、チョコレート買いに行くためにわざわざ友人と一緒に買い物に行くっていうのかよ。

 変わった奴だなーと思っていたらまた返信が来た。

 


 【件名:(´・ω・`)】

 【なんか利華が明日俺んちに来てチョコ作るらしい。俺にばれない様にどんなチョコ贈ろうか考えてていたらしいんだけれどやっぱり俺の好みを優先したいらしいから明日から俺ん家に泊まり込みでチョコづくり】

 


 なんだよ、賀川もチョコ作るんじゃねえのかよ。

 でも泊まり込みって・・・・・・

 でもあれ? 

 それと俺の買い物に何に関係するんだよ。



 【件名:( ̄∇ ̄+)】

 【とりあえず俺一人で買いにいったら彼女いなくてさびしいからチョコを大量に買って思い出に浸ろうという風に見る店員がいるからと推測したから。

 ちなみに数はホワイトチョコとビターチョコそれぞれ10個ずつ】

 



 待てよ、言い換えれば俺も巻き添えに喰らいたいっていう事になるという風になるぞ。

 にしても・・・・・・・顔文字がやけにウザい。

 ってかさすがにホワイトとビターの十個ワンセットずつは厳しいと思うぜ。賀川さん。

 けれど明日の今頃、俺もおそらく俊哉と同じ目に合っているとは多分その日になってからじゃなきゃ気づかないであろう。

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