世界を滅ぼす悪魔
俺はめんどくさいことに関わりたくないと考え、積極的にそういうことには関わらないようにしてきた。しかし、ある日目の前で人が倒れているのを発見した、いつもの俺なら無視していたと思うがなぜかこの日は助けた。
「大丈夫ですか?」
「た、助けてくれ...」
よく見たら出血をしていた、これはまずいと考え急いで周りの人に声をかけた、だが誰も聞いてはくれなかった、くそ!緊急事態だと言うのに!
「もう、お前でいいか」
突如倒れている人から声が聞こえてきた、幻聴だと思い聞こえないふりをしていた、しかし!次の瞬間、悪魔のような生き物が出てきた!
「な、なんだこいつ!」
俺はすぐに逃げようとしたが悪魔は俺の体に入ってきた
「私と契約しろ」
「は?契約?」
「私と契約して世界を滅ぼすのを手伝え」
最初はこいつが何を言ってるのか、よくわからなかった
「どういうことだ!ちゃんと説明しろ!」
「お前は不運なことに私に選ばれたんだ、だから私とともに世界を滅ぼせ、もちろん断ってくれても構わない、だが、もし断ったらさっきの男みたいになるけどな」
「それ拒否権ないだろ、あ!あの人はどうなったんだ!?」
「さっきの男なら私との契約を断ったから殺したよ」
今こいつはなんて言ったんだ?殺した?つまり俺も断ったら死ぬのか...?
「ふざけんな!俺を変なこと巻き込むな!」
「ならさっきの男みたいになるだけだ」
「せ、世界を滅ぼすって具体的に俺はどんなことをやればいいんだ?」
「なに、簡単なことさ、お前は私に1年だけ体を貸せばいい」
「貸す?そんなことしたら俺はどうなるんだよ!」
「安心しろ、お前の体は私と契約してる以上壊れることはない、しかも私が1日にお前の体を借りれるのは10時間だけだ」
「そんなもんで世界を滅ぼすことなんてできるのか?」
「少しきついな、お前が全面的に協力するなら余裕かもな」
協力?こんな悪魔に?人類を守りたいとかはこの際どうでもいい、俺はめんどくさいことはやりたくない!
「それは...」
「全面的に協力すると言うならお前には特殊な力を与えるけどな」
「特殊な力?」
「すべてが理想通りになる力だ」
「つまりはすべてが思い通りにいくみたいなことか?」
「そうだ」
な、なんだと...?そんな強大な力を手に入れたらめんどくさいことも減る!!
「そ、その程度で俺が協力するわけないだろ!」
「私との契約が終わってからもこの力は残るんだけどな~まあ、そんなに嫌なら無理にとは言わんが?」
なんだよそれ!ここまでの話を聞いてると世界が滅ぶ以外は俺に得しかない!ん?待てよ?思い通りになるなら世界を元に戻すことも...
「わかった!全面的に協力しよう!」
「本当か!なら契約を開始する」
悪魔は俺の指をいきなりくわえだした
「ちょ!何をやってるんだ!」
「何って契約だが?」
これが契約!しかもこいつよく見たらかわいいな...
「よし!契約完了だ」
「力はもう使えるのか?」
「ああ、もう使えるぞ」
よし!これで俺は最強だ!どんなやつでも来てみろ!!
「あ、自己紹介がまだだったな、私はNo.3の悪魔リリスだ」
「あ、俺は黒星祐也だ、それと今No.3って言ったか?」
「ああ、言ったが?」
「それってつまり他にもいるってこと?」
「言ってなかったか?悪魔は私を含めて世界に5人いる」
「初耳だわ!それをもっと早く言え!!」
「そんなに大事なことか?」
「重要だろ!ん?つまり他にも契約してるやつがいるってことか?」
「そうだ、力は悪魔によって違うけどな」
俺の他にも悪魔に利用されてるやつがいるのか!
