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太田君の彼女は妖精さん⁈  作者: 本田 そう
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アクアその2

結局、通称ヨッシの嫁の名前はアクアになった。


ヨッシはあの後ずっとアクアに釘付けになり何を話しても「あー」とか「うーん」としか言わないので仕方なくそのまま、アクアともどもヨッシのアパートに送りましたよ。


で、カンナも一人で留守番させるのはちょっとと思い一緒に連れて行くことにしました。


車の後部座席にヨッシとアクアを乗せたが、ヨッシはまだアクアを見て惚けてますよ。


「よっぽどアクアが気に入った、いや、好きになったんだな」


「妾もヨッシに好かれるのは、悪い気分ではない」


アクアはなんだかヨッシの嫁になれた事に満足そうに、いや、人になれた、う〜ん、あっ! たぶんテレビから出れた満足感かな。てな具合で言ってきますよ。


「ねぇ、アクアちゃん」


カンナがアクアに話しかけるとアクアは


「アクアちゃんのちゃん呼びはちょっと。妾のことはアクアでいいぞ。妾もお主のことをカンナと呼ぶから」


やっぱり解放された事への満足感かな? アクアはニコリと微笑みます。


「わかったわアクア!」


カンナもニコリと返した。

などと会話をしている内に、ヨッシのアパートに着きましたけどね、


「ほら、ヨッシ着いたぞ」


「‥‥‥あ、ああ‥‥‥」


返事はするが、ヨッシ、心ここに在らずて、のですか、ずっとアクアを見てますよ。


「おい!ヨッシ、大丈夫か?たっく、幸せ絶頂のような顔しやがって」


僕は皮肉交じりに言いますよ。


「これじゃあ、どうしようもないからヨッシとアクアを玄関まで送って行くから、カンナ車の中で少し待っていて」


「うん。わかった」


頷くカンナを車に残し、僕はヨッシとアクアを車から降ろすと、ヨッシのアパートへ。


ヨッシのアパートは新築のアパートなので、やっぱり外観はかなり綺麗だ。

ヨッシのアパートもファミリー向けのアパートだが、僕が住んでるアパートとは違い、平屋のアパートだ。部屋は2DKで内、一部屋はフィギュア専用の部屋になっている。


で、僕はカンナが車で待っているので、玄関の所でヨッシとアクアを放り投げて? 戻ってきた。


「待たせてごめんな、カンナ」


「ううん」


クビを振るカンナ。そして 僕は車を出した。


「それにしてもアクア、あのヨッシの部屋を見たらビックリするだろうな」


「えっ?ヨッシさんの部屋に何かあるの?」

カンナが聞く。


「うん、あいつんちも俺と同じ2DKのアパートなんだよ。俺は叔父さんとこのアパートに住んでいるんだけど、ヨッシは趣味の専用部屋が欲しいから前に住んでいた1DKの所から今のアパートに引っ越したんだよ」


運転しながら話すと、


「へぇ〜。趣味の部屋てどんなの?」


興味を示したのか、目を輝かせながらきいてきますよ。カンナが。


「お人形部屋て言うか、ほら、さっきアクアが乗り移った人形、フィギュアがあったよね」


「うん」と頷くカンナ。


「そういった人形がいっぱいある部屋だよ」


「へぇ〜。あの人形がいっぱいある部屋なんだ。なんだか見て見たいな」と想像していっているカンナ。


けどですね、普通の人があの部屋を見たら「これはやばいかも」と思わせるような部屋なのである。


「ま、また機会があったらヨッシちに遊びにいくか?」


「うん」とカンナ。


で、ですね、ヨッシとアクアの事を考えてたら「本当に大丈夫か?」と思っしまいましたよ。


しかし‥‥‥僕は30日間の事が頭から離れないでいた。


(カンナと出会ってすでに4日。あと26日間しかない)


そう思った僕はカンナを見ます。


カンナは何事もないかの様に、車の窓から流れる外の景色を見ていた。


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