009。
引越しから一週間が経ち、新しい住処にもようやく慣れつつある今日このごろ。
ただ生活に慣れてくれば、今まで気にならなかったことが気になり始めるわけで、
「俺さ今だに朝黄以外に会った人いないんだけどいつ会えるんだろ?」
俺の部屋で一緒に夕飯を囲んでいる二人に問う。
青葉は一旦箸を止めて、眉をひそめた。
「会いたいなんて思わなくていい。下手に関わると厄介な奴らばかりだ。万が一にでも赤城が毒されるのは避けたい」
「いや、それ大袈裟だから青葉」
「そうだよー。ブルーはレッドをとられたくないだけじゃーん。それにひきかえ僕はレッドがちゃーんとこのアパートに馴染めるように計画をたてたんだー聞きたい聞きたいー?」
食事中にもお面をとらない朝黄に呆れつつ、どうぞと先を促す。
ごほん、とわざとらしい咳払いをして朝黄が顔をこちらに向ける。
「まず、レッドには手始めにグリーンと仲良くなってもらおうと思ってます」
「グリーン?」
俺が首をかしげると同時に青葉が箸を取り落とした。
地を這うような声で青葉が朝黄に食ってかかる。
「……おい、面白くもない冗談を言うな。どうしてよりにもよってあいつからなんだ。ふざけるのはその面だけにしろ」
「えー、ふざけてるなんて失敬なー。抜け目ないって言ってよー。だってグリーンが一番妥当なのはブルーがよくわかってるじゃーん」
最近、思うのは朝黄はお面を被っていても表情がよく読めるという点だ。
基本的に青葉にちょっかいを出すのが好きなようで、青葉が嫌がるとにやにやしている。
「……うん、二人は仲良いよな」
一人、箸を進めながらそういえば同時に返事が返った。
「でしょー」
「やめてくれ」
on the ball(抜け目の無い




