禁忌ノ森
師匠と王都を巡りたくさん買い物をしてホクホクしていた。たくさん買ってくれた師匠のわがままにより、王都に行く前に住んでいた師匠の家にお邪魔することになった。
荷物は師匠の魔術で私の家におくってくれた。いいな、便利すぎる、私には魔法が全くないのでとても羨ましい限りである。
魔女は王都からは力がありすぎて嫌われているらしく、基本は王都にくるのを嫌がられている。普段は人間がこない『禁忌ノ森』で暮らしている。入り組んでおり、魔物も多くいるため、人間は住もうとしない。
たまに冒険者が入ったりするけど。
師匠の後ろ森をさくさく歩いていると、可愛らしい木でできたログハウスが見えてきた。
「師匠薬草とりにいってもいいです?」
「いいわよノエルちゃん。魔物にはくれぐれも気をつけるようにね。」
師匠は家に入り椅子に腰掛けながら、返事した。返事した顔はニマニマしており、全然心配するようなそぶりは見られてないけど。
森なだけに薬草がたくさん手に入るので、薬作りには役に立つのだ。まぁ王都では治癒魔法の方が好まれるからまた冷たい目で見られるんだけどね…。
師匠からいただいたマジックポーチを腰につける。これは魔力が全くなくても使えるので本当に助かる。
さてと行きますか。
あの日から何度も森に入っているから地図は頭に入ってる。
まぁ魔物はなんとかなるかなーっと、一応魔物よけ用の魔石を確認して森の奥へ入っていく。
しばらく歩くとお目当ての月光草の群体が見えてきた。
「ポーション作りにも使うんだよね。」
しゃがんで狩ろうとしたその時、
魔物の咆哮が鳴り響いた。




