第1章 第35話 ファイの村に戻り
転移31日目 ファイの村 夕方
セイヤ達は、ファイの村に戻ると、共同討伐分、回収した装備品、宝箱の中身、等を現金化すると、ソレを、村4割・騎士団3割・冒険者組3割に分け、冒険者組の取り分を、各パーティーで均等割りした。
セイヤ達も、1パーティーとして計算され、各パーティーが、金貨15分にもなり、セイヤは、金貨15分の、装備品、討伐部位、素材、金貨等を受け取った。
現金の金貨5分の、素材等を、ギルド8割の値段で、下取りすると伝えると、幾つかのパーティーが、現金化していった。
又、〖ダンジョンコア〗と思われる魔石は、ギルドに卸し、冒険者組で均等割りする事が決まった。
セイヤは、村長の元に向かい、薬士から、渡しておいた、袋を受け取り、村で作ったポーションの代金の、半額金貨2を受け取った。
「セイヤさん、助かりました。 これで、村にポーションの備蓄が出来て、装備の予備等も出来ました。 コレは、ボウと矢の代金です。」
村長は、セイヤに金貨1を差し出した。
「村長、これでは多すぎます!」
「セイヤさんが、ポーション系を持ってきてくれた、お礼も入っています。」
「わかりました。 ありがとうございました。」
「リョカの事、よろしくお願いします。」
「はい。 明日、ギルドに報告がてら、領都に戻ります。」
セイヤは、村長の所を後にすると、副官と会い、駐屯地に呼ばれた。
「セイヤさん、姫様がお呼びです。」
副官とセイヤが、姫騎士の元を訪ねると
「セイヤさん、明日、ホレスさんと一緒に、一時領都に戻ります。 冒険者ギルドに募集と、王都や領主にも報告を。」
「僕達も、ギルドに〖ダンジョンコア〗の提出をしに行くので、護衛をします。」
「騎士団の入れ替えと、増員を手配します。」
「わかりました。明日、僕達も準備します。」
セイヤが、明日の護衛を約束し、駐屯地を出た。
セイヤは、リョカの家に向かう途中、ホレスさんの所に向かった。
「ホレスさん、僕も、明日領都に向かうので、護衛します。」
「良かった! 実は、装備品や素材等を、現金化をお願いされ、明日領都に運ぶところだった。 出来たら、ボックスに入れていってもらえないだろうか?」
「僕達も、領都に馬車で向かいます。 ついでなので、入れていきますよ。」
「セイヤさん、馬車があったのか!」
「いえ、今、作っている途中です。 馬も、魔物を捕まえています。」
「魔物だって!」
「来る途中、レッドホースと遭遇して、ソレを捕まえました。」
「なんと! 凄い事をする!」
「内緒でお願いしますが、現在、ボックス内にいます。」
「そんな物も入れられるのか!」
「ですので、馬車は、村の外からになります。」
「では、これ等を、運んで下さい。」
セイヤは、ホレスさんの荷物を受け取った。
セイヤは、リョカの家に戻り、リョカが準備してくれた、食事を食べ、明日、領都に発つ事を伝えた。
ボックス内に入り、ファリスはポーション、リョカは家事、セイヤは馬車作りと、別れて仕事をしていった。
リョカは、食事の片付けや、洗濯、繕い物等を、率先してしてくれた。
セイヤは、馬車を作り終えると、ハルスに繋ぐ為の、革の装備を作っていった。
夜遅く、作り終えると、風呂に入った寝た。
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転移32日目 ファイの村 リョカの家
セイヤは、リョカに起こされ、朝食を取った。
前日、遅く迄、馬車の準備をしていたため、起きれなかった。
装備を整え、ボックスとリョカの家を出ると、ホレスさん達が、出発の準備をしていた。
3人で、ホレスさんの所に行き、護衛として、先行して出かけた。
村から離れてから、ボックス内より、ハルスと馬車を出し、ホレスさん達を待った。
ホレスさん達が追い付くと、護衛の歩兵達を馬車に乗せ、セイヤ・ホレスの馬車2台、騎士団の騎馬9頭で進んでいった。
ホレスさんの馬車には、騎士と歩兵の遺体を乗せ、ホレスさんは、セイヤの馬車に移動した。
セイヤの馬車は、先頭を走り、ホレスの馬車の馬、騎士の馬を、怯えさせない様にして、進んだ。
途中、魔物に遭遇しても、姫騎士はじめ、騎士達が倒していき、セイヤは回収するだけだった。
夕方、領都に着き、そのまま、騎士団の駐屯地に向かった。
駐屯地で、2人の遺体と、倒した魔物の遺体を降ろし、ホレスの馬車に《浄化》をかけて、ホレスさんの馬車に乗り換え、セイヤは、ハルスに乗った。
