第3話 仲裁する者
不定期すみません。
いそがしいんです。
許してください!
何でもしますからぁ!
「ぐぉぉおぉおぉぉお!」
目を押さえて魔王がジタバタともがく
└(:3」┌)┘))ジタバタ
「な、なんて魔法だ…ひでぇ…」
真由美から光が発せられたと思ったら
魔王の目が潰れる。滅茶苦茶だ…
そうとしか思えなかった。
鬼気迫る声で魔王は言った
「なめるなよ小娘がぁ!貴様は殺さない!
死んだ方がマシだと、早く殺してくれと、
そう思うまでいたぶり続けてやる!」
さっきまでの威圧とは違い、
魔王からはとんでもない殺意を感じた。
あいつはまずい。早く真由美を逃がして
やらなければ。そう思っても
体が動かない。
「くっ……情ねぇぇ。」
心の奥底から言葉が出た。
こんなに感情的になるのはじいさんが
死んだ時以来だと思う。
早く妹を助けたい。なのに今も死んだふりを
続けてる。
(真由美は凄いや。おじいちゃんが死んだ時も
涙ひとつ流さなかったし…)
((ほんとに強いんだね……))
真由美は魔王に言った。
「私の魔法の前にはお前も雑魚同然!
さぁ、私が滅ぼしてやろう!」
「永久にな!!!!!!」
魔王は怒り狂った。
するとどんどん体が大きくなり、
まるで猛獣のような姿になっていた。
「コロスッ!クイコロスッ!」
ぉぉおぉおおおおおおおおおおお!
魔王の雄叫びが響いた
おおおおおお!!
真由美も負けじと声を出す。
もう一度真由美の頭上に魔法陣が展開した。
「オナジテ、キカナイッ!」
魔王が魔法を唱えた。
聞いた事のある詠唱だった。どこで聞いたか。
思い出せない。ただ恐ろしいものだった
「ハッ……そうだ…!」
やっと思い出した。地獄の魔法だ。
当たった者の目を奪い、永遠にその者を呪うと
いう恐ろしい魔法だと思い出した。
あの魔法だけはだめだ。
地獄の魔法は絶対に防げない。
(俺……助けなきゃ……)
「スナッチアイズ!」
魔王が放った魔法がゆっくりと
真由美に近ずいていく。真由美は気づいていない!
「く…そっ………!!」
「くそくそくそくそくそくそくそくそ…」
何かがふっきれた
「まっゆんみぃぃぃぃ!!」
「え?お兄ちゃん!?」
ドンッ
真由美を押しのけ飛び込んだ。
瞬間的に、魔王が放った魔法が俺の目に
クリティカルヒットしました。
もうそこからは何も見えません。
右肘を強打しました。
嗚呼何も見えない、何も…
「ま……ゆ…み…?」
声を出した。
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」
真由美は悠介の手を握った。
「お兄ちゃん!死んじゃ嫌!ねぇ!」
悠介は答えた
「ま…ゆみ…?」
真由美は
「そうだよ!真由美だよ!ねぇ!お願い!」
「死なないで!」
「お母…さ……お父さ…ん…ポォ……ロ…」
「そうだよ!みんな待ってる!
帰ろう!はやく帰ろう!」
悠介は答えた…
「なぁ、何か話してくれよ。」
悠介に真由美の声は届いていなかった。
悠介の感覚はパニックですべてどうにか
なってしまったのだろうか。
「ひ、嫌だ…死にたくない!死にたくない!」
「おにぃ…ちゃん?」
「て!て!てをにぎってくへあれれ!」
「お兄ちゃん!しっかりしてよ!」
「嫌だ!真っ暗だ!助けて!」
「いやぁぁぁあ!」
泣き叫ぶ真由美。
「コロス、コロス」
ノシノシと1歩ずつ近ずいてくる
「魔王だった物」。
殺す、殺すと言いながら真由美を殴ろうと
した瞬間。
「ちょっと!アンタ!」
大きな声が響いた。
「せっかくのお客様になにやってんの!?」
青い肌の女性が魔王を罵倒しまくる。
馬鹿、阿呆、カス、ハダカデバネズミ、
散々言い続けた後で真由美は言った。
「あなた…誰?」
青い肌の女性は答えた
「え?私?このフクロミツスイみたいな顔した
魔王の妻ですけど?」
未だに使い方がわからず誤字ったり
してしまいます。
慣れるしかありませんね(´ω`)