第三話 騎士学校
*第三話 騎士学校となります♪
*騎士学校へと護衛古代アンドロイド騎士、パーシヴァルと一緒に通うウォルター。
*ウォルターの幼馴染登場⭐︎
*新たなキャラや護衛古代アンドロイド騎士も登場です。
*価値観ぶつかります♪
*差別表現あります。苦手な方ご注意ください。
*第三話 騎士学校 となります♪
ウォルターとパーシヴァルの学校生活です。
*身分、古代アンドロイド差別表現ありです。
*今回新キャラたくさんいます☆
それでは、お楽しみください♪
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空は穏やかに晴れ、雲一つない青空が広がっていた。
ウォルターは、騎士学校の紺色の指定制服を着て、横がけカバンを掛けて、背中に剣を背負って、騎士学校への道を歩いていた。
パーシヴァルが半歩下がって、ウォルターの後ろを歩いていく。
護衛古代アンドロイド騎士には、身につける服にも階級により違いがある。
護衛古代アンドロイドには、〝下級〟、〝上級〟、そしてめったにいないのだが〝最上級〟と三段階に階級が分かれている。
階級は、個体の戦闘力や備わっている固有能力などの、総合評価により国側から判断される。
割合としては、下級が6割、上級が3割、1割にも満たないのが国が認める最上位の強さを持つ
ーー〝最上級〟古代アンドロイドだ。
護衛古代アンドロイドには、階級により騎士服のカラーにも厳格な決まりがある。
下級は青、上級は赤、そして…最上級は黒となっている。
瞬時に、身につけてる騎士服のカラーによって階級の識別が出来る。
そして、階級問わず一律マントのカラーは白色と規定がある。
パーシヴァルも、国から支給される、下級護衛古代アンドロイド騎士用の青の騎士服に白のマント、茶色ロングブーツを身に付けて、ウォルターの半歩後ろを歩いていた。
腰には、黒の使い込まれた剣を差している。
ーーパーシヴァルの剣の黒い鞘には、戦いで付いたのか、直線上の傷がある。
ウォルターは、パーシヴァルをちらちらと振り返って見てしまう。
何故ならば、昔からウォルターが大好きなこの国に伝わる物語、『英雄騎士伝説』の本の挿絵の英雄騎士に、
ーーパーシヴァルがそっくりだったからだ。
ウォルターは照れながら俯いて歩いた。
パーシヴァルは、ウォルターの視線に気づいたが、ほんの少し首を傾げただけだった。
パーシヴァル「ウォルター、荷物が重いか?」
と、後ろからパーシヴァルが聞いた。
ウォルターは首を振り、
ウォルター「ううん、自分で持てるよ。ありがとう、パーシヴァル。」
と、笑顔で返した。
パーシヴァルは表情を変えずに、
パーシヴァル「了解だ。」
と、一言だけ言った。
騎士学校の門に着いた。
騎士学校の学生たちが、みんな護衛騎士を引き連れて校門をくぐって行く。
ウォルターが行こうとすると、幼馴染のジークフリートが声を掛けて来た。
ジークフリートは、送られてきた馬車から降りてきた所だった。
ジークフリート「おはよー!ウォルター!!新しい護衛騎士を雇ったんだな。へー、カッコいい護衛だな!!」
と、ジークフリートはパーシヴァルを見上げて言った。
ジークフリートは、短いグレーの髪に黒の目をした元気な少年だった。
全身から、明るい快活さが溢れ出している。
ジークフリートの後ろには、護衛古代アンドロイド騎士のモルドレッドが控えている。
ジークフリートは、上流貴族の侯爵家次男のため、モルドレッドは上級護衛古代アンドロイド騎士だ。
上級護衛古代アンドロイドは、上級貴族以上でなければ、基本的に雇用は許されていない。
モルドレッドは、白マントの下に、赤の騎士服をかっちりと着ている。
