妖精の加護?
スランプからまだ抜け出せない。
と、言うわけで2/25.26の一泊二日で沖縄へ。
じゃなくて、娘の卒業アンド誕生日の祝いに奥さんと三人で‥‥けど俺、体調良くないんですけど‥‥。(−_−;)沖縄いけるか心配‥‥。
大平さんがヒロに告白をする事を決めてから二時間ほどたったヒロ達は車を降りて三ヶ根山の展望台で夜景を見ていた。
「ここの夜景凄いだろ!街の夜景が一望できるからな‥‥‥て、お前ら聞いてないだろ」
「‥‥‥うっぷ‥‥ちょっと‥食べ過ぎたかも」
少し苦しそうなカンナと青葉。
「‥‥ふう〜っ、調子こいていちごパフェを二人で4つも食べるからだよ」
呆れ顔で二人を見るヒロはそう言った。
「だって美味しかっただもん。ねえ、カンナ」
そう言った青葉はやはり少し食べ過ぎて苦しそうな表情。
「‥‥そうだよ。美味しかっただもん‥‥うっぷ‥‥」
カンナもやはり苦しそう。
「はあ〜っ。たっく、この二人は。せっかく夜景を見せる為にここまで来たのに‥‥」
ため息をするヒロは『まあ、しょうがないか』と心の中で呟くと二人の後ろに回り二人の頭に手を乗せると「夜景よりも美味しい物の方がいいからなあ」と笑いながら頭を2、3回ポンポンと軽く叩いた。
◇
そのころヨッシに異変が‥‥‥
「‥‥アクア、もう夜も七時回ったことだしアクアの見た夢(予知夢)ははずれたんじゃないの」
ヨッシがアクアを心配そうに見ているとアクアはまだ不安が拭えないのか
「うぬ‥‥けど‥‥」
と今日一日中「けど、ああ、うぬ」など心ここにあらずみたいな感じになっていた。食事はいつもどうりに取れていたので、その辺りはヨッシは心配はしてなかった。
「アクアは心配性だなあ。何かあればヒロから連絡が入るから心配ないって」
「そうわ言ってもだな、‥‥ヨッシはあやつらのこと心配ではないのか?」
「俺はヒロ達は大丈夫だと思っているよ。あいつとの付き合いは一年足らずだけど‥‥‥」
その時ヨッシの脳裏に何かビジョンが‥‥。
「なあ!なんだ今のは!」
「ヨッシどうしたのじゃあ?」
心配そうにヨッシを見つめるアクア。
「‥‥いや‥今、‥‥あっ!また‥‥」
ヨッシの脳裏にまたビジョンが映った。今度はさっきよりもハッキリと。
「ど、どうしたのじゃあ!ヨッシ!ヨッシ!」
アクアはヨッシの体を揺さぶるとヨッシは
「‥‥‥あの車はヒロの‥‥岩がヒロを‥‥」
ヨッシは何かが急にハッキリと見えたのか、たどたどしいく見えた映像を言葉にして言った。
「ヨッシ‥‥‥お主‥‥まさか‥‥」
「‥‥アクア!今朝見た夢あれはハズレだ。けど‥あいつらが‥‥ヒロ達があぶない!‥ただあの黒いのはいったい?」
慌てふためくヨッシにアクアは驚いていた。自分が今朝見た夢は違っていてヨッシが今見た物があっていると。何故そこまで断言できるのかとアクアは思っていた。しかしヒロ達に危険が迫っているのは間違いない。ヨッシはスマホを取り出すとヒロに連絡を入れたがマナーモードになっているらしく留守電になっていた。
「ヨッシ!落ち着くのじゃ。まずはどうすれば良いか考えるのじゃ」
アクアはヨッシを落ち着かせようとヨッシの肩を2、3回軽く叩いた。ヨッシは肩を叩かれたことに気づき一つ深呼吸をすると、
「ある程度の場所もわかった。ただあいつらにヒロに連絡が取れない。ラインを送っても直ぐに見てもらえるか‥‥」
アクアは驚いていた。場所まである程度の特定していることに。そして確信をした。
「‥‥ヨッシ、もしか、いや、お主には『妖精の加護』がついたかもしれぬ‥‥」
「『妖精の加護』?‥‥」




