アクア
光り出すアクアフィギュア。そして、次の瞬間辺りが白く眩しく光りだした。
僕らはゆっくりと目を開けると、
「‥‥‥ヨッシの前に誰か‥‥‥」
まだ目がぼけてはっきりと見えない。
数秒して視界がはっきりと見えて来て、僕らは驚いた。
「アクア!」
尻餅をついて驚くヨッシの前には、僕らと同じ背格好の美少女が立っていた。
青色の腰まであるストレートの柔らかそうな髪に、胸がたわわと揺れ(実際見るとかなりの巨乳さん)お尻もツンと出ている。身長は160ぐらいか? 服装は、なんでセーラー服?そして、アクアの特徴の頭の右に大きな髪留めのリボン。
「お、お主気づいたか。これがアクアか、これが人か」とアクア(妖精)。
ヨッシはまだ驚いて言葉が出ないでいる。
「カンナ、カンナ。大丈夫か?」
僕はカンナを見るとカンナも、
「ええ、大丈夫よ。それより上手くいったみたね」
カンナはまだ視界がハッキリと見えないでいるのか、目を細めてますよ。
「あ、あ、あ、あ、アク、アクア! 本当にアクアだ!」
体が硬直? いや、余りの嬉しさからか、ヨッシの口調がおかしいです。で、涙を流すヨッシ。
「ヨッシ、感動して涙流してるよ」
けど‥‥‥何かがおかしい‥‥‥僕は腕を組んで、
「う〜ん? 何か変だ‥‥‥」
「何かおかしいの?」
カンナは視界がハッキリと見えて元の可愛らしいお目目で僕を見ます。
「カンナの時はフィギュアの服もそのまま……そうか! 服が違う!」
「えっ?そうなの」
カンナがアクアを見て言います。
「そう!確か青色のドレスだったはず。しかも、もう少しスカートが短く、胸元ももう少しはだけて、どっちかと言えば戦闘服ぽい? に近い感じだったはず‥‥‥」
僕はまじまじアクアを見ながら言った。
「へぇ〜、そうなんだ」
「あれではまるで、どっかの女子高生?だよ」
ハッと気づいた。
「‥‥‥そう言えばヨッシはセーラー服姿のアクアが一番のお気に入りだったはず‥‥‥けど、そのフィギュアは販売はしてない」
ヨッシは幸せそうな顔をしてアクアを見てますよ。
まるで女神様が目の前にいるかの様な顔をして。
「それにしてもこの体は、胸が重いぞ。それになんだこの肩のヒラヒラしたのは。後、足がスースーするぞ」
アクアに移った妖精は体のあっちこっちを触ったりしてます。で、胸を触ったりお尻を触ったりしてるもんだから、
「‥‥‥あの‥‥‥カミナリの妖精さん‥‥‥」
そんなに胸やお尻を触る姿は、目のやり場にこまるんですがねぇ、
「おー、お主はヒロ!そしてカンナではないか。見てくれ! 妾はあのテレビから出れて人の姿にもなれたぞ!」
アクアになった妖精は喜びながらこちらを向きますよ。
「‥‥‥あ‥‥‥おめでとう。しかし、その前に‥‥‥」
幸せそうに惚けてるヨッシの肩を手で掴み揺さぶる僕は、
「ヨッシ!惚けてないで目を覚ませ!」
揺さぶってもダメなので頬を軽くビンタした。
「お?お‥‥‥ヒロ‥‥‥目の前にアクアが‥‥‥」
まだヨッシは、現状を把握出来てないでいますよ。
「ヨッシ、とにかくだ! あいつの名前をヨッシが決めろ!なんて呼べばいいかわからないからな」
「あ?何言ってるヒロ、アクアはアクアだろうが」
ヨッシは、いきなり真剣な表情になって言います。
で、カンナが
「だ、そうよ。いいの名前がアクアで?」
腰に手をやり指を指して、カミナリの妖精に言うと、
「アクアか?妾はべつによいぞアクアで」
頷くカミナリの妖精。
「だそうよヒロ」
「ヨッシ、アクアでいいのか? もう一度言うぞ! アクアで‥‥‥」
僕が言いかけると、キリッとした顔をして、
「いい。いいに決まってる!」
けどですね、すぐにまた惚けてしまいましたよ。
ヨッシは。