ウォルター「おはよう、ジークフリート、モルドレッド。パーシヴァルって言うんだ。」
ウォルターは嬉しそうに言った。
モルドレッドは、パーシヴァルに向かい合い右手を差し出した。
モルドレッドは、赤の肩までの髪を後ろに短く一つに三つ編みにしている。
明るい茶色の目をしていて、凛としている護衛古代アンドロイド騎士だ。
性格はおとなしくのんびりしている。
幼い頃からジークフリートと遊ぶ時に、ウォルターの世話もよく焼いてくれていた。
美しい赤の髪が、朝陽を浴びて風に揺れている。
モルドレッド「昔から主人同士が仲良しだ。パーシヴァル、以後よろしく頼む。モルドレッドだ。」
パーシヴァルも右手を出し握手した。
パーシヴァル「…よろしく。」
パーシヴァルは、モルドレッドを見据えながら静かに挨拶した。
ウォルター「でも、クラスは違うもんね。」
ジークフリート「けどさ、昼休み一緒に飯食おうぜ。じゃあまたな、ウォルター!!」
ウォルター「あとでね、ジークフリート!!」
騎士学校のクラスは、家柄により分かれている。
上流貴族と下級貴族はクラスが異なるのだった。
ウォルター「えっと、僕たちは一階の隅のクラスだよ。こっち。」
パーシヴァルは、学校案内図を見て、確認しながらウォルターと教室に向かった。
騎士学校では、座学と実技の二部構成で授業は行われていく。
午前中が座学中心、午後が剣の稽古&模擬試合ということがほとんどである。
毎日、午後三時には騎士学校の授業は終了となる。
何故ならば、習ったことを復習して稽古したり、専属家庭教師から他の学問を教わることを意図されているためだ。
座学では、護衛古代アンドロイド騎士も、各自の護衛対象と隣に座って一緒に受ける。
授業が難しい時に、横から教えてくれたり、講義内容を聞いて護衛騎士自身が必要なメモを取ったりもする。
上流貴族の中には、護衛古代アンドロイド騎士に板書させ、居眠りする学生もいたりする。
ウォルターは、とても勉強熱心なので、ノートに一生懸命書いていく。
パーシヴァルは、ウォルターのノートを見ながら、自身の手帳からメモ帳を切り、自前の万年筆ですらすらと書いてウォルターに手渡した。
そこには、授業の補足内容が綺麗な文字で書かれていた。
ウォルター「ありがとう、パージヴァル!」
小さな声でウォルターはパーシヴァルにお礼を言った。
パーシヴァルは黙ったまま少し頷いた。
午前の座学終了チャイムが鳴り、昼休みの時間となった。
天気がいいので、パーシヴァルとウォルターは、騎士学校の中庭へと行った。
騎士学校の中庭はとても広く、木々がたくさん多い茂っている。
大きな噴水もあり、綺麗な芝生が敷かれている。
多くの学生たちがここで座って昼食を摂る。
ウォルター「ジークフリートはいないね。先に食べてようか。」
ウォルターは、噴水の近くの芝生にパーシヴァルと行く。
芝生に腰掛けてから、ウサギ柄の小さな手提げバックを開けた。
中には木の丸いお弁当箱が二つと水筒が入っている。
ウォルターが開けると、ウサギを形どった可愛いおにぎり、ハートの卵焼き、ハンバーグ、ブロッコリー、ミニトマトといった可愛いお弁当だった。
ウォルター「はい、パーシヴァルの分だよ。」
と、ウォルターはお弁当箱をひとつパーシヴァルへと差し出した。
パーシヴァル「…え…私に?」
その瞬間、パーシヴァルは戸惑った。
騎士学校では、主人と座って人間の食事を食べる護衛古代アンドロイドは…周りにいないからだ。
護衛古代アンドロイドは、主人から渡される機能補助ゼリーや栄養バーなどを立ったまま補給するのが一般的だった。
基本的に古代アンドロイドは、疲れないし体力も人間とは違う。食事は必須というわけでもない。
ウォルター「座って一緒に食べようよ。」
