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エピローグ

本編は前回で終わりですがエピローグということで。

5階建のビルの最上階。

一番奥の部屋のドアを開けると広めの部屋に黒檀の両袖机とソファがあり、その部屋の主人と思われる男がソファに腰を掛け報告を聞いていた。

テーブルには大量の書類がちりばめられている。


「退職金の振込みを含めた手続はすべて終了していると総務及び経理から報告がありました。こちらが新たな2名の遺体の検案書の写し。以上で報告を終えますがこれらの調査結果もあわせて後日報告書に仕上げ提出致します。」

「そうか。葉一君が無事実家に帰れたのは良かったな。ご苦労さまだったね。椿君。」


椿と呼ばれた女性は言う。

「それはもうやめて下さい。会長。あとこれを見つけたので回収しておきました。」

『会長 柳 由紀夫』と書かれた名刺を差し出す。

「『柳の木』の看板とこの名刺ごときでなぜ人は簡単に私が『柳由紀夫』だと思うのだろうかね。どう思う?三木春子君?」


春子は表情を崩さない。

「さあ。私には分かりかねます。」

「つれないねぇ。ともあれ君が降格人事の対象となったミスは今回の業績で帳消しだ。後で秘書課に戻すように伝えておく。転属通知が届くまで臨時休暇にするから残務処理以外は好きに過ごしてていい。」

春子は立ち上がり姿勢正しく一礼をする。


会長も立ち上がる。

「ただせっかくいい弁護士付けたのにさくら君が自死を選択したのは非常に残念だ。仙斗君の名前で選任していたのを知られたのがまずかったのかな。」


さくらに逆転の一手はあった。

相続資格を失うのは、『故意』で『被相続人』を死に至らしめる行為であるからだ。

すなわち、仙斗が他人の玉水を故意で殺したとしても関係がない。

桂樹を殺したのが自分も殺されると仙斗が信じた結果となればその資格を失わない。

さらに監禁状況下で逃げようとしたさくらが仙斗を刺した結果死亡したのであれば、故意の殺意は否定される可能性もあった。

その両方を実現するにはとても細い綱渡りであろうが。


会長は窓から葉一と出会った公園を眺める。

歩みのおかしい鳩がたった一匹だけおり、弱っているのかよたよたとうろついてた。

それを見つつ背を向けたまま命じる。

「提出書類を作成し終えるまでに葉一君に何かあればそれも併せて報告書へ記載しておくように。」


書類をまとめ終え鞄にしまいながら春子は答える。

「興信所の方にいましばらくの調査継続を指示しておきます。最後に報告書の題名はいかがいたしましょう。」


会長は振り向いた。

「何を言ってるんだい。」

そして若かりし頃と重なるような満面の笑顔で笑う。


「そこはもちろん・・・

     『サンドリヨン』だろ。」


花言葉

さくら「桜」 精神の美、純潔

兼鉄仙斗「テッセン」 縛りつける愛

四谷葉一「四葉」 復讐


黒木百合「百合(黒)」 呪い

三木春子「椿」 罪を犯す女

兼鉄桂樹「月桂樹」 不信

玉水蓮「睡蓮」 滅亡


キャバクラ「ゼラニウム」

   「ゼラニウム」 貴方の愛を信じない

翁惣一郎「オキナソウ」 裏切りの恋


音切爽太「オトギリソウ」 敵意

金田マリ「マリーゴールド」 絶望

小田真希「オダマキ」 愚か


ツツジ(赤) 燃え上がる想い

ツツジ(白) 慎重、節制

スノードロップ 貴方の死を望みます。


キンセンカ 再生


これまでのお付き合いありがとうございました。

深くお礼申し上げます。

評価頂けましたら今後の参考にさせて頂きます。

下にある星をクリックするだけで評価できます。


いやほんとおなしゃすm(_ _)m


会長( ´・ω・)ノ 次回も出たいですぞ

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