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セイヤの冒険(仮題)  作者: KEN
第1章 サーテア子爵領
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第1章 第27話 姫騎士登場



転移25日目 ファイの村


待ちに待った、騎士団が到着した。


騎士団の団長は、クレア・フォン・サーテア、なんと、領主の娘、姫騎士だった。


騎士団は、騎士50の騎兵隊で構成され、後から、歩兵50が到着予定だった。


村の中央広場に、姫騎士・副官・村長・冒険者代表・ホレスさん・セイヤが、呼ばれた。


「すまないが、情報を聞かせてくれ!」


開口一番、副官が、声高に言った。


すると、ホレスさんが


「この半月程で、1000近い魔物が出ています!」


「なんだって!!! 1000近いだって!」


「どうやって、そんなに倒せたんだ!!」


姫騎士のクレアさんと、副官が叫んだ。


「その為に、騎士団の派遣をお願いしました。」


村長が答え、冒険者代表として、参加していた、ピードさんが


「こちらに、多くの魔物を討伐した方に、来てもらっています。」


セイヤの背を押され、前に出させられた。


「セイヤです。村から、商業ギルドを介し、訴状した通りです。 村の近くで、洞窟に作られた、巣穴を潰していきました。 1つは100匹以上、2つが50匹以上でした。」


「その、100匹以上いた巣穴、どう倒した。」


「巣穴を塞ぎ、毒草や毒茸を焼いた煙で、燻して倒しました。 そこは、ゴブリンの巣穴でした。」


「ゴブリンか! 繁殖力が高いからな! しかし、巣穴毎燻して毒殺か!」


「50匹以上の巣穴も、毒殺だったのですか?」


「そちらは、分岐毎に、穴を塞ぎ、奥迄倒していって、分岐に戻り、穴を崩して、奥に進む、を繰り返しました。 そちらは、コボルトと、ウルフ系の巣穴でした。 1人で倒して廻るのは、それが限界でした。」


「「1人で倒して廻ったって!!!」」


村長が


「セイヤさんが、初めに討伐に出てくれました。」


「たまたま、良いスキルを持っていただけです。」


「わかった。 騎士団の休憩・補給が終わったら、周りを討伐していこう。」


「休憩中は、騎士団に、ファイの村の防衛をお願いします。 冒険者パーティーは、先に討伐に出ます!」


ピードさんが、討伐を願い出た。


「わかった。歩兵の到着と休憩で、2日間、騎士団は休憩を取り、討伐に出る。 その間は、村の防衛は任せてくれ。」


「冒険者パーティーは、交代で討伐に出ます!」


ピードが答え、セイヤは、騎士団の駐屯先を提案した。


「村の外に、土壁で駐屯地を囲みます。 そちらで休憩して下さい。」


「助かる! 村の畑の無い方向に、造ってもらえれば、そちらに駐屯する!」


セイヤは、村長と相談し、堀の有る側に駐屯地を造った。


堀の一部を、駐屯地内に入れ、出丸を1つ潰し、駐屯地を囲み、その外側に、出丸を造った。


兵用の露天風呂を造り、排水を中に引き込んだ堀に流した。


駐屯地の中にも、竈門を設置し、堀の周りに柵を建てた。


騎士団が戻った後は、畑にし、堀の水が使えるようにしておいた。


「駐屯地を、こんなに簡単に使ってしまうのか!」


「土壁で囲んだだけです。」


「ありがとう、此で、兵を休めさせれる!」


冒険者パーティーが、討伐に出るという事で、回復ポーションを、渡して無いパーティーに、ポーション10を配っておいた。


交代で、1日づつ討伐に出かけるようだ。



◇◇◇◇◇◆◆◆◆◆◇◇◇◇◇


転移26日目 ファイの村


セイヤも、ファリスを連れて、討伐に出ようとすると、リョカが来た。


「セイヤさん、私も、冒険者になりたい!! 両親の仇をとりたい!」


「リョカさん、なりたいって、戦う為のスキルを持っていますか?」


セイヤは、リョカのステータスを調べてみた。



ステータス



名前 :リョカ

年齢 :14

職業 :村娘

レベル :3

種族 :白狼種 ♀

称号 :



HP(体力) :17

MP(魔力) :12

PW(力) :12

ST (スタミナ):44

IN(知恵) :18

DEX(器用さ) :37

SPE(素早さ) :73

VIT(耐久力) :58

LUK(運) :117



スキル :家事(固有スキル)

:切り裂き(固有スキル)

:薬学(E)

:採取(D)

:隠密(F)

:獣化(F)

:奉仕(F)



装備 :頭 :ウルフの硬革兜(E)

:上着 :ウルフの硬革鎧(上)(E)

:下履 :ウルフの硬革鎧(下)(E)

:靴 :ウルフの硬革ブーツ(E)

:マント:

:手 :ショートソード(E)

: :ロングボウ(E)

: :普通の矢(E)



装飾品 :



加護 :



と、あまりに、戦闘向きとはいえなかった。


両親の使っていた、装備品を装備していたが、冒険に連れて行くには、心配なところがあった。


固有スキルの、


《切り裂き》 :獣化する事により、爪で切り裂く事が出来る。


とあり、伸び代は有ると思われた。


《獣化》 :獣化する事で、体の一部が、獣状になる。 (F):手のひら


「私には、《切り裂き》という、スキルが有りますが、他は何もありません。 でも、なんとか、みんなの仇をとりたいです!!」


リョカは、俯きながら、そう答えた。


「リョカさん、僕に付いて来る、という事は、この村を離れて、冒険者になるという事ですよ! 其でも、良いのですか?」


セイヤは、リョカさんに、覚悟の程を聞いてみた。


「冒険者になれば、野外で夜営したり、魔物と戦う事も有ります。 長い距離を歩き、ダンジョンに入る事も有ります。」


「ここには、悲しい思い出だけに、なってしまいました。 両親も、もともと、この村の出ではなかったので……」


「わかりました。村長の許可が出たら、先ずは、ポーター、荷物持ちとして、パーティーに入ってもらいます。 戦闘時には、周りを良く見て、身を守って下さい。」


セイヤは、リョカを連れ、村長の所にいった。


「村長さん、リョカさんが、僕に付いて、冒険者になりたいと言って来ました。」


「村長、両親も死んでしまい、ここでの、生活が大変になりました。 冒険者になって、独り立ちしたいです。」


「リョカさん、君の両親達が、頑張って村人達を、守ってきてくれた。 未成年の君が、いくらもう少しで、成人とはいえ村を出て、やっていけるのか? いくら、セイヤさんが強くても、足手まといになったりしないか?」


「村長さん、リョカさんの事は、守りながら、鍛えていきます。 連れていって、良いですか?」


「セイヤさんが、其処まで言ってくださるのであれば…… リョカさん、頑張りなさい!」


「村長、お世話になりました。 私、もう少しで、成人になりますし、頑張ります!」


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