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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第1章 サーテア子爵領
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第1章 第66話 オウガの1群との死闘



先行するセイヤは、襲われた商隊に向かい、全力でハルスを走らせた。


セイヤは、マジックサークルを展開し、《土魔法》の土壁で、被害者達を囲み、オウガの1群を分断していった。


オウガ達の1群は、情報より多く、オウガ3匹、トロール6匹、オークが8匹もおり、分断しているとはいえ、1人で倒すのは、厳しいものがあった。


分断している土壁も、時間をかければ、オウガに崩されてしまう為、後ろに回り込まれる可能性があるので、早めに倒していかなければならない。


群れを、4つに分断出来たセイヤは、その1つに向かっていき、中の魔物達に《雷魔法》の雷撃を放った。


その1群は、オウガ1匹、トロール2匹、オーク1匹がいたが、雷撃でオウガまでは倒す事が出来なかった。


セイヤは、魔導師の杖を左に変えて、〘精霊の剣〙を右手に抜き、杖にもマジックサークルを展開しながら、オウガに向かっていった。


オウガは、セイヤに向かってくるが、雷撃で痺れているのか、ナイトオウガの様な精細さはなく、掴みかかってきた手も、少し震えていた。


オウガの腕を掻い潜り、オウガの眼の前で、《聖魔法》により、強い光を爆発させて、首元に〘精霊の剣〙を叩き込んだ。


1匹のオウガを倒したセイヤは、2つ目の1群に向かうと、その1群は、オウガ2匹、オーク2匹がいた。


素早くオークに電撃を放ち、オウガに対峙する。


マジックサークルで、いつでもマジックシールドを出せる様にしておき、並行して《木魔法》で足を絡めようとするが、オウガの拳がセイヤを捉えようとして、其れをマジックシールドで反らしていた為、《木魔法》での拘束の魔法の構築が出来なかった。


その間に、もう1匹のオウガが、セイヤに掴みかかり、それを逃れようと、大きく後ろにとんだ。


2匹のオウガは、左右から、セイヤに肉薄してきて、セイヤからの攻撃が出来ない。


セイヤは、体に闘気を纏い、左手の魔導師の杖に魔力を流し、〘精氷の剣〙にも魔力を纏わせ、剣で防御しながら、マジックサークルを展開していく。


2匹のオウガは、上手く連携して、セイヤを攻撃してくる為、セイヤは常にマジックサークルで、マジックシールドの準備をしておき、殴りかかる拳や、掴みかかる腕を〘精氷の剣〙等で往なしながら、新たなマジックサークルを構築していく。


並列思考により、並列でマジックサークルを構築しながら、反撃を試みるが、上手な連携により、魔法を反らされてしまい、上手く当てる事が出来ない。


逆に、上手く連携をされて追い詰められていく。


セイヤは、魔法を囮に使い、〘精氷の剣〙の方で攻撃を試みるが、他方のオウガが其れをさせない様に動き、剣での攻撃が浅くなってしまい、動きを止められない。


そうしている間に、隣でも剣劇の音がしてきた。


騎士隊達が追いつき、隣の1群に向かったようだ。


こちらの1群にも、リョカ達が加勢にきて、オウガ達の牽制をしはじめた。


ファリスの矢が、オウガの顔に向かって飛び、オウガがその矢は払う間に、セイヤの電撃魔法が炸裂し、そのオウガを痺れさせて、リョカがオウガの首元に剣を突き刺すが、セイヤの電撃魔の間隙を縫う様にして、もう1匹のオウガの拳が、セイヤに炸裂した。


セイヤは、自分の立てた土壁に、叩きつけられる様に弾き飛ばされ、そこにオウガが掴みかかる。


「「セイヤさん!!!」」


リョカとファリスの2人が、悲鳴を上げる。


セイヤは、朦朧としながら、なんとかマジックサークルを構築して、魔法を発動するのと同時に、オウガが殺到した。


「ガアァァォォォ……ッ!!」


オウガが、叫びながらセイヤに、掴みかかるのと同時に、魔法が発動する。



リョカ達は、1匹目のオウガを倒した後、直ぐ様セイヤに駆け寄るも、オウガの方がセイヤに近かった。


オウガの伸ばした手が、セイヤの手前で止まり、頭の後ろから土の槍が出てくる。


セイヤが発動した魔法は、叫ぶオウガの口から後頭部へと、土の槍となって突き抜け、オウガの殺到するスピードと自重により、息の根を止めていた。


リョカとファリスが駆け寄り、セイヤに回復ポーションを使っていく。


「セイヤさん! 大丈夫ですか?」


リョカとファリスは、回りを警戒しながら、他に動く魔物はいないか、確認しながら、セイヤの治療をしていく。



「ウッ………」


セイヤが、息を吹き返すと、リョカが治療に、ファリスは、周りの警戒と倒したオウガ達を、ボックス内に回収していった。


「セイヤさん、立てますか?」


リョカは、セイヤに肩を貸し、セイヤを立たせると、回復ポーションを渡しながら


「もう1本飲んでおいてください! 回収して来ます。」


ファリスと共に、倒した魔物を回収しにいった。


セイヤ達が回収を終わり、騎士隊の所に行くと、騎士隊が最後の1群に当たっていた。


「リョカさん、ファリスさん、騎士隊のサポートをお願いします。 僕は、もう1つの1群の回収をして来ます。」


セイヤは、騎士隊のサポートを、リョカ達に任せ、騎士隊の倒した1群の回収に向かった。


セイヤの回収しにいった1群は、トロール1匹、オーク4匹の1群で、残りの1群にトロール3匹、オーク1匹が居る事がわかった。


セイヤは、騎士隊に被害が出る前に、魔物を倒す為、急いで魔物を回収して、騎士隊達のもとに戻った。


「セイヤさん、怪我人が!!」


リョカ達は、怪我人を治療したり、矢でトロールの牽制をして、騎士隊のサポートをしていたが、3匹のトロールが連携して騎士隊の相手をして手こずっていた。


セイヤが騎士隊のサポートに入ると、《木魔法》で足を絡めたり、《雷魔法》で痺れさせたりしながら、騎士達が攻撃をし易くなり、1匹づつ倒していった。


此処の1群を倒した事で、オウガとトロールの1群が退治出来たので、サナトリア«»ヴィドナルス間の往来の支障が解消され、行商人や旅人の往来がし易くなった。


セイヤは、街道に立てた土壁を崩し、街道を通り易くして、襲われていた商隊の回収をしていった。


セイヤ達は、騎士隊と共に、残っていた護衛の騎士のもとに戻り、クレアと行商人達の護衛に戻った。


セイヤ達の隊は、ティーン男爵領の領都に向かっていった。


途中、少しの魔物が出たが、セイヤ達が倒していき、夕方にはティーン男爵領都に到着し、領都で宿を取った。


セイヤは、宿を確認した後、領都の冒険者ギルドにいき、商隊の犠牲者をギルドに提出しにいき、護衛の為、サーテア領の冒険者ギルドで、結果の報告をお願いした。



〘精霊の剣〙→〘精氷の剣〙 訂正

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