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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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ドライブその4

海に面した駐車場(日出の◯門)に着いたヒロは海側に近い(本当に目の前が海)所に車を停めた。

すると青葉とカンナは車のドアを開けて直ぐに海へと駆け出して行った。


「おーい!そんなに急ぐと危ない‥‥‥」

ヒロが言いかけた時


「あーっ!」

とカンナがコケそうになり隣にいた青葉にもたれかかった。


「大丈夫?カンナ」


「あ、うん、大丈夫。ありがとう青葉」

青葉に抱えながら礼を言うカンナ。


ヒロは車のドアを直ぐに開け助けに行こうとしていたが‥‥

「‥‥ほっ‥‥青葉が隣に居て本当に良かった‥‥」


「青葉あー!ありがとなあー!‥‥カンナ!大丈夫か?!!!」

とヒロ。


手を振る二人を見て、大丈夫だったみたいだなとヒロは車のドアにもたれかかると

「うーーーん」と両腕を上げ背伸びをし、


「本当にいい天気だ。風も心地よい風だし、海の波も穏やかだし、言うことなしだな」

ヒロはもう一度背伸びをした。


海はちょうど満潮の時間なのか駐車場からわずかに20メートル程の所まで波が来ていたが駐車場は高さ三、四メートルぐらいの高さの所にあるので大丈夫‥‥‥‥。


「けど風の強い日はここまで波しぶきが飛んでくるんだよな。それを考えると今日は最高の天気だ」

ヒロはそう思いながら海を見ているカンナと青葉の所に行った。


「カンナ、青葉、お待たせ」


「あっ!ヒロ」


「ヒロ君」


「カンナ、青葉、二人ともさっきからじぃーと海をながめてるけど‥‥」


「えっ?うん、凄く綺麗!キラキラして、それがずーっと向こうまで続いているもの」

とカンナ。


「ヒロ君、私前に来た時は海水浴場だったから‥‥けどここの海て‥‥凄く綺麗‥‥」

青葉が海を眺めながら呟いた。


結局二人は小一時間ぐらい海を眺めたりスマホで写真を撮ったりしていた。無論写真を撮る役はヒロだったが。


「二人ともそろそろ次の場所にいかない?」


「「えっーつ!」」

とカンナと青葉。

「けど‥そろそろ‥‥」

「「えっーーっ!」」

「だから‥‥」

「「えっーーっ!」」

「いや‥‥だか‥‥」

「「えっーーっ!」」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥わかりました、もう少し‥‥ね」

「「えっーっ!‥‥‥うん」」


『結局またこの流れですかい』

そう思うヒロだった。








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