第1章 第21話 宿で、〖セカンの一颯(いぶき)〗と
そんな話をしていると、カレンさん?と、獣人パーティーの1人が、ギルドから帰ってきた。
「ピード、うちらのパーティーは、緊急集合がかかってる!!!」
「ガーリー、こっちはかかってない!!」
「手分けして、ポーション、食糧の調達!! 急げ! ガーリー、わるいが、トーマスさんの商隊、頼めないか?」
「ピード、わかった、手続きも任せろ!」
「ガーリー、その手続きは、終わらせてきたけど、食糧の補充しないと!」
獣人のパーティーは、一斉に立ち上がって、外に出ていった。
「ノエビア・ソマール、すまんが、食糧の買い出しに!! セイヤ、お前は行くのか?」
「また、防具・弓・矢・ポーション系の補充が必要です。 ホレスさんにお願いし、明日運びます! 緊急召集は、護衛も兼ねています。」
「さすがに、詳しいなぁ!」
「ファイの村の、村長からの手紙を届けました。 騎士団の派遣も、検討されてるはずです。」
「そうか! じゃ、代理に行って大丈夫だな! セイヤ、後頼んで良いか?」
「1日遅れですが、間に合えば良いのですが…」
「そうだな、間に合えば良いな!」
「ですね。 補給が終わったら、急いで向かいます。 セレスさん、明後日の朝食、いらないです!!
お金は、そのままで良いです!! 夕食は、早めでお願いします!」
「セイヤ!!! お前まさか、夜間強行するつもりじゃ!!」
「今回は、やむおえません!!! いつも、こんなムチャする訳じゃありません。」
「夜間は、魔物のレベルも高いし、レア魔物も出る!! それに、遭遇率も高くなる!」
「レベルも上がってるはずなので、ちゃんと強化してから、街をたちますよ!」
「何て事考えてるの!! セイヤさん、夜間に街を出るなんて!! 」
セレスさんが、厨房から、飛び出てきた。
「すみません、セレスさん! なんとか昼前に着けたら、エルフの森のエルフから、ポーション系を仕入れてくれば、持ちこたえられます!」
「伝がなければ、エルフの森のエルフだって、相手してくれないよ!」
「伝は、あるので、大丈夫です!」
「伝があるだって!!! なかなか、エルフの村の中に、入れてくれないのに!」
「その、エルフに伝があるんで。」
「あそこは、精霊が守ってるのよ!」
「その、精霊に伝があるので……」
「精霊に伝がある? 精霊使いでもあるのか?」
「だから、エルフの村に行きたいのです。」
「だからって、夜にで歩くのは……」
セレスさんは、とても心配してくれていた。
食べ終わったセイヤは、セレスさんに器を返しながら
「無理はしない様に、頑張ってみます! それと、ガーリーさん、ピードさんと、情報の共有お願いしていいですか?」
「わかった! セイヤ、無理し過ぎるなよ!」
セイヤは、明日の仕入れの為、商業ギルドに出向く事にした。
緊急召集がかかっている為か、商業ギルドも、慌ただしい状態であったが、まだ職員が動いていた。
「すみません! カードから、お金をおろせますか?」
受付に行き、ギルドカードを出して、聞いてみた。
「本日の業務は、終わって……「セイヤさん、今頃どうした!」しまいました。」
受付嬢の言葉に、ギルド長のホルスが、被せる感じで、声をかけてきた。
「アッ、ホルスさん、実は、明日立つ予定で、明日の朝から仕入れしたいのに、先立つ物が無くて、カードから、お金をおろしたくて。」
「お金をおろすって、お金入ってるのか? 明日仕入れて、何処に立つんだ!」
「勿論、ファイの村です。 お金も、冒険者ギルドで、入金しました。」
「そうか! セイヤさんも、行ってくれるか! ルイス、すまんが、セイヤさんの出金、してやってくれ。」
ギルド長に言われ、受付嬢のルイスさんが、受付てくれた。
「すみません。金貨10をおろしたくて。」
セイヤは、商業ギルドカードを出して、出金をお願いした。
「今回は、特別措置だ!! 次からは、時間内にしてくれ!」
「セイヤさん、こちら、金貨10です。」
「で、セイヤは、明日のいつ頃立つんだ?」
セイヤは、金貨とカードを受け取りながら、ホルスさんに答えた。
「なんとか、夕方迄に仕入れを終えたい、と思ってます!」
「夕方に仕入れ終わるか。 って、明日立つって事は、まさか夜間にファイに向かうのか? 危険過ぎるぞ!!」
ホルスさんは、気付いたみたいだが、セイヤは
「ファイの村の危機ですから!!」
「わかった! 立つ前に寄ってくれ!」
ホルスさんに言われ、セイヤは、ギルドを後にした。