と、ウォルターはにこにこ言った。
一部周囲の生徒たちがざわついている…。
パーシヴァルは戸惑ったが、ウォルターが言うことが最優先なので、隣へとぎこちなく座った。
ウォルターから、お弁当箱とフォークを受け取る。
ウォルター「いただきまーす♪」
パーシヴァルも自身のお弁当に目線を落とした。
パーシヴァル「…いただきます。」
ウォルターと共に手を合わせる。
周囲の視線を感じつつ、ブロッコリーをフォークで口に運ぶ。
ウォルター「マルコが作ってくれるんだよ。器用なんだ。」
パーシヴァルは、ウォルターを見て頷いた。
一口一口食べるたびに、優しい味がした。
お弁当の野菜は、すべてウォルターの家の畑から採れたものだった。
2人のところへ、ジークフリートが中庭の反対側から手を振って走ってきた。
ジークフリート「ごめん!友達と話し込んじゃってさ。お、ウォルターの家の弁当、美味そうだな〜!」
ジークフリートは、笑ってウォルターの隣へと座った。
それから、パーシヴァルがもぐもぐとお弁当をウォルターと一緒に食べているのを見た。
ジークフリート「モルドレッドにも明日からお弁当持ってくる?」
と、ジークフリートはモルドレッドに聞いた。
モルドレッドは立ったまま首を振った。
モルドレッド「基本的に必要はないが。…美味しいか、それ。」
と、モルドレッドは、パーシヴァルを見下ろして言った。
パーシヴァルは、ミニトマトをフォークで刺したまま言った。
パーシヴァル「…朝に取れたトマトだ。甘い。」
ウォルター「今朝、一緒にお弁当の野菜採ったもんね、パーシヴァル!」
と、ウォルターは笑った。
ジークフリートは、白い包みを外し小さな綺麗な木のかごのお弁当箱を開けた。
豪華なローストビーフサンドイッチがきっちりと詰められている。
ジークフリートの家のお手伝いさん作だった。
そして、包みから古代アンドロイド専用ドリンクを取り出した。
ジークフリート「ほい、モルドレッド。お疲れ〜、午後もよろしくな。」
と、笑顔でモルドレッドに手渡した。
モルドレッドは、受け取ってからドリンクを見て、思わず目を輝かせた。
モルドレッド「…これは…〝チョコ〟味!!」
ジークフリート「今日は家の棚にそれしかなくてさ。…好きか?」
古代アンドロイドの、専用ドリンクや栄養バーには色々な味がある。
パーシヴァルもちらっとドリンクを見た。
パーシヴァル「…〝チョコ〟味は、古代アンドロイドの1番のお気に入りの味だ。高額だから…養成所ではクリスマスにしか出なかった。」
パーシヴァルは、フォークでハンバーグをもぐもぐ食べながら言う。
ウォルター「フィリップ、リチャード、マルコ、ジャックもチョコ大好きだよ。父さんがたまにチョコ買ってくる時、すごい喜ぶもん。」
モルドレッドは、表情がすこし柔らかくなった。
立ったまま天を仰ぎ、両手でチョコ味ドリンクを持って、大事そうにちびちび飲んでいる。
ジークフリート「え…全然知らなかった。また買ってやるよ、モルドレッド。」
と、ジークフリートはサンドイッチを齧った。
モルドレッド「よろしく頼む。」
モルドレッドは、チョコ味ドリンクを飲み終えて満足そうに言った。
4人が噴水のそばで話していると、後ろからやって来たのはジークフリートのクラスの子達だった。
短い黒髪の背が高い方がアルタイトで、公爵家の家柄で上級貴族だ。
アルタイトは、俺様気質のボスキャラで、入学早々にジークフリートのクラスでも幅を利かせている。
アルタイトの隣にいる、少し背の低い肩までの水色の髪の男の子は、大商会貴族の跡取り息子のナシュカだった。
ナシュカは少し気が弱い少年で、アルタイトにいつもくっついている。
アルタイトの後ろには、背が高くがっしりした上級護衛古代アンドロイド騎士、エルデンが控えている。
