俺の過去?
かなりのスランプ。何書いてるかわからなくなって来た(ノД`)
『俺は何故あやまったんだろう?何故泣いたんだろう?』ヒロはそう思いながら大平さんの手を両手で握っていた。ただ不思議と心が勝手に?そういう行動と言葉を取っていた。
そして青葉のあの言葉。
「‥‥‥だから私は‥‥」
青葉はあのあと何が言いたかったんだろう?
後で青葉に聞いて見ても「そんな事言ったっけ」とか「覚えてない」と惚けられるだけだろう。
カンナにいたっては、「青葉は何を言っているんだろう」と言った顔をして青葉を見ていたが‥‥千晶さんは(この人はこう言うのには敏感なのか?)
「ねえ、青葉ちゃん。今のセリフからだと太田君の過去について何か知っているんじゃないの?」
青葉は「えっ!」と言ったが、この「えっ」はたぶん「ちゃん」付けされて言われた「えっ」だと俺は思った。青葉は「ちゃん」付けで呼ばれるのは余り好きではないらしい。
「千晶さん、青葉でいいですよ。『ちゃん』付けはちょっと‥‥‥」
俺は『やっぱり‥‥』と思っていた。
そして青葉は
「‥‥ヒロ君の過去‥‥ですか?‥‥う〜ん?私が小3以前の過去なら‥‥けど‥ヒロ君て昔から自分の事はあまり話さないんですよね、だから私もヒロ君の過去はあまり‥‥」
と言うと千晶さんは「そうなんだ」と残念な顔をしていた。
ヒロは大平さんの手を両手で握りながら安堵の溜息をしたが、大平さんが
「‥‥なに‥‥安心して‥‥いるの」
大平さんはまだ麻酔が効いているせいでまだ寝ぼけたような言葉で言ったので
「えっ?わ、わかる?」
とヒロは大平さんに焦りながら言うと、
「わかるわよ‥‥手の感覚は少し‥‥あるから‥‥手‥‥力強く返して‥‥くるから」
「そ、そうなんだ。流石大平さんだね」
「‥‥私も知りたいな‥‥太田君の過去‥‥」
「えっ!」と驚くヒロに追い打ちをかけるようにカンナが
「私も知りたいな!知りたい、知りたい、知りたあーーい!」
と大声を上げたのでヒロが
「か、カンナ。ここは病院な。静かにしないと。」
ヒロは右手の人差し指を口に近づけ「シィー」とポーズを取った。
それを見たカンナは「うん」と頷くとこごえで「ごめんなさい」と一言謝った。
ヒロはため息を一つ吐くと暫くして
「わかったよ。話すよ。けど今日じゃなくていいよな。大平さんの体調が戻った時で」
そう言うと大平さんとカンナは「うん」と頷いた。青葉も(けど、青葉は何か知っているぽい感じ)。しかしやっぱりこの人は、千晶さんはこの手の話(噂話や他人の過去話など)には食い入るように聞こうとするなあ。まあ、好奇心旺盛なのはいいけど、後で酷い目に合うかが心配だ。
そうこうしている内、時計を見ると夜の7時を回っていた。
「俺達はそろそろ行きますけど‥‥千晶さんは‥‥」
「私は沙也加に付き添うわ。一人だと心配だし」
「‥‥そんなことないわよ」
大平さんはニコリと笑いながら言った。
「じゃあ、俺達は行く‥‥‥」と言いかけた時カンナが大平さんの手を取ると
「今、精霊様から『あなたのお腹にいた子は別世界で幸せな家庭に生まれるようになりますよ』と伝えといて下さいと」
カンナが真面目な顔で大平さんの手をギュッと握りながら言うと、大平さんは俺達から顔を背けると
「‥‥‥‥そう‥‥なんだ‥‥ありがとうカンナさん‥‥」
明らかに泣いている大平さんにヒロは
「大平さん、何かあったら連絡して。俺が、俺達が力になるから」
「‥‥うん‥‥うん‥ありがとう‥太田君」
大平さんは泣き声で言った。ただヒロは思っていた。『このまま帰っていいのか?』と。
けど‥ヒロはまだ決めかねていた。
青葉の事も‥‥。そしてカンナの事も。
カンナに願いを叶えてもらってから二週間ちかくになる。残り二週間も無いのに俺はみつける事が出来るのか?『真の幸せ』を!
「‥‥‥ヒ‥‥ヒロ‥ヒ‥‥ヒロ‥‥ヒロ‥どうしたの?ヒロ」
カンナに呼ばれ「はあっ!」と気づく。
「ご、ごめん、ごめん。ちょっと考え事していたから」
すると千晶さんが横から
「太田君の考え事当てて見ましょうか。沙也加の事でしょう」
この人何でこんな時にこんな事を言うのかな?まあ、乗ったに越したことはないけど‥‥
「おっ!当たらずも遠からずてとこかな」
「流石私!」
喜ぶ千晶さん。
しかし俺の後ろにいたカンナの顔に「ピキッ」と音がするヒロの肩をガシッとつかむと
「ヒロお!私が心配してあげてたのにい!」
「カ、カンナさん。ちょっと‥‥その歯をカチカチするのやめてもらえます‥‥‥」
言い掛けた時ヒロの肩にカンナはガブリと。
「ぎゃああああ!」
ヒロの叫び声に慌てて看護師さんが来て
「ど、どうしたんですか?」
「い、いえ何でもないです。ただコケただけですので」
そう言うと看護師さんは戻っていった。
しかしカンナはまだぷりぷりしている。
もおーう、カンナ、その噛み付く癖なんとかして下さい。お願いします。
そのやり取りを見ていた大平さんはクスクスと笑っていた。