領都の入口で、ハルスを捕獲した事を伝え、冒険者ギルドで登録する様に言われた。
領都に入り、ホレスさんの店に向かい、ホレスさんの荷物を出していった。
リョカとファリスをハルスに乗せ、セイヤが引く形で、冒険者ギルドに向かった。
冒険者ギルドに着くと、セイヤは、ニコルさんを呼び、ハルスの登録を行って、ハルスに首輪を付けた。
ハルスを裏に繋ぎ、冒険者ギルドに入り、ギルド長に面会を求めると、ニコルが〖ギルド長室〗に向かい、直ぐに会う事になった。
「こんばんは。報告に来ました。 コレが、〖ダンジョンコア〗と思われます。」
「いきなり、魔物で乗り付けて、今度は〖ダンジョンコア〗だって!!!」
「おって、報告していきます。 まず、レッドホースは、ファイの村に向かう途中に捕獲して、従えました。 《召喚》スキルに入れて、召喚可能になっています。 次ぎに……「《召喚》スキルだって!!! 幾つ驚かせる!」……次ぎ、良いですか? ファイに向かう途中、オウガにも、遭遇しました。 はぐ……「オウガ!!! この辺には、居ないはず!」… はぐれ魔物かもしれませんが、報告に。 ファイの村は、なんとか、騎士団到着迄、持ちこたえましたが、被害者5名でした。 こちらのリョカさんの両親も被害にあわれ、僕の下で、冒険者をするので、登録お願いします。 ただ、年齢が14で、もう少しで15だそうです。」
「わかった。特別に登録できる様に取り計らう。」
「次ぎに、騎士団が到着したので、周りを討伐に出たところ、魔物が沢山居た場所が有り、騎士団と冒険者パーティーで、討伐に出たのですが、ソコに洞窟が有り、ダンジョン化していました。 比較的、浅い階で、ダンジョンコアを発見したのですが、コアを回収した後、奥の壁を崩すと、宝箱が有り、宝箱を回収した時、床が下に落ちました。 床……「被害者は?」……、宝箱は、ボックス内に回収したので、直接取りに、部屋に入らなかったから、被害者は出ませんでした。 床が落ちた時、異様な、禍々しい瘴気が上がった為、土壁で封鎖しながら、入口迄戻り、入口を封鎖してあります。 騎士団の指揮官が、姫騎士様だった為、一緒に戻った事で、領主様には、報告がいっているはずです。 瘴気が異常である為、騎士団の増員と、冒険者のランクAあるいはSの派遣が必要と思われます。」
「ランクSだって!! この王国には、居ないぞ!! ランクAすら、数人だ!」
「領主様より、王国にも、報告がなされると思われます。 先の〖ダンジョンコア〗は、ソコでの、品物です。」
「コアの事は、わかった。」
「次ぎに…「まだあるのか?」……、ダンジョンでの、被害者の遺体を、ボックスに入れています。 どちらに出しますか?」
「被害者が出ていたか…… 解体場で引き取ろう。」
「少なくとも、20人以上かと。」
「そんなにか……」
「〖ダンジョンコア〗・被害者のカード等は、参加パーティーと僕の所の、均等割りでお願いします。」
「わかった。 ギルドが責任を持つ!」
セイヤは席をたち、解体場に向かった。
ニコルさんの案内で、解体場での、遺体の搬出をしようと思ったが
「ニコルさん、人数が多いので、ファリスさん、リョカさんの登録をお願いします。 ここは、見ない方が、良いかと……」
「セイヤさん、わかりました。ありがとうございます。 ファリスさん、リョカさん、こちらに」
セイヤは、解体場の入口を閉め、解体場に遺体及び、近くにあったカードを出していく。
全て出し終わると、セイヤは、手を合わせた。
ソレを見ていた、解体場の職員は、整列して、祈りを捧げ、セイヤに札を渡した。
セイヤは、解体場を出て、受付に向かい、2人の登録料を払った。
そして、セイヤと、2人での、パーティー登録も、同時に行い、買取りカウンターで、討伐部位を出していった。
ニコルさんに、小部屋に通され、登録を待った。
ファリスさん、リョカさんは、同時にランクEに昇格し、セイヤは、ランクCへの昇格が決まった。
「セイヤさん、前回の、ギルドカードですが、死亡確認が出来なかった為、落とし物扱いとなり、額面合計金貨32の2割、金貨6・銀貨40が、セイヤさんに支払われます。 今日の遺体は、共同回収という事で、数日後に、額面合計の1割、あるいは2割の合計を、パーティー数で均等割りされた物が支払われます。」
「ニコルさん、パーティーの死亡受け取り人は、パーティー内にしていただけますか?」
「わかりました。その様に手続きしておきます。」