エルデンは気丈な性格で、アルタイトに忠実な護衛古代アンドロイドだ。
そして、ナシュカの後ろには同じく上級護衛古代アンドロイド、ボルダーがいた。
ボルダーはというと、おとなしく穏やかな護衛古代アンドロイドである。
アルタイトは、ウォルターとジークフリートに近づきながら言った。
アルタイト「ジークフリート。付き合う友達は選んだ方がいい。こんな、〝機械〟と食事するおかしなやつと付き合うのはやめた方がいいぞ?」
と、アルタイトは笑った。
ナシュカは首を振ってアルタイトを止める。
ナシュカ「や、やめなよ…。アルタイト。失礼だ。」
アルタイトはナシュカを睨んだ。
アルタイト「黙れ、ナシュカ。言ってやらないと分かんないだろ。…こーゆー勘違いした奴らには。」
ジークフリートが立ち上がる前に、ウォルターが立っていた。
ウォルターはアルタイトに歩み寄った。
ウォルター「パーシヴァルはね、〝機械〟じゃない。僕の大事な〝家族〟だよ。だから一緒に食事もする。それって何か悪いこと?」
ウォルターはアルタイトに静かに言った。
アルタイトは、あまりの事に驚き、すぐに言い返せなかった。
たまたま遠くから見かけて、ちょっとからかいに来ただけなのに、真っ直ぐにウォルターが自分へと言い返して来たからだ。
アルタイト「は…?か、家族って…。〝古代アンドロイド〟のこと家族だと思ってんのか?」
パーシヴァルは、ジークフリート、モルドレッドと座って湯呑みで緑茶を飲んでいた。
しかしながら、パーシヴァルの視線はウォルターとアルタイトにすでに向いていた。
パーシヴァルは、座りながらもいつでも動ける姿勢でいる。
一瞬、腰に差した銀に光る柄の黒い剣へと視線を滑らした。
そして、再びウォルターへと視線を固定する。
ウォルター「僕は自分が間違ってるとは思わないよ。」
アルタイト「全部間違ってんだよ!古代アンドロイドは国が保有する〝戦闘兵器〟で…。家族ごっこなら家でだけにしろよ!!」
と、アルタイトはウォルターに言い放った。
ウォルターは、アルタイトの目を真っ直ぐに見返している。
それから続けて言った。
ウォルター「違う。パーシヴァルは兵器じゃない。僕のとても大切な家族なんだよ。」
と、アルタイトから少しも目を離さずに言った。
後ろで聞いていた、パーシヴァルの青の目が少し揺れた。
周囲にいる遠巻きの学生たちや、護衛古代アンドロイド達も、ウォルターとアルタイトのやり取りにじっと聞き入っていた。
ジークフリートが、2人の間に割って入る。
ジークフリート「…アルタイト、無闇に絡んでくるなよ。せっかくの昼休みなのに。」
と、ジークフリートはアルタイトを見て言った。
ナシュカ「アルタイト、もう行こう?」
と、ナシュカがアルタイトの腕を遠慮気味に引いた。
しかしながら次の瞬間、アルタイトは顔を真っ赤にして怒った。
アルタイト「…ば、馬鹿にしやがって。…エルデン!」
アルタイトは後ろをみてエルデンを呼んだ。
エルデン「ここにいる。」
エルデンは、アルタイトの半歩後ろに控えていた。
アルタイト「お前に〝護衛決闘〟の、申し込みをする、ウォルター。受けるんだよな?」
アルタイトの言葉を聞いて、ウォルターは首を傾げた。
ウォルター「〝護衛決闘〟って?」
ジークフリートは立ち上がった。
ジークフリート「受けるな、ウォルター!!」
アルタイトは、ウォルターを見て声を立てて笑った。
アルタイト「本当に、何にも知らない奴だな。教えてやるよ。〝護衛決闘〟とは、自分たちの護衛同士を戦わせることだ。騎士学校では、生徒同士の私闘は禁じられてる。だが、〝護衛同士の戦いは合法〟なんだ。どうだ?この際、勝った方が正しいことにしようぜ?」