「だが、私以外は世界を滅ぼすつもりはないみたいだ」
「悪魔は全員世界を滅ぼしたいわけでもないのか」
「そうだ、私にはあいつらの考えがよくわからんがな」
他の奴らと協力すればこの悪魔を倒して世界を滅ぼすのを防ぐこともできそうだな!!
「とりあえず他の悪魔とも話がしたい!話せば世界を滅ぼすのに協力してくれるかもしれない!」
「そう簡単にうまくいくとは思わないけどな...」
「やってみないとわからないだろ!」
「めんどくさいことはやらない主義では無かったのか?」
ギ、ギクッ!
「そ、そんなことを言ってる場合じゃないだろ!俺が協力しただけでは世界を滅ぼすのは難しいだろ!」
「わかった、わかった!うまくいくとは思わんが、とりあえず会ってみろ」
そして俺達はまずNo.1の悪魔に会いに行った
「おい、どこにいるかわかっているのか?」
「なんとなくはな」
「そういえば、その悪魔の力はどんな力なんだ?」
「あいつの力は想像した物を具現化する力だ」
「なんだそれ!すごい能力だな!!」
「他の奴らからすれば私の能力が1番すごいみたいだがな」
「そうなのか」
ん?つまりはこいつが1番強いってこと!?世界の崩壊を防ぐことなんてできるのか!?
「あ、あそこにいる女の子が契約者だ」
目の前には小学生ぐらいの女の子が立っていた
「え?あんな小さい子でも契約者なのか!?」
「ああ、いろいろ事情はあるみたいだがな...」
なぜかあまり触れないほうがいい話だと思い、そのままほっといた
「お!リリスじゃねーか!さしぶりだな!」
女の子に近づいたら悪魔らしき男が話かけてきた
「サタンか...さ、さしぶりだな...」
リリスはこの悪魔が苦手なように見えた
「そっちのガキがお前新たな契約者か?」
「ああ、こいつは前のやつとは違い全面的に協力してくれるみたいだ」
「それはよかったな!そいつで50人目だろ?」
「ああ、それにしてもまたお前は小さい女の子と契約したのか...」
「そりゃあロリにこそ価値があるからな!」
わかったぞ!こいつはロリコンか!リリスのあの反応はもっともだな
「悪いけど、そろそろ本題に入らせてもらってもいいかな?」
「すまんすまん、さしぶりにリリスに会って興奮しちまったぜ」
リリスがすごい顔をしていたが無視して話を続けることにした
「単刀直入に言うけど、あんたは世界を滅ぼすつまりはあるの?」
「悪いがそのつもりは一切ない」
よし!来た!!こいつの能力はかなり強力そうだから使えるぞ!
「私は滅ぼすつもりだよ」
女の子はそう言うと笑って話を始めた
「お兄ちゃん達もそうなんだよね?やったー!一緒に頑張ろうね!」
「そ、そうだよ、でもそっちの悪魔はそのつまりはないらしいから諦めたほうがいいんじゃないかな?」
「やだよ!私は世界を滅ぼしたいの!だって絶対楽しいよ!」
この女の子はやはすぎる!サタンさん何か言ってやってください!!
「ふっ、祐也よかったな!一緒に滅ぼしてくれる仲間ができたぞ!」
黙れくそ女!!俺の計画ではここで契約者のほうも滅ぼす意志が無くて俺に全面的に協力してもらうはずだったんだ!!しかも主導権完全にこの女の子ほうにありそうだし!!
「そ、そうだな!リリス!まずは大きな1歩って所だ!残りの3人も早く見つけよう!」
あー!もうやけだー!世界を滅ぼすぞー!
「お兄ちゃんすごいやる気だね!実優もやる気全開だよ!」
「あ、まだ自己紹介して無かったね、俺は黒星祐也、よろしくね」
「私は白崎実優だよ!よろしく!」
くそ!すごいかわいい子だな!世界を滅ぼすなんて言ってなければ俺の妹にしたいぐらいだ!しかし、何かいい方法は無いだろうか?あ!そうだ!
