第一章
なんとなく沸いたインスピで書いてます。よかったら見てって。
Shall we dance?
私が目を覚ましたのは、とあるダンスホールだった。靴音が鳴り響き、再稼働を始めた頭にダイレクトアタックを仕掛けてくる。視界が暗い。手触りが冷たい。どうやら私はいま倒れているようだ。誰も近づいてこないあたり、誰も見えないところにいるらしい。起き上がり、気づいた。ここでは誰も踊っていなかった。まるで、私を中心に円を描くように見えない何かが踊っている、そんな感じだった。そしてうえにはシャンデリア。ここは家なのか、
それとも公共のダンスホールだったのかまったくわからなかった。そう今私はダンスホールにいない。何が起こったかは分からない。だけど、一つ分かることはここが私の知る場所ではないということだ。外に出ることができそうな出口は見当たらない。これは夢か、現実か。区別がつかない。ここで私は何をすればいいのだろう?帰る方法はあるのだろうか?考えても変わらないことを考え続け、そしてまた景色が変わった。
第一章
長い廊下を過ぎやっと自分の部屋。この家には私と家政婦と執事で住んでいる。両親は仕事で海外に移住し、私はここでまだやりたいことがあったので、ここに残ると決めた。両親は心配で、家政婦に私と同じぐらいの子を雇ってくれたり、複数人でできるゲームを用意してくれたりして、私のことを考えて最善の状態にしてから海外に行った。寂しくはないし、悲しくもない。だけど胸の内になにかが足りない。執事はとてもいい人だし、家政婦も皆、仲良くしてくれる。よく何かしらのトラブルは起こすけど、それも執事が解決してくれる。
だけど、何の不自由もないけど、それでも心の何かが欠けてしまったような、そんな感じだった。
突然視界が暗転。執事や家政婦が私を呼ぶ声が聞こえる。少しずつ遠くなっていき、最後には消えてしまった。
私が次に目を覚ましたのは病院でも家でもなく、ダンスホールだった。踊っているのは人間だった。そして、私は身に覚えのないドレスに身を包んでいた。皆誰かと一緒で、一人だったのは私ぐらいだった。いや、ただ知らない人同士で踊っているのかもしれない。私には何もわからなかった。そんな時、向こうのほうで踊っていた紳士が私に声をかけた。
「お嬢さん。一人かな?よかったら僕と踊っていただけないかい」
私にはうなずくことができなかった。突然のことでとても怖かった。どうすればいいかわからず、ただ戸惑うばかりだった。私は逃げるようにその場から走り出した。私はなぜ走っているのか?何から逃げているのか?自分が何なのか?それすらわからなかった。
…さま お…さま おじょ…ま おじょうさま お嬢様!
目を開けるとそこは見慣れた自室だった。
次回あるかどうか… 文などおかしな点が多々あるかもしれませんが、見つけた時に一報入れていただけると幸いです




