第四章
前回それっぽく終わりましたが、今回も思わせぶりに終わります。できれば次回最後の予定なので次回も手に取っていただけると幸いです。
第四章
また例のダンスホールだ。今日はいつもに増して暗い。見ると足元にはガラスのかけらが無数に散らばっていた。上を見るとシャンデリアが無かった。暗かったのと無数のガラスのかけらが落ちていた理由はおそらく、シャンデリアが落ちたのだろう。何が起こったのか。
それは全く分からない。考えてもわかるはずがない。なのになぜ考え始めたのだろうか。何かが考えさせているのか。それはなんのためだ。そこで思考を停止した。するとその時、いかにも昔の戦争のような矢のアーチができた。だが不思議と怖くはなかった。するとその中の一本の透明な青い矢がこちらに飛んできた。それは私の頭を貫いた―――ように見えたが、それは私の中に入ってきた。
「危ない!避けろ‼」
僕はホールの真ん中で一人たたずんでいた。上で大きな物音がし、自分の影が大きくなった。いや、光源が近づいてきた。大きな音だった。いや、状況的に僕に音は聞こえていなかったかもしれない。一瞬の出来事だった。次に僕が自分の状態を認識できたのは、痛覚なんてものはとうに超えた、全身が本体と切り離されたようにいうことを聞かない状態だった。周りは自分の連れや恋人、兄妹や妻の重軽症に泣いていた。今、ここはすごいことになっていた。すると僕にスポットライトがあたった。舞台上の人々が叫んだ。
「犯人見つけたりいーーー!!」
そこからはあっという間だった。数々の傷を負わなかったものが僕めがけて、走ってきた。
女性や重軽症者は、僕に罵詈雑言を浴びせた。でもわかっている。僕自身が犯人ではないということ。真犯人と僕しか知らないことだ。さらに、混乱で誰も気づかなかっただろうが、犯人の声が笑っていたことも。僕は動かない体でどうすることできず、ただ誰もぶつけることが出来なかった怒りの矛先になるのを、待つしかなかった。
意識が戻った。今見ていたものは、おそらくこの場所がこうなった原因だろう。なぜ私にこれを?そう思った答えはすぐに判明した。黒服の紳士だ。私がさっき見た映像で舞台上に立っていた。私は突然怖くなった。蛇が自分の足に巻き付いているような。そんな感触がして、私はしりもちをついた。動けない。黒服の紳士はどんどん近づいてくる。紳士は袖の中からサバイバルナイフを出した。もう決まりだ。こいつがここをめちゃくちゃにした犯人だ。
この場所は私の疑問に答えてくれた。なら最後に一つ。消え入るような声でつぶやいた。
「どうして?どうしてこんなことを?」
やはり答えてくれた。この場所は、私にこう言った。
「お前が来たからだ」
冷たい声でそう告げた。私にはこの声が死刑宣告に聞こえた。
更新遅れてすみません。m(__)m
いろいろあって燃料が…まあ次回最終回なので最後は早く出したいです。今回も最後まで読んでくれてありがとうございます。