「実優ちゃん!ちょっと話があるからこっちに来て!」
「わかった!」
よし!俺の能力で実優ちゃんの考えを変えてやる!
「能力発動!!」
周りが光に包まれた
「み、実優ちゃん!世界を滅ぼすつもりはある?」
「もちろんだよお兄ちゃん!私は絶対に滅ぼす!」
あれ...?なんで?失敗した?よし!もう1回だ!
「能力発動!!」
今度こそ!
「実優ちゃん!世界を滅ぼしたい?」
「滅ぼしたいよ!なんで何度も聞くの?」
「ご、ごめん...」
なぜだ!なぜうまくいかない!!リリスのやつ騙したのか!?
「おーい!お前ら!そろそろ行くぞー!」
「あ、わかった!」
こうなったらリリスに直接聞くか
「おい、リリス!能力をうまく使えなかったんだが、どういうことだ?」
「そんなはずはないと思うがな、よし!今ここで使ってみろ、そうだな~」
そう言ってリリスは石を渡してきた
「これをあそこの木に当ててみろ」
すぐ近くの木を指差していた
「そんなの余裕だろ、バカにしてんのか?」
「ばーか、誰が普通に当てろって言った?あの木とは反対方向を向いて投げろ」
「わ、わかった」
「能力発動!!」
俺は反対方向に石を投げた、その石は俺の頭の上を通って後ろの木に直撃した
「あ、当たった!!」
「ほらな、うまく使えたじゃないか」
じゃあなぜあの時は失敗したんだ?契約者同士では能力は使えないのか?
「例えば契約者同士で能力を使った場合はどうなるんだ?」
「同時に能力を使えばより強いほうの力が勝つな」
なに!?じゃああの時失敗した理由はなんだ!もしあの時実優ちゃんが能力を使ってたとしてもリリスの力のほうが強いはずだろ!
「お前サタンとの契約者に能力を使ったんだな」
「な、なぜわかる!」
「なんとなくだ」
「じゃあ聞くが、なぜ失敗したんだ?」
「それは私にもわからないが、あの契約者が元から特殊な力を持っていた可能性がある」
「よくわからんが、サタンとリリスならリリスのほうが強いんだな?」
「そうだ」
「後もう1つ聞きたいが、俺が50人目とか言ってたがいつから世界を滅ぼそうとしてたんだ?」
「10年前からだ」
「そんな前からなら滅ぼすチャンスはいくらでもあったんじゃないのか?」
「いや、全員滅ぼす前に私を裏切ったから殺した」
「何やってんだよ!そんなんじゃ絶対滅ばせないぞ!」
やべぇ!!俺の計画通りに行けば絶対殺される!!
「ならお前は絶対裏切るなよ、そうすれば滅ぼせる」
「今回は新しい協力者も手に入ったしな」
はぁ、めんどくさいことになって来たな...
「おい!お前ら!止まれ!!」
気づいたら数人の武装した奴らに囲まれていた
「うわぁ!な、なんですか!?」
「お前らが悪魔と契約してるってことは調べでわかっているぞ!」
「おい!リリス!どういうことだよ!」
「ちっ、こいつらは厄介だぞ、悪魔殲滅部隊の連中だ」
「そんな奴らがいるのかよ!」
なんだよこれ、めんどくさいことばっかじゃねーか!!
「お兄ちゃん!能力を使って倒しちゃおうよ!」
「そうだな!」
こいつらを吹き飛ばせ!
「能力発動!!」
「ぐわぁー!!」
全員吹き飛ばすことに成功した
「よし!今だ!逃げるぞ!!」
よし!成功したぞ!
「リリス!No.2とかがもう死んでるとかは無いんだろうな?」
「それはわからんな」
くそ!こんな命がけで戦うなんて勘弁してくれ!
