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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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ドライブその9

なんとか仕事前にできたので投稿します。

竹◯に来てかれこれ一時間ぐらいがたち、時間は午後2時を少し過ぎていた。

俺たち三人は竹◯橋から少し離れた堤防の階段のところで腰掛け食事をしていた。


『フフフフッ、君たち二人は、今からここ竹◯の洗礼を受けてもらおう』


ヒロが薄ら笑いしながら呟いていたのでカンナと青葉が不気味がっていた。


「ヒロ、なに?その笑い?」


「ヒロ君、何かヤラシイ事考えてない?」


「えっ?そ。そうかな?べ、別に何もないけど。うん!何も」


と、とぼけるヒロにカンナと青葉は「「?」」

とした表情。


「お‥お前ら、サンドイッチでよかったんだよな」


「「うん」」


カンナと青葉は答えるとサンドイッチを二人に渡す。


『そろそろ奴らは‥‥‥‥お、いたいた』


ヒロは奴らがいたのを確認。

カンナと青葉がサンドイッチを食べだしたら鳩がおこぼれを貰おうと2、30羽が群がって来た

そう!奴らとは鳩!‥‥ではない。

青葉は、


「わあーっ、鳩がいっぱい!」

と喜んでるし、カンナは


「鳩さん、鳩さん」

とサンドイッチを少しちぎって鳩にやっている。因みにカンナさん、ここ竹◯の公園は餌付けは禁止なんですが。


暫く鳩と戯れてるヒロ達三人。

ヒロは周りを見て、


「お、そろそろ奴らが来るかな」

とカンナと青葉を見ていた。


で、カンナがサンドイッチを食べてようとした時、カンナの目の前を何かが猛スピードで通って行った。カンナは何事?とした顔をしてサンドイッチを見たら、てに持っている所を残して上の部分が無くなっていた。カンナは「?」と首を傾げていたので、青葉が


「どうしたの?」


「‥‥えっ?うん、サンドイッチが無くなっていたの」


と答えるカンナにヒロは


「‥‥クククククッ‥」

と笑いを堪えていた。


ヒロが笑ったのに気づいた青葉は

「ヒロ君!何か隠しているでしょ?」

青葉がヒロの背後に回って肩をポンと叩いく。


ヒロはビクッとして

「な、なにもないよ」ととぼけた言い方をしたため、青葉に何か勘付かれ


「‥‥ヒロ君‥‥本当の事いいなさい‥‥」

青葉はニコリとヒロの耳元で呟いた。


『青葉さん、ちょっとこわいんですけど』


「‥‥わかった‥‥わかりました、青葉さん、

やったのはあいつらです」

ヒロはそらに指を指した。


「「あいつら?」」

青葉とカンナは空を見上げた。

すると6、7羽の鳥が空を旋回している。


「‥‥あれは?」

カンナが聞いてくる。


青葉は目を凝らして空を見上げ

「‥‥う〜ん‥‥あっ!トビ!」


そう、トビ(トンビ)タカ目タカ科の鳥。最近ニュースにもなった事でも有名。人間が餌付けをしたせいで人が食べている物を盗んで行く。

その際、人が怪我をしたとニュースで言っていた。特にトビは女性を狙うらしい。

竹◯公園にも『トビや鳩に餌を与えないで』と立て看板がある程。


「‥‥で、それを知っててここで食事を‥‥」

青葉が言う。


「‥‥う、うん。」

ヒロは申し訳なさそうに言うと


「‥‥はあ〜っ、今は良かったけどもしカンナに怪我があったらどうするの?」

青葉がきつく言う。


「ごめんなさい‥‥カンナ‥ごめんな驚かせて。怪我とかはないか?」

ヒロは誤るとカンナは


「ううん、大丈夫。‥‥あのトビも可哀想だよね。人間のせいで‥‥」

カンナは空を見上げて言う。


「‥‥ああ、そうだよな。俺たち人間のせいだよな」

とヒロ。


「うんうん、ヒロ君。わかれば宜しい!、で、この償いは‥‥」


「えっ?償い?」


「そう!」


「えっ!‥‥わかりました。今度また何処連れてくから」


「「本当!ヤッター!」」

青葉とカンナは手を取り合い喜んでる。


「今回は‥‥俺のせいだもんな‥‥うん」

ヒロは自分のした事に反省した。

そしてヒロ達は屋根のあるベンチへ移動。

そこで食事をし直すと、竹◯橋と反対方向から大声が。それがヒロ達の方に近づいて来た。









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