第1章 第43話 ポーションの商品化
転移45日目 領都 〖精霊の泉亭〗
セイヤが起き出し、朝食を取りに行くと、リョカは、セレスさんに料理を習いながら、配膳していた。
「セイヤさん、おはようございます!」
「今日から、習いに入ってるんだ!」
「はい! 私に、何か仕事がありますか?」
「今日は、大丈夫かな! 明日、ファイの村に向かうから、それまでは、大丈夫だよ!」
「セイヤさん、おはよう! ごめんなさいね。リョカちゃん、手伝ってくれて!」
「セレスさん、おはようございます! 大丈夫です。リョカさんが、料理習いたいみたいだから、お願いします!」
「リョカちゃん、料理は上手よ! 後は、レパートリーを増やすだけね!」
「いろいろ、教えてあげて下さい!」
「いろいろ覚えて、レパートリー増やします!」
「「今朝の朝食は、何時もより、美味しいぞ!」」
「何時もは、不味いのかいっ!?」
「ヒッ そういう意味じゃないです。 少し美味しい感じがすると……」
「アハハハ、冗談よ!」
「セレスさんには、かなわないなぁ……」
食事していた、〖セカンの一颯〗のメンバーが、セレスさんにやり込められていた。
「リョカちゃんは、筋が良いから、どんどん上手になってくわよ!!」
「はい、セイヤさん! ヤダ、セレスさん褒めすぎ!」
リョカは、赤くなって、奥に引っ込んでしまった。
リョカの準備してくれた、朝食を取りながら、買い出しの計画を考えていく。
普通の矢(E)・(D)と、ロングボウ等を、ファイの村に補充しておこうと思っていた。
「ファリスさん、エルフの村で、必要そうな物って、何かなぁ?」
「エルフの村でかぁ…… 金属製の武器かなぁ。 防具は、この間だいぶ補充されたから。」
「じゃ、ランクはD位を仕入ていくか。 今日は、武器屋を回ろう。」
「私は、《製薬》用の器材をみて回りたいです。」
「《製薬》用の器材? もしかしたら、もっと強力なポーション系に挑むって事?」
「はい! 良いですか?」
「それは、期待大だよ! 利益も増える。」
セイヤ達は、食べ終わり、リョカの所に、食器を渡しにいった。
「リョカさん、セレスさんに、ありがとうって言っておいて! 僕達は、仕入に行ってくるから!」
「はい! いってらっしゃい!」
ファリスと一緒に、部屋に戻って、背負い袋は持ってでた。
〖エルフの雑貨店〗のエフェルさんの所にいき、《製薬》用の器材を見にきた。
「エフェルねぇ! こんにちは!」
「こんにちは!」
「アラ! ファリスとセイヤさん、今日はどうしたの?」
「実は、《製薬》用の器材が、こちらに無いかと。」
「《製薬》の器材か~ ウチより、〖ホーク薬材店〗の方が、充実してるかな。 ファリスが探してるって事は、ランクE以上の精製に使うって事でしょ!ウチは、ランクE迄の器材なら準備できるけどね。」
「そうですか。 では、そちらを回ってみましょう。」
「エフェルねぇ、ありがとう!」
セイヤ達は、エフェルに〖ホーク薬材店〗の場所を聞き、訪ねてみた。
「こんにちは!」
「はい! ナニをお探しで。」
「実は、ランクD以上のポーション系を作る為の器材をお探してまして。」
「ランクD以上ですか! 器材は揃えられますが、材料がなかなか手に入らなくて。」
「ファリスさんは、ナニが必要かは、わかってるんだよねぇ?」
「もちろんです! だから、器材だけ揃えられれば!」
「では、1揃え、お願いできますか?」
「金貨2にもなりますが、一気に全部ですか?」
セイヤは、金貨2を出し
「一気に全部で、大丈夫ですよ!」
「わかりました。 揃えさせてもらいます!」
店主は、薬材を磨ったり、計ったり混ぜたりの器材を揃えていった。
「これらがあれば、ランクC位迄は、作れると思います。」
「では、ファリスさんが管理しておいて下さい。」
ファリスは、背負い袋に器材を入れていった。
『ノーナ、今入れた器材を、1つのフォルダに。』
『はい。 わかりました。』
セイヤ達は、〖ホーク薬材店〗を出て、〖ベルガーの鍛冶工房〗に向かった。
「「こんにちは!」」
「オゥ、セイヤ達か! 今日はどうした?」
「ベルガーさんの所で、普通の矢(E)・(D)って、どのくらい準備できますか?」
