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「えっと、なんだっけ? 仙人?」
黒雪の突然の申し出に首を傾げる。
「違う、見返りはよこせということだ、オレに」
「見返り?」
「桃音が言ったような結果は望んでない、オレでも。だから、助力する、お前に」
「さっきと言ってること違くないか?」
「なんだ、不服か」
見るからにむっとした黒雪に苦笑いする。
眠そうな時もあれば横暴な時もあり、時々てれて逃げ出したり、今みたいにむくれてみたりする。黒雪はよくわからない。
俺はなんだか急に楽しくなって、黒雪に向かって手を出す。
「見返りはちゃんと返せるかわからないけど、協力してくれるなら嬉しい」
「そこまで頼むなら仕方が無い、気乗りしないが」
仏頂面を装った黒雪は俺の手を叩くだけに留めた。
「じゃあ、黒雪。俺はなにをすればいい?」
お茶のカップにようやく口をつけた黒雪は、こちらを一瞥してそのままお茶を飲み干した。
「お前は道化でもやっていろ」
「は?」
「まだ動くなよ、お前は」
そう言うと黒雪はカップを置いてひょいと窓枠をとびこえていった。
put on the motley(道化役を務める