それを聞いて、パーシヴァルは音もなく立ち上がった。
そして、ウォルターの後ろに控えた。
アルタイトの護衛、エルデンと静かに睨み合う。
エルデンは、パーシヴァルより大柄でがっしりしている。
短く刈り上げられた青の髪に鋭い水色の目が光る。
エルデン「…下級護衛では、まるで相手にならん。時間の無駄だ、やめておけ。」
心配そうに見守るジークフリートの後ろで、モルドレッドは湯気の立つ緑茶の湯呑みを持ち、空に浮かぶ雲を眺めている。
モルドレッド「…空が青い。」
ジークフリート「おいおい、どうにかしろ。モルドレッド!」
モルドレッドは、ちらっとウォルターとアルタイトを見た。
それから、目を閉じて両手で湯のみを持ち、緑茶を啜って言った。
モルドレッド「…すでに賽は投げられた。」
と、ぽつりと言う。
ジークフリート「は、はぁ!?」
と、ジークフリートは呆れて言った。
ウォルターは、困った顔でパーシヴァルを振り返った。
パーシヴァル「問題ない、ウォルター。」
パーシヴァルは、表情を変えずにウォルターを見下ろした。
その言葉を聞いて、アルタイトは吹き出すように笑った。
アルタイト「はは、勝つ気満々かよ!?勝てるわけないだろう?エルデンは、ウチにいる護衛古代アンドロイドの中でも1番強いんだぞ!?」
それを聞いて、ウォルターはさっと青ざめた。
ウォルター「だ、だめだ…。パーシヴァル、巻き込んでごめん。…行かせられないよ。」
しかし、パーシヴァルはウォルターの前に足を踏み出した。
周りの生徒達にざわめきが広がっていく。
パーシヴァル「心配するな、ウォルター。」
エルデン「本当にやる気か、下級護衛風情が!…随分と生意気だな。格の違いを教えてやろう。」
パーシヴァルとエルデンは、中庭の噴水前で向き合い睨み合った。
お互い一歩も譲らない。
パーシヴァルは、静かに青の目を光らせ自分より大柄なエルデンを見ていた。
パーシヴァル「…。」
少し強く吹いてきた風が、パーシヴァルの栗色の短い髪を揺らした。
アルタイトが、両手を合わせてパンッと手を叩いた。
アルタイト「よし!場所を移す。さてと、稽古場に行こうぜ!」
と、アルタイトがエルデンと颯爽と前を歩いて行く。
不安なウォルターは、パーシヴァルの手をギュッと握りしめた。
パーシヴァルは迷ったが、ウォルターの手をそっと握り返した。
そして、ウォルターとパーシヴァルは手を繋いだまま、アルタイトとエルデンの後ろを歩いて行った。
その光景を、ナシュカはおろおろしながら見ていた。
ナシュカ「ちょっと、あ、アルタイト…。ど、どうしよう、ボルダー?」
ボルダー「とりあえず追いかけるか?ナシュカ。…何かあれば、俺がすぐ間に入ろう。」
と、ボルダーは言った。
そして、ナシュカの肩に右手を優しく置いた。
ボルダーの、後ろで一つに束ねられた緑の髪が揺れ、薄い緑色の目がナシュカをじっと見守っていた。
ナシュカ「うん…。お願いね、ボルダー。」
ナシュカは、少し落ち着きを取り戻した。
ボルダーは、ナシュカの言葉に力強く頷いた。
それからナシュカは、ウォルターとアルタイト、エルデン、パーシヴァルの後ろを、ボルダーと一緒に走って追いかけた。
ジークフリートは、芝生に座り動かないモルドレッドの腕を両手で引っ張った。
ジークフリート「立て、モルドレッド!俺たちも行くぞ!!」
モルドレッド「…忙しない昼休みだな。」
と、モルドレッドはやれやれポーズをしながらため息を吐いた。
そう言いながらもモルドレッドは、ジークフリートの後ろにしっかり付いて円形稽古場へと向かった。
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*長文読んでいただきありがとうございます♪