「多く要るのか? (E)200・(D)200は、準備してあるが。」
「では、半分譲ってもらえませんか? ファイの村の予備に。」
「半分か! 銀貨45だぞ!」
セイヤは、銀貨45を払い、普通の矢(E)・(D)を仕入ていった。
セイヤ達は、仕入を終わると、宿に戻り、セイヤの部屋に入り、ボックス内に入って
「ファリスさん、ファリスさんの背負い袋と、リョカさんの背負い袋に、またポケットを増やすので、こちらに貸して下さい。 それが終わったら、《製薬》で、ポーション系の(E)各200を、作っていって下さい。」
「リョカさんの背負い袋は、取りにいってきますね! 回復ポーションは、200以上有るので、毒消し・麻痺回復の方を作っていきます!」
ファリスは、背負い袋を下ろし、自分達の部屋に、リョカの背負い袋を取りにいった。
セイヤは、ファリスの背負い袋に有る、ポケットを増やし、ファリス用の背負い袋には、ポーション系・矢筒・魔物回収・装備回収・製薬器材・私物のポケットと、一番上のその他の回収の、7種類のフォルダを付けておいた。
ファリスが戻ってきたら、リョカの背負い袋を受け取り
「ファリスさん、ポケットが増えたので、何処にナニが入っているか、確認しておいて下さい。」
「はい!わかりました。 あっ! こんな所に、器材セットが入っているんですね!」
セイヤは、人が入れる様な空間袋を作り、そこに、ハルス達が居る空間を付けておいた。
「ファリスさん、この袋は、ファリスさん達の部屋にかけておき、宿を出る時は、一番上のその他の回収品の所に入れて下さい。 この袋の中は、ハルス達が居る、この空間に繋がっています。」
セイヤが、空間を開けた時の入口の隣に、この袋から入った時の入口を作っておいた。
次に、リョカ用の背負い袋に、同じ様に、ポーション系・料理道具・魔物回収・装備回収・食材・私物のポケットと、一番上のその他の回収の、7種類のフォルダを付けた。
入口の近くの、箱を幾つか作り、武器・防具・串焼き・魔石道具・素材・魔物肉・野菜・雑貨等、フォルダを着けて、箱にナニが入っているか、わかる様にしておいた。
その後、セイヤは、ハルス様の馬車を改造して、外側に商品を陳列出来る様にし、それを畳んで移動する様にし、真ん中に通路を作った。
通路に、空間袋を掛ける事で、奥に在庫を取りに行く形で、空間に入り、箱から商品を出せる様にしておいた。
馬車の改造が終わったら、2人で食事に降りた。
「セレスさん、食事をお願いします!」
「は~い!セイヤさん。」
「リョカさんも、明日は出発だから、ほどほどにね!」
「わかりました。 セレスさん、セイヤさん達と一緒に食事を取り、明日の準備をします。」
「ありがとう、リョカちゃん! いろいろ助かったわ!」
「こちらこそ、いろいろ教えていただきました。」
セイヤ達は、一緒に食事を取り、セイヤの部屋に戻り、ファリスには、自分達の部屋から、空間袋を使い、ボックス内に入ってもらった。
「リョカさん、これは、リョカさんの背負い袋で、ポケットを増やしましたから、どのポケットにナニが入っているか、確認しておいて下さい。 また、空間袋という袋から、この空間に入ってこれる様にしてありますので、宿を出る時は、どちらかが空間袋を回収して下さいね。」
「ポケットが増えたんですね! 料理道具や、こっちには、食材迄!」
「 こちらの空間の、これらの箱には、種類別にフォルダを付けてあるので、行商の時に活用して下さい!」
『ノーナ、御者席から、ボックス内と、会話は可能かなぁ?』
『クラウドを、皆さんが手首に巻く事で、クラウドを通して、会話は可能です。 皆さん、クラウドとの、意志疎通が出来る様になっているので。』
『ありがとう。わかった。』
「3人は、クラウドを手首に巻いていれば、クラウドを通して、会話が出来るから、クラウドを常時手首に巻いておいてね!」
「「はい!わかりました」」
「ハルス用の馬車は、内側が通路だけで、狭いので、空間に入っての移動になるから、空間内と外側の話は、クラウドを通してになるから。」
みんなで露天風呂に入り、部屋に戻って休んだ。