「お兄ちゃん!かっこよかったよ!」
「あ、ありがとう」
ごめん、実優ちゃん、ちょっと今は黙っててほしいかな
「祐也、お前の心配はいらなかったかもな」
「どういうことだ?サタン」
「No.2があそこにいるぞ!」
サタンが見ている方向を見ると金髪の青年が立っていた
「あいつがNo.2か、どういうやつなんだ?」
「あいつはベルフェゴール、能力はない」
「なるほど、ベルフェゴールね~って!おい!今なんて言ったんだ!?能力なし!?」
「不明と言ったほうがいいかもしれんな」
なんだその使えねぇ悪魔は!今度もまともなやつじゃないのかよ!!
「リリス、もう仲間集めはいいから世界を滅ぼそう」
「いいのか?私は構わんが」
決めた!俺の力でリリスを倒すか世界を滅ぼすのをやめさせる!
「リリスが1番強いならなんとかなるだろう」
「甘いな、その程度で世界を滅ぼせるわけがない」
「そんなことはないだろ!お前を信用してるんだぞ!」
「嘘だな、最初から私は気づいていたよ、お前は能力だけもらって私を裏切るつもりだと」
「な、何を言ってるんだ?そんなわけないだろ!」
ばれてたのか!もう計画も何もない!終わりだ...いや!まだだ!
「ははは!リリス!よく気づいたな!さあ!どうする?お前の能力で俺は最強だ!」
「能力は私には無効だ」
お、終わった...僕は改めてめんどくさいことには関わらないほうがいいとわかりました。
「黒星祐也、少しの間だったが楽しかったぞ、さようなら」
「ぐわぁー!!」
俺は死んだのか?
「あ!お兄ちゃん目覚めた!」
「え?実優ちゃん?それにサタンも」
「ここは...?」
「病室だ、お前はリリスを裏切ったことにより死にかけた」
死にかけた?裏切ったら死ぬんじゃないのか?
「リリスは?」
「あいつはどこかに行ってしまった、だがこれだけは確かだ」
サタンは俺の近くまで来て言った
「リリスは敵だ」
俺はそれを言われても特に何も思わなかった、むしろリリスから解放されたことに感謝すらしていた、だが、そんな思いもすぐに消えた
「黒星祐也さんですね!私が新しくあなたと契約することになった悪魔のサキュバスです」
「え?俺はもう解放されたんじゃないの?」
「な、何を言ってるんですか!あなたにはまだやることがあります!」
「それは?」
「リリスさんを倒すことです!」
「リリスを倒すのは不可能だろ!あいつは最強なんだし」
この悪魔は何もわかっていない!リリスの強さは半端じゃない!
「それでもやるしかないですよ!」
「知るか!俺はもう普通の生活にもどる!」
「リリスさんを倒さないと世界が滅び、現在悪魔と契約してないあなたは死にますよ?それに!私はリリスさんよりかわいいですよ!」
世界が滅ぶか...くそ!つーかこいつ自分で自分のことかわいいとか言いやがった!
「わかったよ、契約するよ!」
「本当ですか!やったー!」
そして、サキュバスは俺の指をくわえた、リリスの時よりエロい...
「お前の能力は?」
「私の能力は相手にエロい夢を見せることです」
それ、使えない能力だね。
「まあ、よろしく頼むよ」
「こちらこそ!リリスさんを絶対倒しましょう!」
サキュバスとの契約が完了すると実優ちゃんと金髪の男が入ってきた
「誰だ?」
金髪の男はめんどくさそうに
「無双洋一だ」
と自己紹介をしてそのまま出ていった
「お兄ちゃん!もう大丈夫なの?」
「うん、大丈夫だよ」
「よかった!」
俺はみんなを集めてこれからのことについて話をした、まずはNo.4とNo.5を探すことになった
「所でサキュバスってNo.はないのか?」
「はい、緊急事態に備えて用意されていた悪魔ですから」
「なるほど」
リリス!待ってろ!必ずお前の野望を打ち破ってみせる!




