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俺達は北へと向かった
「護衛なら 私達に任せてね」
ノルンは嬉しそうに剣を抜きポーズを決める
「無理はしないようにね 何度も言っているけど 夜の魔物とは戦ったらダメだからね」
イリスは後ろのゴーレムを見ながら
「でも さすがに作り過ぎでは?」
俺のゴーレムは1ヶ月で
土ゴーレム100万体
石ゴーレム10万体
水ゴーレムという 巨大スライムが1万体
羽ゴーレムという ガーゴイルが30体
岩ゴーレムという 5メートルもある巨大なゴーレムが2体
・・・
ゴーレムの大軍を引き連れて向かっていく
移動といっても 俺達は荷馬車で移動中
俺は今回の移動のために10台の荷馬車を購入した
御者や護衛は雇わずに 子供達にお願いしている
荷物はアイテムボックスの中に
数の多い 魔防石 魔法石 魔核はゴーレム達にも運んでもらっている
無限に収納出来ると言っても 手に持って収納するのは大変だからね
ポンテコの街から北に60キロ進んだ頃には
日が沈みかけていた
俺はゴーレムに命令して 陣形を整える
夜の魔物は危険なので ゴーレム達に守りを任せて
外壁作りだ
ここは砦にする予定なので 100メートル×100メートルの広さで十分だろう
とはいえ 外壁の高さ20メートル 厚さ6メートルにすれば 600万個の魔防石が必要となる
全然足りない
一ヶ月で用意出来たのは 60万個
とりあえず 高さは10分の1の2メートルにする予定だ
守るゴーレム
魔防石を作るゴーレム
そして 土を掘り 運び出すゴーレム
土を運ぶ理由は魔物を発生させないため
砦や街の中で魔物が発生しては意味がないからね
魔物はどこにでも発生すると言われているが
マニュアルによると 土を10メートル取り除けば 発生しなくなるそうだ
これも大変な作業なのだが ゴーレム達に任せれば問題ないだろう
俺とイリスとアオ アイテムボックスを使える38人
そして戦闘職の22人
あわせて63人で野宿をすることに
野宿と言っても 陣幕を張り その内側にベットを出してもらって快適に寝ることが出来るんだけどね
朝になると 護衛のゴーレムの数は物凄く減っていたが
24時間すれば復活するので問題はないだろう
外壁の内側には10メートルの穴が出来るので魔防石を使って地下2階と地下1階を作ろうと思ったのだが
さすがに魔防石が足りないので諦めることにした
まあ 階段を作れば 10メートル下がっていても問題はないかな
っと安易に思っていたのだが
イリスに指摘されてしまう
「あつし様 横の壁から魔物は発生しないのですか?」
(えっ どうなんだろう マニュアルには何も書いてないけど)
地下10メートルの横壁も魔防石で覆うなら 更に300万個の魔防石が必要となる
6メートルも厚くする必要はないから30分の1の10万個で済むかもしれないが それでも
・・・
(う~ん 手間よりも 安全を考えないといけないよね~)
・・・
(はぁ~ 新しい街が作られない意味が分かってきたよ)
小さな砦ででも 大変なら 大きな街を作るなら
はぁ~
作業は予定よりも大幅に遅れていた
夜に現れる魔物は予想以上に多く 強かったので 倒されるゴーレムは予想以上に多かった
地下10メートルの壁を覆う魔防石を作る作業が増えたのも遅れの原因となっている
このままでは 期限内に自分の街を作るのは無理だろう
っと思っていたのだが イリスが
「あつし様 しばらく ここに住んでも問題ないのではないですか?」
「ここに?」
「はい 税金が発生するのは あつし様だけです あつし様と あつし様の奴隷 私とアオの124人が住めるようになればいいでしょ」
「でも 孤児達との約束が」
「それは 後でも問題ないですよ 街が完成してから希望する孤児にあつし様の街 いや国に移り住んでもらえば」
「う~ん そうだな 街が完成するまでは 孤児達に無料でゴーレムの貸し出しをすれば問題ないか」
ポンテコの街に残っていた奴隷達を迎えにいき
俺は全ての国の王に手紙を送る
ポンテコの街から北に60キロの場所に街を作ったと
俺の国の街 プチ を作ったことを宣言した
この砦を プチを 俺の国の王都とすると
そして 国の名前をエルドラとすると
サクラ王国の王は激怒したそうだが
俺はサクラ王国の国民ではないので 関係ないけどね
ルールを破ったわけではないが 笑って認めてくれるはずもなく




